7月24日。
ホテルが変わった朝食付きというか、おにぎりバーなるものが用意されていて、おにぎり3つまで+味噌汁等を頂いた。
そのおにぎりバーは、カウンターにいる女性2人のうちどちらかに具を頼んだら、握ったあとに座席まで持ってきてくれるというシステム。
どういう流れかは知らないけど(多分気が利くとかそういうのだと思う)、片方の女性が宿泊客のおっちゃんから「うちのかみさんとは大違いだよ!」と言われていて、人妻が久しぶりに見せた女の顔ってな表情がそこにはあった。まあ、60代くらいの女性なんだけども。
駅ではスタバに寄ったが、時間的に多分エレベーターでしか行けない場所にあって、下の階に行きたいおばあちゃんに譲るというやり取りがあった。朝から一善。桃はもう飲んでいたので抹茶。
仙山線で一旦仙台へと戻った。車窓からは昨日行った立石寺も見えたし、水墨画では霧がかかっているような渓谷でなんとカモシカの姿も確認することができた。じっとこちらを見ていてまるで目が合ったようで、いや…すごいな東北…と感動した。
仙台だからってまたずんだシェイク飲んで!!!!ずんだだらけなんだからもう!!!!
でもなぜかずっと食べたかった餅も食べられたし、もう思い残すことはない。しばらくはずんだシェイクも飲めないかもしれないけど、やりきったんだ(満足)
東北本線に戻って、福島駅。
こんにちは侍会津。東北ラストの県。
磐梯山はそりゃ見えたけども、観光を諦めた猪苗代湖の近くを通ったのに、車窓から1秒も見えないという現実は悲しかったな。一目でいいから見たかった。
そして会津若松駅。
駅前のホテルに荷物を預けてから周遊バスでまずは飯盛山へ来た。白虎隊が自刃した場所。
さざえ堂。
上りの道と下りの道が完全に別の通路という画期的な二重螺旋階段の建築。
どこでお賽銭を入れても必ず一階に集まる作りってのはブラタモリで得た知識。
白虎隊十九士の墓。
ここは隊士が自刃した場所。最後の真相が何であれ、激動の時代の中で命を散らした若者たちに手を合わせた。
ここに来てからずっと雨が降っていたのだが、飯盛山参道を離れると雨が止んでいて、まるで白虎隊の涙みたいだなと少しだけ思った。
一応資料館にも行ったけど、時間の余裕はあまりないのにわざわざ行く必要はなかったかな。個人が借金をしてでも始めたという経緯があるらしいので悪く言うつもりはない。
昨日の反省から、たとえ観光地の魅力的な食べ物でも間食はしない!と決めていたのに、バスの待ち時間があったので食べてしまった。ってかソースカツが会津名物って知らなかったな。福井のイメージ。
周遊バスには右回り左回りで2種類あるけど、こちらのハイカラさんのがハイカラでイケてる。
続いてはお城へ。時間がないのでかなり駆け足気味の移動。
でもお城の近くにファンシーなラブホがあったからつい撮っちゃった。
そして鶴ヶ城こと会津若松城。
入場締切もギリギリだったし、閉館も迫っていたので展示が飛ばし読みだったのは残念。でも仕方ない。後ろからスタッフがついてくる時間に来たのは自分だから。
途中飛ばしてきたかいもあって、天守閣最上階では少しゆっくり過ごせた。また雨が降り出していたけど、風と、お城を独り占めしてるような状況は気持ちよかった。
お城は現存ではないけど、この地でもまた激戦が繰り広げられたのだろう。
こっちは多分作られた当初の姿のまま。
もう片廻りしか動いていないバスを、名前が刺繍されたジャージを着たバスケJK?のゆりなちゃんとともに待った。隣に座った彼女とは長いことそのままだったな。ほぼ乗客2人だけだったのに。
でも女子高生ってもう10歳は違うんよね。以前ならドラマチックな何かも感じられただろうけど、このくらいの子から見たらもう自分はすっかりおじさんやな…ってな切ない気分になった。老いって美しくないね。まだまだ老いていくけどさ。
駅前に戻って飲食店に行った。いきなり出されたのはゆで卵。何の店かわかるかな?
はい、喜多方ラーメンです。ソースカツ丼とのセットにした。さっきの串カツ屋が美味しかったから。
店内のポスターを見て、男はつらいよって今の時代に始めたら「女の方がつらい!!!」とフェミニストに文句つけられて炎上しそうだなと思った。
ホテルが入った建物の喫茶店。同じ一階には本屋等もあった。
いぇい。
コンビニで買った会津のべこの乳。べこは牛のこと。赤べこは本来守り神らしいよ。
部屋にシャワーはあったけど温泉の無料券を貰ったのでせっかくだし近所の温泉へ。
休憩処のソフトクリームやドリンクの無料券も同時に貰っていたのでメロンソーダを。さっきべこの乳を食べてなかったらソフトクリームにしてたな。
ってことで福島県終了。つまり、東北制覇であり、全都道府県制覇まではあと新潟県を残すのみ。いよいよだ。