軍艦島

今更感ハンパないけど、去年、軍艦島(端島)に行った。
しかも8月だからもう何を書いていいのかわかんないけど、年末恒例の「今年どんなことがあった?」トークでは一番ウケが良かったから、簡単に書こうかなと。

軍艦島のツアーは4社くらいあるらしいけど、適当に検索して目に止まったとこに応募した。
その会社はミュージアムも持っていたので受付がてらそこにも行った。予備知識がなければないほど楽しめるミュージアムだと思う。

朝早くから受付したかいもあり、受付番号が若く、行きは良い席で助かった。
予想通り乗客は多かった。右の列がミュージアムセットで、こちら側が優先して乗船。外国人も結構いた。

乗る船は手前。奥じゃない。奥じゃない。

船内ではガイドの話を聞きながら進むんだけど、地元の人ならではの話もありなかなか楽しめた。

外の景色をひたすら貼っていく。



現在地。途中の伊王島から乗船する人たちもいる。

その伊王島。

沖に出ると波が強くなったけど、大したことはなくてよかった。酔ったら地獄だからとサンドイッチは食べといたけど。

ちなみにこの船は実写版進撃の巨人の一員が乗っていたらしくて、石原さとみも乗ってたという話を聞いた。映画の内容やクオリティについては一切触れられず。

それからしばらくすると見えてきた。正直最高の席。


右は中ノ島。軍艦島には余裕がなくて作れなかった火葬場や墓場があったらしい。

もう既にテンションめちゃくちゃ上がってます。


まずはぐるりと周遊。どちら側の席の人も写真が撮れるように船自体が回るというサービスもあった。

他の会社のクルーズ船も海上にはいる。世界遺産サンキューに違いない。

さあ、こちら側の出番です。

かっこいい。廃墟良い。

軍艦島にはありとあらゆる施設があったから説明しきれないけど、見えているのは体育館や病院。

上陸の順番待ち。上陸できるかどうかは現地の波次第で、上陸できないこともありますと再三注意されてたけど、どうやら今回はできる様子。

軍艦島が目の前にあるという非現実的な高揚感。


いよいよ。


はい、上陸。この写真には写ってないけどトンビが数匹飛んでいた。


着いて最初のガイドで、実は2週間ぶりの上陸ですと。
この付近は波がかなり強い上に、湾もないどころか、桟橋も簡易的なものだから上陸できないことも多いみたい。ラッキーだった。

細かく書きはしないけど、もういろいろとたまらんかった。
ガイドを聞きながら当時の人々の暮らしを想像してみると、本当に興味深い島だと感じた。



歩いて回れるのは一部だし、時間もそう長くはないんだけど、とても楽しめた。
上陸できない可能性があるから、人に勧めるのはちょっと気が引けるけど、でも行けば貴重な体験ができる良い場所だと思う。
それに廃墟なわけだから、今見えている建物が次の瞬間には崩落しているかもしれない。そういった点ではできる限り早く行くべきなのかもしれない。


この島で当時暮らしていた人は内地に比べるとかなり生活水準が高かったのがわかった。
もちろん狭いし、台風が来ると怖かっただろうし、鉱山での働き手は死のリスクもあったけど、きちんと対価は支払われていたと思う。
勘違いしてたり、悪く言う人もいるけど、島から出た人々がそうは言ってないように、決して悪い島じゃなく、良い島だったんだと思う。(最近のブラック企業とかのがよっぽどひどい)

先頭付近で見ていたので、後ろから乗り込む帰りは海は見えず。行きに見えなかった人が見れたならいいんだけど。

サヨナラハシマ。

久しぶりの長崎だったから他のとこもふらふらと回った。
思案橋ラーメンでちゃんぽん食べたり、雷雨の中見つけた小さな店で五島うどんとおでんを食べたりもした。

まったく行ってないわけじゃないけど、去年はわりとおとなしめだったので、今年はカラフルな感じで楽しめることを願う。
自分の行動力と気分次第だけど。

おしまい。


Scroll to top