Merry Christmas Ukraine

昨晩はウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団(National Philharmonic Society Of Ukraine Kyiv)のコンサートを観に福岡シンフォニーホールへ。


曲目はドヴォルザークの「新世界より」とベートーヴェンの「第九」で、どちらも交響曲第9番の超有名曲。
でも正直、今までまったく聴いたことのなかった楽団で、サブスクにも音源がないので、演奏技術的にはどうなんだろうかという不安がまったくないわけではなかったんだけど、杞憂だった。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、楽団自体も戦渦に巻き込まれる中、国民に希望を与え続けている今の彼らだからこそ届けられるものがあると思うし、それを受け取ったような気がする。
「戦争はすべてを破壊する。しかし希望を失わせることはできない」という指揮者ミコラ・ジャジューラの言葉でも伝わってくるように、彼らは音楽で戦い続けている。

ウクライナのソリスト4人に加えて、第九の合唱は地元九響合唱団が主体となったアクロス福岡特別合唱団が務めていたんだけど、彼らもまたかっこよくてその迫力に鳥肌が立った。クラシックは震わせてくれるよ。うん。

宇佐新道 筑紫の路 第九段「100億ドルの昼景」

12月4日。
起床の4時半までに10回は寝て起きてを繰り返しても、まだ空も真っ暗で凍えるように寒いのに着替えている自分に「何を考えてるんだ?」とちょっと正気を疑いながらも、もしかしてスペ体質なのでは?と思うくらい右膝に加えて前回の左足付け根も仲間入りしたような不安を感じながらも、やっぱり出発するといつかの旅立ちを思い出させてくれるような気分になれて、泥沼の中の溺死体のような人間の泥まみれみたいな一日でも、今日は特別な日だと錯覚させてくれるのはありがたい。何に感謝すればいいのかはいつもわからないけど。

始発では日の出を迎えられなくなったのでギリギリを調整した鹿児島本線に乗り込んだ。車内で聴いていたのはシガー・ロスの胎児アルバム。いつまでもこの錯覚が続いてくれたらいいのにな。センチメンタルな爺さんも逆にエモいかもしれない。まあ、今日もなんとかなるだろう。

朝6時50分のJR黒崎駅。

バス乗り場は(おそらく)八幡高校の生徒で溢れていた。

53番に乗って前回の終了地点の小嶺車庫へ。

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