前回のお見苦しい記事を読んでいただきありがとうございました。
全然伸びなかったけど、同情してくれる人、励ましてくれる人、自分の立場になって怒ってくれる人、いろんな人からのいろんな言葉が貰えて嬉しかったです。はじめましての方からのメッセージも感謝しています。
そういった言葉の数々の中でも印象的だったのが、過去に似たような被害を受けた人の実体験のエピソード。状況は違えど、裏切りって本当に人を傷付ける行為だよ。そして一方的なんだよね。
でも、文章にして吐き出したことを含めて、おかげさまで気分は快方傾向です。ちょっと心の整理ができてきたからかな。まだ動揺は残っているし、無駄に痩せちゃったけどね。お痩せさんなのに。
どの言葉も自分に寄り添ってくれた言葉で嬉しかったけど、相手についての評は「最低な女」や「ヤバすぎるでしょ…」「絶対離婚するわ」ってのが多かった。まあ、そりゃそうなるだろうけど。
中でも、LINEをブロックしたことに、女性陣からの怒りがスゴかった。傷付けといて即逃げてるわけだもんね。考えてみたら、スゴイよね。
女性で置き換えると、結婚前の男にそれを隠されたまま近付かれ、性欲解消に利用され、用が済んだらやり逃げされた、ようなものらしいです。
どういう精神してたらそんなことができるんだ…と信じられないけど、実際にそれができる人はこの世にいるらしい。いや、いるわ。いたわ。
最初から嘘で始まった交際だけど、写真は残ってるし、職場は知られてるし、なんていうか、脇は甘いよね。まあ、彼女の目線で考えると、
「婚約者が県外にいて寂しいからその寂しさを埋めてくれる相手が欲しくて、その相手のことをちょっと好きになっちゃって、え●ちも初めて成功して、楽しいから普通に恋愛を謳歌してたけど、いよいよ迫ってきた結婚は逃したくないから、ここらでやめときまーす!」
ってな感じかな。だいたい合ってると思う。うん、酷い話だけど。
こういう話って、復讐してスカッとジャパンするのも珍しくない流れだろうし、
ってか最悪、これだけ醜悪な展開だと、被害者の精神状態によっては、刺されて殺されるってパターンも普通にありえる話なんだよね。
でも、不幸にされた事実がもう消えないとはいえ、この先の自分の将来まで真っ暗になるのは御免だし、
でも、人を不幸にしておいて、自分だけ幸せになるってのは到底許されることではないと思ったから、どういうリベンジができるかは一応考えてみた。バーサーカーモードというわけではなかったけど、最高でどこまでやれるかなと頭を捻ってはみた。
ここからは悲劇から喜劇へ、ちょっとしたエンターテイメントとして、脳内で半沢直樹のテーマでも流しながら、軽い気持ちで読んでください。
因果律を解き明かすような、ハンムラビ法典を一部抜粋するような、しっぺを鹿児島本線の快速車両に結びつけて、強引に返すかのような作戦はこんな感じです。たまに箇条書きしていくかも。
LINEをブロックされているということは、トーク履歴も確実に消去しているだろうし、具体的な結婚の話をしたことはなかったけど、「将来への発言があった」及び「その証拠が残っている」として、結婚詐欺辺りで裁判をちらつかせる脅しならイケそうだなと思ったわけ。
まず、最初のアプローチは、勤め先(店舗)は知っているわけだから、電話をかけて、
「裁判の件で伝えることができたからLINEをするように。消しているならIDをインスタのDMで送る。もし送ってこない場合は、会社に問い合わせるか、弁護士に動いてもらう」
と伝えて、LINEを再開させる。
次に、というかもう送ろうとしていた下書き残ってるから、ほぼそのまま貼ろ。ヤバいのばかりだけど。
「まず先に、おかげさまで何も食べてないのに吐くほど落ち込んだよありがとう
でもこっちだけ不幸にされて、そっちはスッキリして幸せになりますってのは許されることじゃないと思う
LINEが途切れた瞬間にそれなりの対処を始めさせてもらうからよろしく
こんな面倒なこと出来るだけ早く済ませたいし、待つのストレスだから返信はできるだけ早めでお願いします」
「まあ、単刀直入に言うと、婚約解消しないなら○○のことを訴えようと思ってる
復讐なんてガラじゃないし、最初は泣き寝入りするしかないと思ってたんだけど、弁護士の知人に愚痴って証拠見せたら、これだけ揃ってればいけるって言われたから動くことにした
裁判まで持ち込むか、犯罪者になるかどうかは○○の態度や行動次第だから冷静に選んで
それと、自分が人を騙して裏切った100%の加害者であることは常に忘れないで」
と2つジャブを打って、
「妹や弟とか○○の家族はこのこと知ってるの?」
「婚約者にも伝えたいことあるから名前と連絡先教えてくれない?」
と質問を続けることにしていた。ちなみに婚約者の情報は自分は何も知らない。
んで、この2つの質問には「知らない」と「教えられない」で来るだろうと読んでいたから、
「うーん、じゃあ、○○の家族と相手の家族にもこのこと伝えるつもりだから、興信所使って内容証明等送らせてもらうけど大丈夫?今後裁判へともつれる可能性があることも書かせてもらうけど」
っていうバリューセット。ヤバい。
まあ、相手がどんな反応するかはわからないから、
「結婚と裁判を選ぶのなら、いずれ子供が生まれたとして、事実を教えられることは○○も覚悟できてると思うから、最も有効な時期に、結婚前から両親がダブル浮気してたこと、人を騙し、裏切り、傷付けるような人間だということもちゃんと伝えた方がいいかな?
まともな人間には育たないと思うけど、事実だし仕方ないよね」
ってのも用意してた。ヤバい。
婚約者の連絡先が手に入ったなら、あなたの婚約者さんを訴える方向で弁護士と話を進めています。その件でいくつかご質問させていただきたいのですがよろしいですか?と入って、「あなたとは別に交際していた男性がいることはお聞きになっていますか?」「また、その男性と将来についての会話があること、その証拠が存在することはご存知ですか?」的なアプローチになるかなと。
まあ、この婚約者も外に女作ってるみたいだし、こういうのって実家や職場にバラされるのが一番効果的だと思うから、そういった方向でね。
このまま結婚する場合は新婚生活は裁判を進行しながらということになるでしょうがご了承ください的なのとか、使えそうかなーって文章は一通り揃えていた。ヤバい。
彼女に対しては、また会いたいという気持ちは微塵もなかったけど、最低でも会って謝罪をするのが筋じゃないか?とは思っていたし、
でも、会って謝られたところでスッキリするわけがないのもわかっていて、他に何かしたいことがあるわけでもなかったから、誓約書を書かせる等は手段の一つかとは考えてた。ヤバい。
まあ、恐ろしいは恐ろしいでしょう?
うーん、なんかこの記事書くのダルくなってきたな…。やたらと疲れる。
うん、実際の感情もダルいというか、複雑だった。こんな仕打ちを受けてやり返さずにスッキリできるわけがない。向こうの不当なやり口に対して、こちらは正当な報復をするだけ。騙す相手に頭の足りない男を選ばなかったことを後悔するがいい!みたいな倍返しノリで行こうと決めたかと思えば、
いや…復讐して何になるんだ…結果何が生まれる…?相手は脅せるかもしれないけど、それでモヤモヤが晴れなかった場合は余計に引きずったり、後悔するんじゃないか…?とかね。
でも、苦悩を抱え続けながらも、せめぎ合う葛藤で頭おかしくなりそうになりながらも、衝動に身を任せて少しは動いてみた。
店舗に電話をしてみたわけ。でも、店舗から福岡のコールセンターに自動転送されてしまって、まあ、相手はその日お休みだったというオチ。
んで、SNSのアカウントは知ってるから、インスタのメッセージも送ってみたけど、予想通り既読にはならなかった。
まあ、どっちも失敗だよね。動いてみて結果が出ないと、悔しいね。
こんな歯がゆい状態で過ごしていたわけだけど、悶々としていても時間は経過していくし、人と話をしていたら、
もうこうなったら、何が本当で何が嘘かわからないな…と思い始めたんだよね。
本人のことも婚約者のことも聞いていたことは嘘ばかりかもしれないし、そもそも既に既婚者という可能性も否定できない。
その場合、婚約解消をゴールに定めて動いて、逆にこちらが不貞行為の相手としてカウンターを喰らう可能性もある。
なんていうか、なんとも言えないけど、そこまでいっちゃうと馬鹿らしいじゃない?
リスクを負わずにできることをとは考えていたけど、やはり本気で行動する場合は諸刃の剣となり、リスク0での実行は難しい。100%の被害者ではあっても、司法が支えてくれる状況ではないからね。
こんな酷い仕打ちを受けたのに、相手は逃げて忘れて幸福なのに、実質何も仕返しできていないけど、もう、これでおしまいにしようかなと思った。
悔しいけど、こんなことばかり考え続けていたら、負の感情に囚われ続けていたら、不幸な時間が続くだけだし、もう心から疲れ果てちゃったから、最後の最後まで悩んだけど、やっぱり悔しいけど、もういいや…ってね。
何のダメージも与えられていないと思う。まんまと、してやられた。
でも、願望でしかないけど、店に電話をしたことが本人に伝えられたなら、DMは読んでいないけどこちらが動いたのは確実に気付いただろうから、もう、その少しの揺さぶりだけで、涙を呑むことにした。
もちろんその気になればこれ以上の行動は起こせる。でも、たとえ誰も自分を責めない正当な報復だとしても、人を傷付け返すことで、自らの感情を満たす人間にはなりたくない、と思う気持ちを見つけて、
一時的に晴らすことのできる感情があるとしても、倫理観に反し、自分を律せなければ、同じところまで堕ちたということになるかもしれない、と思って、
そうなれば、この一時の自分の為の行動で、将来の自分へも持ち続けられた何かを失ってしまうような気がして、
本当に悔しいんだけど、やり返したって絶対間違ってはないと思うんだけど、気遣ってくれた人に愉快な話も披露できず申し訳ないんだけど、感情を押し殺し、思い留まることにした。
今までも100%正しく生きてこられたわけではないけど、考えられる場面くらいは、正しく、真っ当に、生きたいと思ったから。
いろんな言葉が支えてくれた。仕返しを後押ししてくれた言葉も、思い留まるきっかけになった言葉も、全部今の自分に必要な言葉だった。
関わってくれたすべての人に感謝する。本当に人騒がせで、迷惑を掛けて、申し訳ない。
ということで、この記事をもって、この物語は終結とする。
うん、バッドエンドになっちゃったね。ごめんね。
「ツイてなかったな」とか「とんだハズレくじ引いちゃったね」って言葉の通り、うん、その通りだと思う。
でも、みんながこれからの自分の幸せを願ってくれているのに、前を向かないわけにはいかないし、前を向きます。
みんなの優しさに包まれたまま、明日も明後日も生きていきます 。
これだけ大きな出来事だったわけだから、完全に忘れることはもう一生できないかもしれない。まだしばらく引きずってしまうこともあるかもしれない。
でも、それでも、結婚おめでとうの藤君のように「ハズレくじばかりでも 君といる僕が一等賞」と歌える日が来るのなら、いつか報われることになると思うし、
結果的に、みんなの優しさに触れられて、気分は悪くないよ。本当にありがとう。
落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。
この記事の感想で貰った「現実はドラマとは違うよね」って言葉は何か響くものがありました。
実際には泣いたり吐いたりもしてないのでご安心ください。そんな感じではなかったです。
ちゃっちゃと現実を取り戻して、しっかり生きますよ!