スペイン観光 Parte 5 ーバルセロナ編ー

6月1日。
スタッフのお兄さんが朝食用のドリンクバーではなく、自販機の方のコーヒーを飲んでいるのを見て、そういうことなのか…と気付いてしまった。あと、自販機にはコンドームが売っていた。そういうことなのか…。

昨日のように電車でプチ遠出をして、ダリ美術館のあるフィゲラスに行くというプランもあることはあったのだが、やっぱり今日はゆっくり過ごそうと変更した。しかしそれゆえどうしようかと悩んだ。なんだかんだで歩くことになりそうなのはバルセロナにいるからだ。
行こうと思えばいくらでも行ける。だがサグラダ・ファミリアは二つとない。正直観光は満腹に近いんだよな。ベルナベウと同じく、やっぱり試合が見たいとカンプ・ノウ見学も行かないことにしたし。

11時頃に出発。 

再び凱旋門。

ホームレス風のおっちゃんとチェスをする若者。

シウタデリャ公園へ。

三頭龍の城はサン・パウ病院の建築家モンタネールの初期作品。

広いは広いけど、マドリードの勝ちだなと思った。


ガウディ制作の噴水は迫力あったけどね。バルセロナは正真正銘ガウディの街だ。

公園内にはバルセロナ動物園もある。

お昼までで一旦閉められたりしたら困るので教会から行こうかな。どうせもう市場は混んでるだろうし。


サンタ・マリア・ダル・マル教会。

どれも写真の質が低くて残念だが、とても素敵な雰囲気の教会だったので、なぜここが無料なのかと驚いた。きっと市民のために開放しているのだろうけど。

黒マリアさんだ。

調律ではないが、12時前にパイプオルガンを試し弾きのようなことをしている人がいたので、何か演奏が始まるのではないか期待した。しかし12時になっても何も始まらず、代わりに団体客が大量に入ってきた。

でも明らかに年季の入っている石の壁から醸し出ている荘厳な空気も良かったし、優れた彫刻も目立つ教会だった。

次はどこへ向かうか。

この店は安くて良い感じの陶器が販売していた。もう要らないけど。

そしてティーショップに入った。

世界中のお茶を取り揃えているお店で楽しかったな。店主が英語を話せる男性で、(プロだから当然っちゃ当然だけど)いろいろと詳しく説明してくれるし、いろんな種類の茶葉を嗅がせてくれた。
抹茶のアレンジ商品を見ていると「オーディナリースタイルはわかるけど、日本人は他にどんな入れ方をするの?」と聞かれて、ホットミルクと混ぜて甘くするのもありかな!という抹茶ティーラテのスタイルを教えたら、それはナイスだ!!と言われた。

結局紅茶とウケ狙いで抹茶のストロベリー味だとかを買った。

それからふらっと入ったTシャツ屋がもう自分の好みにドンピシャだった。ダースベイダーがキッカーで、ストームトルーパーが壁になっているFKの場面だとか、もうとにかく最高で、シュールで、元々Tシャツを買いたかったってのもあるけど、新品3枚と古着2枚を買ってしまった。

これも買った。ネズミ取りに引っかかってるミッキーマウス。ディズニーデートで着て行きたい。

自分がこの店にいるときに、日本人男性3人組もちょうど入ってきた。

これは買ってない…。

首までタトゥーが入った男性店主は見た目はいかつかったけど、話してみると優しそうな雰囲気だった。
女の子が描かれたTシャツのデザインを「これはビューティフルだよね。大衆は理解してくれないこともあるけど、伝わる人には伝わる」と言っていた。
良い店だったな。買い物でこんなにテンションが上がったのは初めてかも。

またまたやってきました例の市場へ。

いろんな果実がミックスされたジュースがかなり美味しかった。どんな組み合わせだったかは覚えてないけど。

レストランはいろいろあって迷うから、宇宙っぽいお店に決めた。

メニューの写真が載ったフォトブックも用意されていたが、順番が違うので探すのが大変だった。

クロケットは普通に美味しかった。

味が予想できるものばかりだから、あえて真っ赤なタコ料理も頼んでみたが、オリーブオイルの味しかしなくて、あれ…もしかして自分オリーブオイルあんまり好きじゃない…?と初めて思った。まあでもこれが最後のプルポだろうな。

出ます。


こんな何気ない路地でもお洒落なお店が沢山あって、たとえ寄らなくても街の魅力として映っていた。

ここが最強の陶器屋だったな。地域ごとに、まるで美術館のように充実した品揃えだった。20%ディスカウントの張り紙があっても、元値が表示されていないのは困るけど。

地下にはワイン等も。

次は女性しか行かないような場所へ。


はい、そうです。某日本人女性のアイデア丸パクリでセフォラに来ました。このショッピングモール(?)の地下は化粧品売り場になっていて、彼女や妻の買い物を待つ暇そう男性と、韓国の美容男子以外は、すべて女性客だった。そりゃそうだけど。
SHISEIDOはほんの小さな売り場スペースしかなかったから、日本のメーカーも頑張ってほしい。

これでお土産購入は完了。時刻は2時40分。一旦宿に帰るとしよう。

今まで楽天がバルサのスポンサーになったところで、どう海外展開するんだ?と疑問に思っていたけど、こういった街中でRAKUTENという日本の社名を見かけまくると、やるやん…と思うよね。
もっとサッカー界にお金を落としてほしい、とこのときメモに残していたが、まさかこれを書いてる今、ヴィッセル神戸にイニエスタ・ビジャ・ポドルスキが揃ってるなんてね。素晴らしいよ三木谷さん。Jリーグのブランド向上にも繋がってるし、他のお金あるチームも見習ってほしいわ。

写真は空港へと向かうエアロバス。なんか空港に向かうバスって無性に好き。乗るかどうかはまだ決めてないがどうしようかな。とりあえずシンガポールにも最後に寄るから完全な帰りの時間ではないというお話。

宿に戻ってしばらくしてからシャワーを浴びたが、お湯は一滴も出なかった。カタルーニャだろうがスペインだろうが知らないが、独立なんて30年早いわと荒ぶった(荒ぶってない)。念のためブースを変えても状況は同じ。
もうあまりに冷たすぎて髪なんて洗えなかったし、なぜシャワー後に汗拭きシートを使わないといけないのかと悲しかった。
他の人たちの絞り出すような声も、シャワーが気持ちいいから出ていたのではなく、冷水を我慢して押し殺している声だったんだ。

おまけにスマホの画面割れで入力候補の最初がほとんど押せなくなったし、せっかく新しいTシャツも出したのに最悪な気分になった。明日以降もシャワーが怖い。最後のクッキーはこんなに最高なのに。

18時前に外に出たが、限られたバー以外は開いている飲食店はほとんどなかった。

しかし肉料理のお店が開いていたので入ってみた。内装がやたらと洒落ている。

スープはまあ普通だったけど、

ハンバーグはめちゃくちゃ美味しかった。ちゃんとした肉を使っているのがわかって、これは日替わりメニューでは出ないわ…と。最初ピクルスかと勘違いしていたポテトも含めて最高だった。

帰りにスーパーに寄ったら、レジにいたインド系の母親が抱いている弟君が涙をボロボロ零して泣いていて、お兄ちゃんは外にいた。いったいどうしたんだ…。

カタルーニャ美術館の近くである有名な噴水ショーは、明日だけは音楽無しらしい。なんとまあ不運な…。翌日に行ってもいいけど最終日だから早く寝たいしなあ…。

長いトランジットとなるシンガポールについて、事前に調べていたことを復習して、少しだけ新たに情報もゲットした。まあ、かなり適当だけど、なんとかなるだろう。


6月2日。
3時頃に3人組が部屋に入ってきて、自分の上のベッドをメイキングしたり、振動でプラグがコンセントから抜けたり、話し声も普通に抑えないし、当然起きた。ほとんどの人が遠慮してつけないライトもつけっぱで作業するし、自分以外の他の人も起きてしまっていた。宿選びは気をつけないといけない。こんなの運だけど。

トースターの順番待ちが起こっていたというのもあるけど、自分の前のマルティンのトーストをひっくり返してあげた。その前に隣空いたよって教えてくれたしね。
アジア系なのかヨーロッパ系なのかわからない不思議な外見の黒髪の女の子がいて、その子も待ってる感じだったから、使う?と彼女の分のスペースを開けて同時進行になって、少し話した。主にシャワーについての不満を。

部屋に戻ってから程なくして誰かのアラームが鳴り始めたのだが、アラームで起きれない人がアラームをセットするのはマナー違反だと思った。電気がピリッと流れるリストバンド型だとかを買うべきだ。
全然起きないからジャングルで聞こえてきそうなジャンベ音がずーーーーっと鳴り続けていたし、8時半になると他の人のアラームも混ざって、カオスなアラームセッション状態になった。いや、起きろよ…。多分30分ぐらい鳴り続けていたと思う。10分でいいからまた寝たかったけど、この環境じゃ無理すぎた。

残り少ないバルセロナ観光へ、今日も。

カタルーニャ音楽堂に到着。

リタイア世代の日本人3人もちょうど来たが、外観を見ただけですぐに他の場所へ移動していた。

ガイドツアーの集合場所はカフェ付近。徐々に増えていった自分と同じ目的の人々は、白人多めではあったが、日本人女性2人を含めるアジア人もいることはいた。

10時からのイングリッシュツアースタート。

最初はスクリーンに投影される超高画質の紹介ビデオを鑑賞。

それからはクリスティーナのガイドを聞きながら建物内を回った。

コンサートホール。日本人女子の「劇場感がすごい」という声が聞こえた。

寒くはないけど、まるで魔女の乳房のようだ。

クリスティーナが「パイプオルガンの音聞きたいですよね?それじゃあ」とリモコンをピッと押すと自動演奏が始まった。できれば人力の演奏が聴きたかったが、時折笑いも織り交ぜたガイドで楽しかった。


3階の客席。きらびやかだ。


今回は見学ツアーだったけど、実際にコンサートを見るのもアリだと思う。

このバーに寄ったら、中華系店員のお店だった。

んでチュロスが…小さいし…、スペイン人ではない移民の店員って英語で値段を言ってくれないことがたまにあって、このときもそうだった。

一旦宿に戻る直前、近くの通りを子供たちによるちょっとしたマーチングバンドが行進していた。

正午前の部屋には寝ている人が3人ほどいたが、自分もそこに加わって2時頃まで寝ていた。
目が覚めると飛行機のウェブチェックインを済ませた。もうバルセロナ滞在も48時間を切ったんだなと感慨深くなりつつ、ふとラーメンが食べたくなった。

とりあえずカタルーニャ美術館へ。結構な空きっ腹にクッキーと美味しいわけではない炭酸のドリンクを入れたからなんだか少し気持ち悪い。

まーた窓が汚い。トンネルを通るフニクラだから問題はないのだろうが。

景色を期待しちゃうポジションに行く人がいたけど、ほとんど景色は見られないと事前に知っていたので自分は座っておいた。

モンジュイック到着。

ミロ美術館。寄らなかったが、伊東深水展が行われていた様子。

公園を抜ける。

どこからどこまでを指すのかはわからないが、この辺りはモンジュイックの丘。昔のカタルーニャ語で「ユダヤ人の山」という意味らしい。

今となってはバルセロナにいた時間がとても懐かしい。

そしてカタルーニャ美術館。略称はMNAC。


マジカ噴水と、その奥がエスパーニャ広場。

土曜日の15時以降は無料なのは知っていたが、その無料のチケットを受け取ることもなく、そのままの入場だった。バックパックは預けなくていいけど鑑賞中は前に持ってねと言われただけで。

なんかパンフレットみたいな物ないかなーとインフォメーションコーナーに行ってみたが、アプリでご覧くださいってな話だった。隣の白人の女の子もちょうど同じ対応をされて、紙のはないっぽいねと。

ゴシック・ロマネスク・バロックから。 

なんかいっぱい撮っちゃったからいろいろ貼ります。当然無音カメラなんで許してください。

The Last Cookieが見るThe Last Supper。


あまりグッとくる絵はなかったが、やっぱり美術館って楽しいわと思うのと同時に、もっとバルセロナの他の美術館も回っておけばよかったなとも思った。

斬首だとか眼球に突き刺さってるのだとか、かなりグロめの絵画もあったが、こういった古い西洋絵画はどうしても題材=神・宗教という縛りがあるように感じて、正直数観ると飽きてはくる。(需要的に仕方なかったのだろうが)
そう考えると、例えば春画だとか、日本はある意味、芸術的にとても自由な国だったのだと感じられる。鎖国してても開けてますよ。そりゃ独自の文化が広がりますよ。

「クレオパトラの死」

男がおっぱい触るときはだいたいこういう顔。外面は取り繕っても内心はだいたいこういう顔。

次はこちらのロマネスクだなと入ろうとしたら、入り口にいた女性スタッフに(自分が持っているのは小さなものなのに)バッグをロッカーに預けろと追い出されてしまった。
ええ…じゃあ最初の入場のときから言っといてよ…と不満ではあったが、仕方ない…預けるか…とクロークルームに向かおうとしたら、自分よりかなり大きな荷物を持った白人女性がやって来て、その女性のことは何も言わずに通していたのを見て、いや、それはおかしいと。
どうせ迷惑な中韓客のせいなんだろうけど、これ人種差別じゃね…?と悔しくなって、自分より大きいバッグを持った新たな女性が来るのを待って、何食わぬ顔でその女性の後ろについていったら何も言われなかった。やるなら徹底せんかい。

この人たちではないです。

残った壁画を部分的に展示している。

アラブ系の男性が作品に手で触れる光景を目にすると、いやまあ…白人以外が信用ならないのはわかるけども…と複雑な気持ちに。2階ではインド系カップルの彼氏も額縁をぺたぺた触ってたし。

例のマリアさん。

階段を上がる。

うん、何だかんだ最近のアートだよね。歴史を感じるものもいいけど、やっぱりここ150年くらいの絵画が断トツで親しみやすい。

これはあれだけども。


これもあれだけども。

エジル…ここにいたのか…。犬まで連れて…。

スペイン人画家で誰が一番好きかを問われたら、僕はマリアノ・フォルトゥーニを挙げる。
この絵のタイトルは「オダリスク」


ではジャポニズムでも。


Eduardo Chicharroの「着物を着た女の横顔」

安定の印象派。この一番右の絵に惹かれた。

バルセロナ出身のLaureà Barrauによる「孤独」

二度と会えないかもしれないのは絵画だって同じ。この瞬間を大切に。


パート2いきます。

はい、ミュシャ最高。

シスレー本当どこにでもいる。

かっこいい。

撮りすぎて反省してる。でも仕方ない。

ガウディコーナーもありましたよ。


またまたガウディ。

作品数が多かったので、特に興味が湧かない絵もそりゃあったんだけど、素晴らしい絵も沢山あって楽しかった。

まあ、モダンアートもここまで近付くとふざけた絵みたいになるんよね。嫌いではないけど、シュールなだけなのが多い。

性病に苦しむテイラー・スウィフト的な。

ピカソ。


おしまい。

次はロープウェイに乗って、

モンジュイック城。

29歳以下は3€。受付近くではジャルジャル福徳と同じ顔をしたアジア系女子がカミーノTシャツを着ていた。

監視塔から始まり、要塞を経て、今はバルセロナの街が一望できる展望台。

サグラダ・ファミリアでもモンセラットでも見た日本人3人組がまたここにもいて、もはやくすぐったかった。30代の夫婦とどちらかの母親がついてきましたみたいな3人組。


港の奥には空港や飛行機が見えた。あの場所から自分もまたヨーロッパを飛び立つんだなと、日が傾くのを感じる空の下で名残惜しかった。

バスに乗るつもりだったが、降りてくる客はいても乗り込むことはできなかった。キスしまくってるレズカップルはいたというのに。

じゃあ歩こう。今日はまだ11kmしか歩いてないし。

オリンピックスタジアム。自分が生まれた一週間後に始まったバルセロナオリンピックの会場。

中には入れなかったけど、覗けただけで満足です。

なぜか焼き芋の匂いがした夕方。

バスをまた逃したから歩いて移動。

逆走ぅー!!

何やらイベントが行われていた。土曜日というのもあって人が多い日だったし、やたらとチュッチュするカップルを見かける日でもあった。

噴水ショーはシンガポールでも見るからいいや。

大道芸と猫。

今はショッピングモールとして利用されている元闘牛場。

理由はわからぬ交通規制。

そしてラーメン屋に来たが、行列ができていた。ヨーロッパでラーメン人気すぎない?他に行列のできる飲食店なんてほとんどないのに。

このスキンヘッドの怖めの男性店員が、自分の前に並んでいた日本人ではなさそうなアジア系女性の肩を抱いて店内へと連れて行った。1人席?カウンター?なら空いてるのかな。自分も早く連れて行ってほしい。でも肩は抱かないで…と思いながら、何ラーメンにしようかなと考えていた。

待っている間に現地に住んでるっぽい日本人(妻+スペイン人の夫とハーフの息子)家族も来たし、なんと、グラナダーバレンシア間のバスで一緒だったオリエンタル女子も来た。白人の女の子と一緒に来たのでホステルで知り合ったとかなんだろうな。面白い。なかなか進まない行列だと気付いてからどこかへ去ったけど。
それから日本人夫婦も来たけど、なんていうか、スペインにあるラーメン屋に並んでる状況って考えてみたらわけわかんないよなと思いつつ、日本にある有名店でもなかなか来られない場所にあるなら並ぶだろうし、食べ終える頃にはサグラダ・ファミリアのライトアップが見られるかもなとポジティブシンキング。

40分ほど待ってやっと入れた。席はカウンター席で、結局前にいた女の子の隣だった。

日本人客が来たことに気付いた日本人男性店員が喋りかけてくれたのに、注文の対応をしてくれたのはスペイン人(?)で笑った。

料理は根性Tシャツ。

おにぎりはこんぶと見せかけて、チャーシュー。

煮卵を追加したみそラーメン。れんげをテーブル直置きはびっくりしたし、煮卵はもうちょい煮ててもいいと思ったけど、かなり美味しかった。ヨーロッパで食べるラーメンにしては~とかじゃなくて、日本でも結構人気出そうってくらいに美味しかった。

お味どうですか?大丈夫ですか?と例の店員さんが話しかけてくれた。その彼に(アイスと変わらない値段だったので)抹茶トリュフを頼んだが、在庫がないってことで結局抹茶アイスになった。ってか日本語を話すのは何日ぶりだろう。最後えりこさんがカツカレーを食べてたとき以来か。

支払いは白人女性店員だったが、日本語がちょっとできる様子で、またおまちしてまーすと最後に声を掛けてくれた。
最後にあの日本人店員に会釈でもしたかったんだけど、忙しい感じだったからできなかった。まあ、バルセロナなら日本人客なんていくらでも来てるか。

「らあ麺屋 ひろ」さんでした。

点灯する22時にはギリギリ間に合いそうにないが移動。

やっぱり間に合わなかった。でもいいんだ。こんなにかっこいい光景が見られてるんだから。

昼の混雑っぷりとは大違い。実はスられそうになったけど。

池の水面に映るサグラダ・ファミリアも見事だ。

これでしばらくは見納めかと思うと切なくなった。素晴らしかったよ、サグラダファミリア。

夜も遅いので帰り道は男女問わず酔っ払いだとか変な奴が多かった。でも交通機関を使わずに帰れるのはいい。サグラダ・ファミリアのための宿へと戻るだけだ。


ホステルに戻るとキッチンで韓国人家族が自炊をしていたのだが、父親の近くに行くとめちゃくちゃ大便臭がして困った。

でもシャワーは温水が出たので助かった。部屋に戻ると消灯の時間だったが、完全に寝ている人は1人もいなかった。サタデーパゥワ。

ラーメン屋で久しぶりに日本語を話したと思ったが違った。カサ・ミラで少しだけ中国のあの女性と日本語で話したことを思い出した。

例の韓国人家族(両親+娘)は同部屋だったが、両親も結構良い年なのに、家族でホステル宿泊って凄いなと思った。カミーノ後なのかな。
この家族は12時を過ぎても動画を大音量で流していてさすがだ…といつもの呆れ。もうこれ以上中韓のこと書きたくないというのに、溢れるように湧いてくる。

明日の天気予報を確認したら雨だったので、ライトアップを見といて正解だった。噴水もやめておこう。悔しさはない。噴水も夕暮時の悪くない時間帯に行けてよかった。今夜がクライマックスだったんだ。
明日はピカソ美術館に行って、バルセロナ観光は終わりかな。あ、日本に帰ってもなかなか食べられそうにないチュロスも食べておきたいな。もっと早くに調べるべきだったのだが、人気店もチェックしたし。


6月3日。
今朝はジャングル音とロック曲のコラボだった。
朝食の時間(9時までだったかな)は決まっていて、その時間の終盤(8時半)になるとこんなに混んでしまう。食べ終わってお皿を洗うのにも待ちの列ができていた。

11時くらいまでまた寝ていたが、マルティンも似たような感じだった。彼はパソコンを扱っている姿を見かけるので、そういう仕事をしているのかな。

12時過ぎに共有スペースでSmoke On The Waterが流れているのを耳にしながら外へ出た。傘を差して歩いていく。

Xurreria Laietanaというお店。

そう広くない店内は満席だったので、危うく立ち食いになるとこだった。

揚げたてで砂糖もちゃんとかかっているからそのままの状態でも充分美味しくて、正直チョコはいらなかったかもしれない。いや、本当に美味しかった。さすが人気店といったところかな。これがチュロス食べ納めだったとしてももう満足だ。

目の前でチョキンチョキンと長い状態のチュロスを切って、油の中に落としていく調理風景も見られた。


次の場所へ。

ピカソ美術館の入口前激混みだし、

なんとチケット完売ということで入れなかった。第一日曜日は無料というお得さが、逆にこの状況の原因になったか。そりゃ雨だと屋内に集まるよな。
まあ、こんなときもある。絶対に、何が何でも行きたいという美術館ではなかったから、気持ちを切り替えよう。

といってもこの調子じゃ他の美術館も多いだろうから、スーパーに寄って飲み物でも買って、ホステルに戻ることにした。









午後2時頃に豪雨になって、吹き抜けから届くその雨音にマルティンもびっくりしていた。
明日空港へはバスで行こうと考えていたが、雨が降っていたら困るから電車で行くことにした。まあ、バス乗り場に比べたら距離が近いとはいえ、駅までも雨は困るけど。


旅の終わりまで残り数日という感覚はないな~なんて思いながら、いくらでも交流はできたけどそういう気分にもなれず、ただのんびりと過ごしていた。多分早く帰りたいは帰りたいのだろう。

だるかったけどスペイン最後の晩餐へ。早めに済ませておけばその分シャワーも早く浴びれるし、荷物整理もできる。外に出ると雨は傘がなくても平気なくらいに落ち着いていてラッキーだった。

パエリアはやってる店だとわかってるけど、最後に食べたくなってトルティージャはある?と聞いてみたら、メニューを見せてくれてあることを確認した。 もうほぼ店の中に入った状態だったけど。

寿司もあった。頼んではいない。

普通のトルティージャではなくて、シュリンプトルティージャということで、完全な別物感はあったが、そこそこ美味しかったから良しとしよう。

男性店員はインド系っぽいし、女性店員は中華だから、探していたスペイン人のお店じゃなかったけど、この辺りはアジア人多すぎだから仕方ない。彼らもこの街で頑張って生活してるんだ。
頼んでいないのにWi-Fiのメモを持ってきてくれたり、この午後6時半前にレストランを開けてくれているということだけでありがたい。

と見せかけて、パエリアは無駄にでかくて、味はこの前の方のが遥かにマシだった。量より質にこだわってほしい。

店に入るときは中に客がいるのが見えたけど、店を出て、確実に人気店ではないなと理解した。宿を出るときにカップラーメンを食べている人を見かけて、その人に値段も味も敗北感を感じたが、これも旅の面白さの一つだ。ハズレを引くっていう。
店を出た19時頃に、めちゃくちゃ素敵なメロディがサグラダファミリアで聴けたから不満はない。

満腹だったのにチュロスはテイクアウトしちゃう食い意地。

普通のチョコやクリームは味の予想がつくから、パイナップルとホワイトチョコにした。

帰り道、黒ラブを散歩させていた女性が、犬のおしっこをペットボトルの水で流していた。その行為すらしない人がいるから街中で臭ったりするのかな。

観光に移ってから食事の面でちょっとお金を使い過ぎた気がするけど、でも宿はある程度安くしてるわけだからプラマイゼロかな。

シャワーはそれなりに温かいお湯が出たのはいいが勢いがなかった。最後の方はちゃんと出るようになったけど。浴び終えるとシャンプーとボディソープを捨てた。お疲れ様。
荷造りをして片付いていく荷物を見ていると、ああ、帰国するんだなと感じたし、カミーノ中のいくつかの想い出も蘇った。こうして落ち着いて整えられる時間が作れたという意味では、恵みの雨だったのかもしれない。
明日は順調に移動できることを願うのみだ。シンガポール滞在がどうなるかはまったく予想がつかないが、どうなるにしろ1日経てば家に帰れるという安心感がある。

またいろいろとうるさい夜だったが、そんなには気にはならなかった。今夜で最後だったから。


6月4日。
6時50分前、今朝はピアノアラームで起きない奴がいて、誰だ…?ジャングル野郎がメロディ変えてたりしないだろうな?と疑心暗鬼から統合失調症になりそうだった。案の定全然起きないし。
出発の日が晴れでよかった。

空港へ向かう。

めっちゃ乗ってるやん…と車内を見て驚いたが座れてよかった。切符を買うときに一緒だったブロンドの女の子が隣に座った。

空港到着。眠たいから早く飛行機に乗ってしまいたい。


ターミナル1へはシャトルバスで移動したが、満員の人の熱気で蒸し風呂みたいだったし、想像以上に遠くて、重たい荷物を持ったまま、立ったまま、何度も揺られて大変だった。


保安検査場のボディチェックが厳しくて、いろんな人がひっかかりまくっていて、まさかパスポートとチケットとハンカチを入れたほぼジャージだけの状態で自分もひっかかるとは思っていなかった。
靴も脱がされている人が多かったけど、ヨーロッパの大きな空港の宿命かな。グランドスタッフが鼻ピをしてるのは日本ではありえないから面白かったけど。


VIPラウンジとは大違いのカフェの行列。並ぶ気も失せる。

2.2€余った硬貨を使い切るためにいろいろ探したが、スナック菓子は手持ちがあるから要らないんだ…。

ってことで2.15€のジュースを買った。2¢1枚と1¢3枚が余ったが、まあ限りなく成功に近い妥協。

シンガポールには着いたらテンションが上がるだろう、きっと。

機内に乗り込むと、隣の席2つは20代後半くらいのカップルだった。もう初っ端から全力でイチャついていて、キスしたり、おっぱいを触ったりしてたんだけど、2人で密着してるから、逆にこちらのスペースができてありがたかった。

ふと見たWi-Fiのネットワーク一覧。

12時5分バルセロナ発。シンガポールへは午前7時着予定。

さよならバルセロナ。さよならスペイン。さよならヨーロッパ。さよならカミーノ。

ランチ。


地球全体が聖地に感じるような、どこも尊く感じるような、そんな感覚。

太陽の光が差し込んでいたのでブラインドを閉めるようにとCAに言われ、それからは読書灯をつけて「星の巡礼」を読んでいた。
出発前にはどの町も馴染みがなかったが、今は違う。本の中で登場してくる地名に合わせて自分が撮った写真を見返していると、思わず笑みがこぼれた。再度読んでも本自体はそんなに面白いわけじゃないのに。

自分は窓際なのでトイレのタイミングどうしようかなーと考えていたら、寝ていた彼女が起きて少しいちゃついた後に彼女がトイレに行って、こういう片方が立ち上がったタイミングだと行きやすいよなーと見ていたら、彼氏の方が行く?と声を掛けてくれたからスムーズだった。優しい男だ!ありがとう!おっぱい好きに悪い人は…いるかもしれんが、良い人はいる。
トイレ付近ではこっち空いてるよと教えてくれる肌が黒い女性もいたし、優しい世界を感じた。

残念ながらこの機内ではあまり眠れなかった(スペインの時間だと午後9時にもなってなかったから仕方ない)。でも、もう夜だよな外は、と少しブラインドを上げて窓の外を確認してみたら、宇宙から見たナイル川のように、ジャイプール辺りで一本の光の道が見えて感動した。写真には写せなかったけど沢山の星空もはっきりと見えたし 、他の国ももっと行ってみたいと思った。うん、訪れたい場所が沢山ある。

全然知らなかったんだけど、シンガポール航空はカップラーメン(例のTAKENOKOみたいなやつ)やスナックが機内サービスで無料だった。あ、いいなー。頼めばよかったなーと思ったが、まあシンガポールに着いたときに苦しいのもあれだしと我慢。

到着まで残り2時間を切って、ホットタオルの後に朝食が運ばれてきた。

しかし今までほとんど揺れてなかったのに、朝食のこのタイミングで揺れ始めて、一度シャレにならないくらい激しく揺れたときにCAさんが転倒したし、自分はジャムを開けるのに失敗した。
その後もしらばくCAがまったく動けないくらい揺れていた機内で、彼女は彼に近付いて、彼は彼女を抱きしめて、僕は彼女のお茶がこぼれそうなことを心配していた。
それとモニターの電源を落とそうと思ったら、ちょうど揺れて、指がぶれっぶれで押せなくて笑った。隣はキスをしてるというのに。

空が今まであまり見たことない色に染まっていたが、この写真じゃよくわからない。
さあ、シンガポール初上陸の時間は近付いている。

東南アジアへ抱くイメージ通りのマングローブっぽい木々で覆われた土地を見ながら、今日も写真を数えきれないほど撮るんだろうな、と思った。


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