スペイン観光 Parte 3 ーバレンシア編ー

5月27日。
外の通りで4時過ぎまで騒ぎ続けている集団がいたので快適になんて眠れるわけがなかった。
ドイツ女子たちは先に宿を発ったが、マドリードやバルセロナじゃないしそう連泊する人はいないよな。自分も8時頃に出た。

ターミナルへと向かうバスが目の前で過ぎ去っていく不運。

では朝食にしようと近くのカフェテリア(Pasteleria)に入った。


ピオノノが来た瞬間にいや、小さい…!と驚いたけど、お洒落だからいいさ。味もエロ美味しかったし。(Piononoはグラナダ県のサン・タフェ発祥の一口ケーキみたい)

入店する前はコーヒーに強いお店だと想像していたが、スイーツがかなり充実していて、これは通えるわ…と。

店を出たらお目当てのバスは既に来ていて、駆け足で移動してなんとか間に合った。

しかしバレンシア行きのバスがどれかわからない。多分BARCELONAと書かれている20番の便で合っていると思うのだが…。

念のためインフォメーションセンターに確認に行ったのだが、次が自分の番となったときに、前の白人のおばちゃんがかなりパニクっていて、英語できる?マドリードに早く行かなきゃいけないんだけど、タクシーを使うしかないのかしら、ああ…!説明手伝って!と助けを求められた。まあ、なんだかんだで解決して一件落着。
それから自分の疑問も解決させた。やはりバルセロナ行きと表示されている便に乗ったらいいらしい。

売店でバス内での飲食物を購入。アロエの飲み物は完全に冒険だったけど、意外にも馴染みある味でイケた。

可愛い。

ポルファボール!ポルファボール!と叫び続けている気が狂った男性が待合スペースをうろつきまわっていたが、生活とかどうしてるんだろうなと気になった。

出発まで時間があってもこのターミナルの始発が多いのだろう。バスがずらりと並んでいた。
しかし自分のバスは多分、スペイン横断ってくらい長距離のバスで、朝早くから、多分セビリア辺りからいろんな地で乗客を拾って、夜中にバルセロナに着く便だと思う。だから出発ぎりぎりに来るだろう。(確証のない予想でしかないけど)

予想通り(?)出発10分前の9時50分頃にバスは来た。昨日アルハンブラ宮殿で見かけた人たちの姿もあった。つまりバックパッカーが多かった。

隣のブルアリア人女性はグループで乗っていたのだが、典型的な(他者への迷惑を気に掛けない)ブルガリア人で、電話の話し声がうるさかった。でも交通機関で電話をしてはいけないというのがマナーではないのなら仕方がない。

1日でいいからバレンシア滞在を伸ばしたい。それができないなら、もう今すぐバルセロナに行って、ヨーロッパを去る間際の友人たちに会いたい。

海外の高速バスの運転手も大型車両とすれ違うときに手を挙げるという発見があった。こちらの方が先なのかもしれないが、知らなかった。ちなみにこの運転手がつけていたラジオではBon JoviのLivin’ On A Prayerなどが流れていた。
しかしながら、スペインのエアコン、特にバスのエアコンは本当に臭うことが多い。長いこと掃除してないんだろうな。

隣が笑っていて気付いたのだが、車内で放送されている人形劇っぽいアニメの性描写に笑った。ク●ニの後に普通にピストン運動始めたし、実写映画以上に生々しかった。
こんなのバスで流すのかよ…と面白がりながらも呆れたが、もしかするとHen●aiの影響を受けてるのかもしれない。

明日行く予定の「芸術科学都市」という観光地のチケットを購入していたのだが、午後のIMAXシアターで何のプログラムを見るか迷った。

12時15分頃にアナウンスがあって休憩タイム。雨の中(サービスエリア代わりの)レストランまで移動。

ここでもLivin’ On A Prayerが流れていたのは笑った。

乗客の中には日本人っぽい顔の東アジア系の女の子が1人いたが、前髪やたらと短い系で、いかにもオリエンタルな服を着て、バナナを食べていた。
この休憩時間でバスから降りない乗客の中には黒人が何人かいた。黒人を見るのは珍しい。日本に観光に来る外国人の黒人率は決して低くはないが、スペインでは露天商くらいしかいないし。

並ぶのは嫌なので、例のCiutat de les Arts i les Ciènciesの電子チケットを購入した。

トルティージャサンドイッチはなかなかに美味しくなかった。バスは13時前に再出発。

この再出発の前に、あるスペイン人のおばさんが運転席の隣に補助席を出して座って、走行中に運転手とずっと話していたのだが、運転手のおっちゃんはおばさんの方をめちゃくちゃ見ながら話すので、目の前で脇見運転されるもんだから本当に怖かった。(誇張なしで10秒あったら5秒は脇見していた)
頼むから女ではなく前を見てくれ…。女が自撮りをする際も前方ではなく(運転しながら)そのカメラの方を向いてツーショットを撮るし、女が見せる写真を見ていて信号が変わったことにも気付かないという場面もあった。ハスキーボイスのその女は下卑た感じで笑い続けていたけど、日本だったら確実に大炎上するだろう。動画撮っておけばよかったな。

隣のブルガリア女性はというと、アイマスクをして大音量でイヤホンから音漏れさせていて、こちらの女性にも引いた。耳と耳がすっげー近くにあるんすけど…。
なんていうか、スペインやブルガリアみたいな個人を重視する国は、もう各々でエゴイスティック力を高めないと生きていけないんだろうな。国民性って怖いわ。

街の黒人率が高かったロルカ付近で見たアルハンブラのような城塞。

ムルシアという街で運転手が交代してようやく落ち着けた。距離的には半分くらいかな。

車窓を見ていて、スペイン南部のお墓は、カミーノ中によく見かけた棺を引き出しのように入れているタイプではなく、土の上に墓標を置く日本のスタイルに近いなと思った。そして十字架の数も多いと感じた。

アリカンテという街からは海が見えた。海の向こうはアルジェリア、アフリカだ。

飛行機より景色があるからいいけれど、17時頃になるとさすがにバスにも飽きてきた。でもあと2時間ちょっと頑張ろう。

一番かっこよかった箇所は撮れなかったが、こんな風にファンタジーの世界感を感じるような風景もあった。

デニアという街のバス停。

どっちにツッコむか的な。

19時頃に進行方向の空に雷雲。やめて。

そして19時40分頃にやっと到着した。バレンシアだ。でもここからだって大変。宿に移動しなきゃ。


セラノスの塔。ただ、デカすぎて対岸に渡らないと写しきれない。

3人の親子とすれ違ったが、子供がとても可愛かった。ママさんもオラーと挨拶してくれた。


ホステルに到着。フロント前にはブランコが吊り下がっていて、女の子がそれに乗りながらインスタをいじっていた。

ほぼ同時に上のベッドの白人の女の子と部屋に入ったのだが、ベッド下の引き出しをどうやって開けるんだろう…と一緒に困っていたら、まず引っ張り出してから炊飯器のようにパカっと開くタイプだった。近くのベッドの子もいたんだから教えてくれてもよかったのに…!面白かったからいいけども。

バスルームはこんな作りになっていた。男女別でこう沢山ある感じでいいんだよ。うん。

1階へ下りると、2人の女の子がソファでアニメを観ていて、雰囲気の良いホステルだと思った。

バスターミナルから宿までの道ではレストランはなかったが、大聖堂に近付けば何かしらご飯屋さんはあるだろうと向かった。
すると前を歩いていたのが、さっきベッドで笑い合った女の子だった。お互いにOh!ってな反応。彼女はオーストラリアから来たテイラー。年齢は同じく20代かな。気付かなかったが、なんとグラナダから同じバスだったらしい。とても長い休暇を取っているのでバレンシアには5日滞在、バルセロナには1ヶ月近くいるとのこと。
チープレストランを探してると言ったら、わたしもとのことで、なんだか一緒に食べる流れに。

ここかなー、いや、ちょっと高いな~的なやり取りをしながら店を探して、Menú del Díaにパエリアがある店を見つけたのでそこにした。写真の左の店。


煙草は後で吸っていたが、お酒は飲まない子なのでなんだか気楽だった。しかもコークを頼んでいたし。

バレンシアといえばパエリアでしょう!また食べたいなあ。

彼女はデイリーメニューは頼まなかったので、デザートを分けてあげた。

ずっと喋り続けていたから会話のすべてを網羅することは不可能だけどいくつか書いておこう。
彼女はインテリアデザインを大学で学んだが、その後の仕事は4つ全部辞めたとかで、お金を貯めては旅を繰り返している様子だった。
日本や南米にも行きたいと言っていた。家族はヨーロッパが好きなので、今回もバルセロナで合流するらしい。いつも休暇はヨーロッパと話していたが、やっぱりバカンスって憧れるなと感じた。日本人の大半はバカンスを一度も経験することなく死んでいくというのに…!
シドニー在住の彼女は、オーストラリア料理には寿司みたいな伝統的なものはないし正直微妙だけど、シーフードだけは最高だと誇っていた。

帰り道の空の色がダークブルーで素敵ねとテイラーは言っていた。

まだベッドメイキングをしてない、あれ嫌い、だとかそんなくだらないことを話しながら帰り道を歩いた。
まさか誰かと一緒にディナーをするとは思っていなかったので、一緒に過ごしてくれてありがとうと伝えた。

宿に戻ってからシャワーを浴びた。テイラーのようにゆっくりしていたいけど、自分の予定はカツカツ。明日も早起きしなければいけない。焦らなくなるのは自宅に帰ってからだろう。


5月28日。
7時になってみんなが寝ている中バスルームへ顔を洗いに行くと、下から届くパンの美味しそうな匂いと、首を軽く寝違えていることに気付いた。

ホステルの朝食。

共用スペース。

それじゃあバレンシア観光へ、と思ったら入り口に集団が…。

サンタ・マリア大聖堂におばちゃんが入っていく姿を見て、あれ、今入れるんだと自分も中へ。

首が痛いので見上げるのは辛かったけど、主祭壇上の青い天井画がとても綺麗だった。

しかし正面ではなく、左側にあった撮影禁止のマリア像の前でお祈りをしている人の方が多かった。その像はとても美しく、 このマリア様は信仰対象として魅力的だと感じた。
その場にいた地元のおじいちゃんやおばあちゃんたちに混ざって、その像の前に座っているだけで癒されるような、あるいは泣きそうな気持ちになった。教会でそんな感情の昂ぶりを感じたのは初めてだった。美しい時間だった。

電話ボックスのような告解室の中では司祭と話している人もいた。罪を告白し、赦しを与えられているのだろう。

それでは次へ。

 
パエリア鍋が売られているのは市場前。隠しきれないバレンシアっぽさ。

はい、「バレンシア中央市場」


スペインの市場にはもう数箇所行ったが、この市場はフルーツや魚などの生鮮食品が多い印象を受けた。それと建物の大きさにも驚いたかな。

フルーツの詰め合わせは2€で満足できる量だったが、途中から練乳が欲しくなった。

マンゴーやグレープならあるけどスモデナランハは10分掛かるとある店で言われたので、別の店で購入した。凍ってしまう手前というくらい冷えていて、果肉感たっぷりだった。

パエリアとオレンジを食べられたのでバレンシア食は満足かな。


次に狙うは「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」 しかしまだ開いていないので10時になるまで待つ必要があった。

室内の灯りが一つずつ点いていくのがガラス越しにわかった。

逆側に回ると教会からパイプオルガンの音が聞こえたので入ってみたが、自動演奏だったし、教会も9時55分に閉めていた。

こちら側には入場待ちの人が十数人いた。

ラ・ロンハ・デ・ラ・セダは城のような外観だが、15世紀に建てられた商品取引所で、世界遺産にも登録されている。

ヨーロッパの建築には雨樋・魔除けとしてガーゴイルの彫刻がよく設置されている。

自分と同じく多くの人がオーディオガイドを聞きながら、まず外周をぐるりと回ってから、再度敷地内に入った。

まあ、感動を覚えるような場所とは違うからね。行かなくても後悔はしないかな。

時刻は10時半。一旦宿に戻ることにした。ムーンウォークするグーグルマップは頼らずに。

大聖堂の横は「エル・ミゲレテ」という名の塔。

スーツだとか普通に綺麗な格好をしている人が煙草をポイ捨てしまくっていて、日本の道の綺麗さって日本人の民度で成り立ってるんだよなと思ったが、そういえばポイ捨てする人は日本にも数多くいるわと思い出した。
煙草をポイ捨てする人間から煙草を奪ったら次は何を捨てるようになるんだろうな。何も捨てないのなら煙草を日本から排除してほしい。

バルセロナでクライマックスを迎えているえりこさんに今から水族館や科学館に行くと話すと、小学生の修学旅行みたいだとdisられてしまった。でも僕は宇宙だとか深海だとかが大好きなのです。チケットも統合されてるしね。

はい、その芸術科学都市へ向かいます。

広い公園だとか、薔薇の橋だとか、素敵すぎる道を通ってね。なんとまあ爽やかな時間だっただろうか。

着いた。いや、デカイな。

芸術科学都市は5つの近代建築物から構成される施設の複合体。こちらは「ソフィア王妃芸術宮殿」で、オペラハウスや劇場として利用されている。

この王蟲のような建物「レミスフェリック」にはIMAXシアターやプラネタリウムが入っている。

左の「フェリペ王子科学博物館」はその名の通り、40,000㎡の広さを持つ科学館。

白いアーチで覆われているような道は「ルンブラクレ」

バレンシア固有の植物などが植えられた散歩道・庭園で、オノ・ヨーコの彫刻なども置かれている。

いろいろと素敵すぎるしなんだかSF感もあるし、科学都市というか、未来都市だな…と思った。

5つ目は「オセアノグラフィック」というヨーロッパ最大の水族館。時間配分は決めてないから適当に、まずはここから見ていきます。


水族館に入ってさ、いきなり水漏れしてたらさ、大丈夫かよ…?ってなるよねそりゃ。これもまたスペインらしさと、ご愛嬌だと思うしかないんだろうけど。

100,000㎡の敷地に、500種以上の生物がいるらしいからね、写真もキリがないよね。いっぱい貼るけどさ。

適当に並べられた日本語。

子供が少なくて、大人たちが楽しんでいる印象を受けた。童心に帰るって大切だ。

なんて思っていたら外に人間のおたまじゃくしが仰山。

13時半のイルカショーに行こう。

まだ時間があるから他を見るよ。

サメの迫力はいまいちだったかな。

ペンギン可愛いペンギン可愛いペンギン可愛い。

ファンタスチックな飾り。

やって来ましたイルカショー。

始まる前なのにこの盛り上がり。



イルカショー自体楽しかったんだけど、子供の盛り上がり方がもうスペインだなと感じられたのが一番楽しかった。幼少期で既に日本人とは遥かに違う熱狂っぷりだったから。
ショーを日本のものと比較するとお話しの部分が長いと感じた。動物をリスペクトしようね的な教えは日本ではあまりないけど。

2時過ぎにもう見尽くしたなと満足だった。2時間滞在だったが、想定していたよりは大きさはあまり感じなかった。悪くはなかったけどね。

近くのショッピングモールでお昼を食べることにした。

マクドナルドのMが見えていたのでマックを食べるつもりで移動したが、他の飲食店も充実していた。でもビュッフェとかは入れないし、ファストフード系はやっぱりマックが一番良さそうだなーと思っていたら、クレープ屋を見つけて、英語メニューも渡してくれたのでその店を選んだ。
でも注文調子に乗ったよね…。これ絶対後でお腹ぐるぐる鳴るやつ…と不安になりながらもなんとかフィニッシュ。2人分の量だわこれは。

次は科学館。

ひよこの孵化環境が整えられたケース。可愛くてずっと見ていられた。



大人でも人目を気にせず楽しもうとする心は素敵だし、見習いたいと思った。スペイン人が楽しそうなのはきちんと楽しもうとしているからなんだ。

説明文の言語が違うくらいで日本の科学館でも見るような展示が多かったが、日本では見たことのない展示もあった。基本的に体験スペースのある科学館はふざけられる誰かと来た方がいいんだけどね。



ウォーデンクリフ・タワーだ。

科学館を出て、レミスフェリックに移動したが、6時からのプラグラムを買っていたのに1時間以上余っていたから、急遽5時からのプログラムも購入した。

並んでいるときに、近くにちっちゃいヘスス君がいて、その子がまあフリーダムで、最終的には「目離さないでよ!」とプチ夫婦喧嘩が起こっていた。

最初に観た方はDream Bigというプログラムで、まあ人類の発見・発展だとかを小さな子供にもわかりやすく映像化した内容だったので、ちょっと寝てた。プラネタリウムとかこういう系で寝たのって初めてだったかもしれない。終わった瞬間自分以外の人も結構寝ていたから、まあ、あれよ。
ヘッドホンのようなオーディオガイドは、スクリーンの説明では英語もあると表示があったのに、スペイン語から変えさせる気がなくてそれも影響したかな。隣の(スペイン人ではなさそうな)白人男性も困っていたし。
前列のカップルが自撮りし始めて、そこから写したら自分もそのアツアツショットに入っちゃうじゃないか!と困ったのがハイライト()

次のプログラムは恐竜もの。並んでいる時点で子供が多いなと感じた。(3Dだから?)7歳児以下はオススメしないという注意書きがあったはずだけど、まあ8歳とか9歳で大丈夫なわけか。

オーディオガイドを渡すおっちゃんは流れ作業でろくに確認はしていなかったが、今度は英語で聞けた。3Dメガネ用のウェットティッシュのパッケージがお洒落。

多分初めて3Dを体験する子供も多かったのかな。大爆笑や悲鳴に近い歓声が上がっていて、ディズニーランドだとかにいる気分になった。大人がいくらShhhhと注意しても抑えきれていなくて面白かったな。
プログラム自体は冴えない恐竜が主人公で、ハラハラドキドキも、ドラマ性のあるストーリーもあって普通に面白かった。英語だから理解できたというのもあるだろうけど。

さて、宿の方に戻るかと外に出たら雨が降っていた。折りたたみ傘を差しても足元が濡れてしまう。


CaminoではなくCaninoだった。ちなみにCaninoは犬の~的な意味っぽい。ペロじゃないんかい。

雨の中また外に出たくないから、帰るまでに食べておきたいと飲食店を探したけど、まだ午後7時過ぎなのでほとんどの店は営業していなかった。

ミス寿司もそう。この前にあったケバブ店に入ればよかったな。先を探すけど。

雨上がりのPuerta de la Mar。


もう何でもよかったのでこのMeeting Pointという店でハンバーガーを食べた。写真は撮り忘れていた。

シャワー後に爪を切れてスッキリできたのはいいが、昨晩だけで虫刺されが4,5箇所増えている気がする。
そしてスペインの灼熱の太陽に焼かれて、くっきりとサンダル型の日焼けができあがっている足。

コンセントは実は頭の方にある方が使いやすいんだけど、昨日テイラーは使っていたから自重して足元の方を使った。

バルセロナの予定を決めようと一瞬考えたが、やっぱりガッチガチに決めるのはなんか嫌だな、ということで気楽に行くことにした。


5月29日。
僕もiPhoneを落とし続けています。寝ているときは逆に落とさないけど。

8時にチェックアウトしたが、その際にフロントの美人お姉さんの谷間がありがとうでしたした。これだけで男性陣からの評価が稼げそうだと思った。男は単純だからね…。

市場前のカフェのワッフルが気になっていたから来たけど、昨日とは違って看板が出ていなくて不安だったから他の店にすることにした。チュロスならもっと座りやすいとこで食べられるだろうし。

「クアルト塔」 こちらもデカい。


バスターミナル付近でチュロスを出してくれるカフェを探したが、どっこもなくて、こうなったら意地でも…!と探し回ったけど、10kgオーバーの荷物を背負いながらでは辛かった。

んで結局見つからないのでターミナルの方に戻って某カフェに入った。

カフェ・コン・レチェはコーヒーは多くて苦かったけど、スモデナランハは美味しかった。

良い声で陽気に歌いまくっているおっちゃんが対応してくれて、全部スペイン語で注文を済ませたら、パーフェクト!と褒めてくれた。奥さんっぽい女性店員の方も代金ぴったりで出したら笑顔でグー!とサムズアップしてくれたし、本当に感じの良い店だった。

それからパン屋兼ミニスーパーで少し飲食物を買ってからバスターミナルへ向かった。

ハローキティーのキャリーバッグを持っていた体重150kgはありそうな女性も乗車を待っていて、ああ…彼女が隣の席じゃなくてよかった…と安堵していたら、まあバチが当たって、同じサイズのおっちゃんが隣に来るわけです。当然体が座席からはみ出ているし、まさか4時間もこの状態…?まじか…と。

この有様でしたけどね、かなり気を遣ってくれているのは伝わったんだ。たまに寝ちゃって意識が飛んだときはどうしようもなかったけど、間違いなく優しい人だったよ。

多重露光です(違います)

車窓からはバックパックを背負って歩く3人組が見えた。カミーノではないと思うが、その可能性も0ではない。
その15分後くらいになんか臭くて、隣のおっちゃんが漏らしたのか…?と疑ったが一瞬だったから、あれだったんだろう。あれ。

バルセロナ空港。(マドリード空港から帰った)えりこさんは日本に無事帰国できたようだ。言っていた通り一蘭に直行していた。

今日もまたとても暑そうだ。

さあ、いよいよスペイン最後の地、バルセロナ。

カタルーニャ独立旗はバレンシアでも少し見たが、バルセロナは桁違いだ。こうして様々なマンションのベランダに掲げられている。

それではバルセロナ観光へ。


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