新海誠監督の最新作「天気の子」を公開日朝一、つまり最速で観てきた。
ネタバレせずにシンプルに感想を述べると、まあ、ピュアだなと。若い恋ってなんだか羨ましいな、と年寄りみたいなことを呟きたくなる作品だった。
主人公に感情移入せず冷静に見たら、正直ツッコミたくなるようなむちゃくちゃな描写が少なくないんだけど、裏を返せば、周囲をドタバタに巻き込むくらいのまっすぐで純真な恋心が描かれていた。となる。
空を中心とした映像美も相変わらず堪能できた。音楽も悪くなかったはず。でもストーリー自体で感動できる大人はそう多くはないと予想する。
元の作風に戻る。みたいな情報はあったから、今作自体に驚きはなかったけど、満足度はどうだろうか。
エゲツないほどにヒットした「君の名は。」の後だから、ああいう感動を期待して観る客も多いだろう。でも、前作から入った新規のファンは、ガッカリ…とまではいかなくても、思ってたよりは…みたいな人が大半なんじゃないかな。
「言の葉の庭」のように映像を楽しむ映画という印象だったし、そういう風に観れば満足に近い。