国内ならリュックサックを、海外ならバックパックを背負って、
誰に縛られるでもなく、何に縛られるでもなく、
行きたい時に、行きたい所へ、ふらっと出掛けて、そこでしか見られない絶景を目にしたり、そこでしか食べられないグルメに舌鼓を打ったり、そこでしか食べられない女の子と遊んだりするのは、
正直、青年の最高の生き方の一つだと思って、まあ、実践してきた部分もあるっちゃあるんだけど、
この誰もが予想していなかった時代・生活様式の変遷とともに、そういう生き方もそろそろお終いなのかなーと近頃思う。
今年は何カ国か行きたかったんだけど、中国人狙いの黄色人種への差別は当分続くだろうし、
せめて国内では登山がしたかったけど、自粛要請は続いてるしね。富士山なんて開山すらしないらしい。
完全に元に戻るのを待っていたら、僕は三十歳になりますよ、きっと。いや、間違いなく。
何もかもが、とまでは言わないけど、多くの普通・日常が根底から覆されたような、そんな変貌を感じますね。この数ヶ月なんて国民総蟄居状態ってな感じだし。
趣味のスポーツ観戦もそう。JリーグもNPBも再開は見えてきたけど、やっぱり万の歓声の有無はエンターテイメントとして影響はデカい。計り知れない。
ええ、こうも楽しみが奪われていくと残念ですね。非常に。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」精神で、つまらない人生は依然として拒否したいから、新たな生き方とやらに移行するのもありなんだろうけど、そう簡単にはいかないよね。
このタイミングで、数年付き合ってる彼女とかいたら絶対結婚してると思うもん。いないからしないんだけど。
うん、結婚だの家族だのを考える時間にもなってるから、「家庭を築き、誰かを幸福にすること」に生きている友人を見ると、なんだか今はクールに感じる。そういうのも男らしいなと。
単純に結婚相手を見つけるってだけで、すげーわ!っていうリスペクト抱きますけどね。いや、すんげーよ!世の既婚者達、あんた達すんげーよ!一体どうやって出会って、どうやって選んだんだ!?すんげーよ!!
はい。自分にとっては、すぐに何かが大きく変わるって時ではなさそうだし、救いというか、やるべきことは沢山あるから、なんか楽しみが足りない!つまんない!ってだけで、言うほど困ってはないんだけどね。
でも、ゴールの見えない閉塞感(もしくは絶望感)、そういった空気が世界・人類を包み込んでいるのは間違いないわけだし、どうなるんだろうね一体。いつまでこの感じは続くんだ…?と誰もが思いながら、誰もわかりはしない状態。
みんなはどんな風に過ごしているんだろう。どんな風にこの時間を捉え、どんな風に考えているんだろう。
気になるな。教えてくれてもいいんだよ。