昨晩はウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団(National Philharmonic Society Of Ukraine Kyiv)のコンサートを観に福岡シンフォニーホールへ。
曲目はドヴォルザークの「新世界より」とベートーヴェンの「第九」で、どちらも交響曲第9番の超有名曲。
でも正直、今までまったく聴いたことのなかった楽団で、サブスクにも音源がないので、演奏技術的にはどうなんだろうかという不安がまったくないわけではなかったんだけど、杞憂だった。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、楽団自体も戦渦に巻き込まれる中、国民に希望を与え続けている今の彼らだからこそ届けられるものがあると思うし、それを受け取ったような気がする。
「戦争はすべてを破壊する。しかし希望を失わせることはできない」という指揮者ミコラ・ジャジューラの言葉でも伝わってくるように、彼らは音楽で戦い続けている。
ウクライナのソリスト4人に加えて、第九の合唱は地元九響合唱団が主体となったアクロス福岡特別合唱団が務めていたんだけど、彼らもまたかっこよくてその迫力に鳥肌が立った。クラシックは震わせてくれるよ。うん。