何から書こうかどのくらい書こうか迷うけど、47都道府県全制覇の最終章的な旅について書きます。
最後の最後、夜行バスで喉やられちゃって、今死ぬほど痛いから、ぼちぼちと。
日付は7月21日。朝の福岡空港から。ドトールで高まりがちの気分。旅モードのスイッチを押してくれるかのようなかぼちゃタルト。
天気の子を観た直後に雲の上に行けるのはよかったけど、正直雲以外はほとんど見えなかった。
でも隣に座ってた少女が可愛くて癒やされたんだ。自分が窓際の席に行くときにお母さんの真似して通路まで出てきてくれて笑ったし、CAに貰った積み木で遊んでたりね。
はるばる来たぜ東北。東北で残しているのは秋田、山形、福島だけど、まずは太平洋側から攻める。
牛タンで腹ごしらえも大事なんだ。重なってry
この私のずんだシェイク依存症を治すには、博多駅にずんだ茶寮を常設するしか方法はない。
笹かまぼこはそんなに美味しくはなかったけど、仙台空港だけでいろいろ食べちゃってかなりお腹を膨らませた。
それから仙台駅まで移動してきて、
懐かしきペデストリアンデッキ。高校生のときにも歩いた。
ホテルの短冊。
チェックインして、バックパックを下ろして一息。
そして楽天生命パーク宮城へ。
完璧なタイミングでの東北開催だったもんでね。
屋外球場で野球を観る機会なんてほとんどないし、貴重なビジターだし、雨も降らなかったので(最初ベンチは濡れていたけど)楽しい時間になった。
近くの男性が食べててつい…。
ハリーがめちゃくちゃ至近距離まで来たのに良い写真は撮れなかった。
でも試合結果は4-2でホークスの勝利。やっぱり勝利と敗北では試合後の足取りも大違い。勝利の女神として大型連敗を止めてきた。(旅で観れない間また負けまくってたけど)
日付は変わって7月22日。参議院選後の雨の朝から。
18きっぷの旅の開始でもある。東北本線から。
一関駅で乗り換え。
今回は乗り換え時間が長いことが多々あったので、こうして駅の外に出ることも多かった。
久しぶりに東北を走る電車に揺られて、その車両の中や駅にいる高校生を見ていると、自分が高校生のときに出会った子も元気にしているかなとか、もう結婚して子育てをしていたりするのかもしれないなと思った。
広大な田園風景や長い停車時間もまた懐かしく、9年前の記憶と照らし合わせるように車窓を眺めていた。まだ自分はこんな風に感じられるんだと嬉しさに近い感情もあった。
もう会えないだろうけど、もう話をすることもないだろうけど、元気でいてほしいな。
平泉到着。
レンタサイクルでまずは毛越寺へ。
本堂。
浄土庭園。
曲水の宴が催されていた遣水。近くにいたおっちゃんが「これは仏教行事に使われていたとこだね」って言っていて、まあ、うん。そういうときってあれだよね、うん。
そして中尊寺を目指す。思いの外、坂があって、真っピンクだったけど電動の方を借りてもよかったなと。
でもレンタサイクル自体は大正解だった。各観光地に駐輪場もしっかりと整備されてあったし。
参道を進み、
本堂。金色堂は本堂ではないよ。
こちらが金色堂。写真撮影は禁止だったけど、本当に黄金でしたとさ。覆堂で守られているのも大きい。
東北にはまだ紫陽花が沢山残っていた。そんな紫陽花を見ながら、この辺りの冬の積雪は結構なもんなんだろうなと思ったり。
お蕎麦とか美味しそうで惹かれたけど、時間に余裕はないのでまた電車に揺られ、盛岡駅で田沢湖線へ乗り換え。
こういう観光客向けメニューはナイスアイデアだと思う。案の定時間はなかったけど。
そして田沢湖駅に到着。
実は電車到着の1分後に出発する田沢湖一周バスがあって、それに乗れたら主要地点で散策タイムもあるし、あれだったら遊覧船も乗れたんだけど…
まあ、全力で走ったところで普通に間に合わず、連絡しているわけではなかったバスが発進するのをホームで見送り、観光情報センターでバスのチケットだけ購入して、宿のチェックイン時間もまだなので、しばらく次の便を待っていた。
…?
そして16時20分発の散策タイム無しの周遊バスに乗り込んだ。
広さは日本で19番目だが、深さは日本一の田沢湖。(最大深度424.4m)
その深さゆえに、とても綺麗な色の湖だった。
このバスも一応周遊バスなので自動音声のガイドは流れていたし、そういう決まりなのか、ほぼ終始1人だった乗客のためのサービスなのかは知らないけど、散策場所になっていた地点では少し停車してくれたので助かった。
その一つが、辰子伝説で知られるたつこ像。
もう一つが御座石(ござのいし)神社。
正直どちらも何十分もいるようなとこではなさそうだったし、降りてご飯を食べる場所も時間的に厳しかったので、これで良かったのかもしれない。観光バスでぐるっと景勝地を見たってことでね。
ってことで秋田県クリア。残りは3県になった。
明日は大曲方面に進むつもりだが、6時38分の次は9時36分という狂気的な時刻表。宿のチェックアウトは9時で、時間を潰すようなとこもないから、選択肢がない…。
秋田猫。美しい。
はい、今日の宿は「憩いの宿 森湖休」
もうこういう宿本当最高だよなと部屋に案内された瞬間に感じた。ビジホもなんかワクワクしちゃうけどさ、たまんないよね。
宿のおかみさんから明日の出発時間を聞かれて、18きっぷですか?という話の流れで電車の時刻の話になった。この辺りに住む人は電車での通勤通学は6時台しか選択肢がないと。大変だ。
この日宿泊客は自分以外には夫婦が一組だけだった。女性の方は柴田理恵を太らせたような見た目。
向かいのビルは夜のお店の看板が並んでいる。今は錆が目立つが、かつては栄えていたんだろうか。
きりたんぽ定食。食を通じてその地に触れるというのもまた味があるよね。食だけに。
夜にスナックから少し声は届いていたけど、繁華街ってわけではなく、飲み屋が何店舗かある程度だったので、比較的静かに過ごせてよかった。
どこか遠くで鳴いていたひぐらしの方が強く印象に残っている。
では次は山形へ。