初めてチャイティー(ラテ)という飲み物に出会って以来、いろんなお店を回ってみるほどにはハマってしまったわけだけど、気軽に購入することができる通販(Amazonや楽天市場)に置いてあるインスタントの商品を比較してみようかなとふと思ったので、こんな記事を作ってみました。
チャイに興味を持っている方に少しでも参考になればいいけど、あくまで個人の味覚・嗜好による感想なので参考程度に。
ちなみに自分の好みは、スパイスが効いたマサラチャイが好きで、ストレートではなくミルクティーで飲みたい派。甘いのも歓迎。
(※結構手間がかかって調整の難しい茶葉・リーフタイプは今回は外した)
粉末タイプ
粉末・パウダータイプの商品には、お湯で割って作れますと書かれていることが多いけど、絶対に牛乳で作った方が美味しい。ココア等と同じで、その一手間で味がかなり変わってくるから。
アイスの場合は、粉末をカップに入れ、少量のお湯で溶かしてから牛乳を注ぎ、そして氷を浮かべる。
ホットの場合は、温めた牛乳で混ぜて溶かすだけ。
KALDI オリジナル 濃厚なスパイスミルクティー インスタントチャイ
評価 : ★★★★★
カルディ店頭でも販売されている商品。粉末から手軽に作れるものの中ではトップクラスだと思う。
規定の量でもスパイスを結構感じられるし、スティックタイプではないので一杯分の粉の量を調整できて、濃いめは正義と思っている自分は濃いめで作れて更に美味しく感じられる。
ティーバッグの方がスパイス感を楽しめるのは間違いないけど、手軽さを考慮すればこれは星5でも問題ないかな。甘いのが苦手な人以外にはひとまずオススメできる。
スターバックス ヴィア® ティーエッセンス チャイ
評価 : ★★★☆☆
スタバのお店のチャイティーラテの味をそのまま再現できる。嫌いじゃない。ただ、大阪のチャイ専門店の外国人店主が「あんなに甘くしたら最初の一口、二口が美味しいのは当たり前。でも本物のチャイじゃない」と言っていた通り、本格的なチャイティーとは少し違う。
でも無難な味・万人受けするという意味では、初心者向けではあるし、美味しい商品であるのは間違いない。
AGF ブレンディ スティック チャイティーオレ
評価 : ★☆☆☆☆
様々な味があるブレンディスティックの中の「ジンジャーとシナモンの香り チャイティーオレ」
スーパーでも見かけることがあるし、多分最も流通している商品ではあるんだけど、なんていうか、どう作っても美味しくならない。
少なくともチャイ好きの飲むものではないと思う。限りなくチャイ感の薄いチャイ風ミルクティーってな感じ。
トワイニング チャイミルクティー
評価 : ★★★★☆
イギリスブランドだけはあって(?)、これもスパイス薄めでミルクティー要素が強いんだけど、マイルドでかなり飲みやすい。
全部お湯で作ると美味しくないのでそれはNG。冷たい牛乳で濃いめに作ると、少しスタバのチャイにも近くなる気がする。
ティーバッグタイプ
粉末より少し手間はかかるけど、ティーバッグタイプの方がスパイスをより感じられて、香りも味も本格的なチャイに近づく。
基本的な作り方は、ティーバッグと水をカップに入れて電子レンジで温め、それから牛乳を加えてまた温め、練乳や砂糖を加えて甘さを調整するという流れ。
更に手間をかけて鍋で煮出すとより美味しくなるんだけど、一杯分だけとなると面倒さが勝っちゃうのが人の性。
モクシャチャイ レンジdeチャイ ロイヤルマサラチャイ
評価 : ★★★★☆
中目黒にあるチャイ専門店が出しているロイヤルマサラチャイ。
個人的にはもっとスパイスが効いてる方が好きだけど、そのスパイスが強すぎない分、クセがなく飲みやすくて美味しい。ちょうど良いスパイス加減・バランスだと思う。
ジャンナッツ エベレストチャイ
評価 : ★☆☆☆☆
カルディ店頭でも購入できるチャイのティーバッグの方。スパイスは感じられるんだけど正直あまり好きな味ではない…。多分ナツメグだと思うけど、クセのある香りがして、自分には合わなかった。
でもネットでは高評価をつけている人もいるし、人を選ぶ商品。ミルクとの相性が悪いのかも。いや、ストレートも別に好きでは…。
JEAU CHAU レンジで簡単 マサラチャイ 濃いめ CTC 6種類のスパイス
評価 : ★★★☆☆
Amazonでチャイを検索していた時にスポンサープロダクトで表示されていて、濃いめという説明が気になったので購入してみた。
香りは確かにスパイス濃いめなんだけど、飲んでみると味はシナモンが少し強すぎるように感じた。濃いのは嬉しいんだけど、どこかが尖っていると飲みづらくなるのがチャイなので難しい。うん、本当にチャイは奥が深い…。
でもミルクと砂糖でちょうどいい塩梅を見つけると美味しく感じられたので、星4でもいいかもしれない。
HAPICREA CRAFT CHAI【こだわりのスパイス10種】朝のチャイ
評価 : ★★★☆☆
この製品には「夜のチャイ」というルイボスティーベースでノンカフェインのフレーバーもあって、こちらの「朝のチャイ」は珍しく花椒が配合されており、要はスパイスでシャキッと目覚められますという狙い。多分。
星の差はあっても、上のモクシャチャイと戦わせたらおそらくPK戦に持ち込むくらいには良い勝負をする。
朝の~と名前はついているけど、おやつタイムのクッキー等のお菓子との相性が良さそうだと感じた。
AHMAD TEA チャイスパイス
評価 : ★★★☆☆
最後に飲んだから最後に書くことになったアーマッドティーのチャイ。
いや、なんだろう。めちゃくちゃ無難。味に比べると香りの方によりスパイスが出ている気がするけど、めちゃくちゃ無難。
クセがないと書いてきた商品の中でも特にクセがなかった。うん、そういうこと。めちゃくちゃ無難。
リキッドタイプ
液体のチャイシロップ・ベースをミルクやお湯で希釈して飲むタイプ。上記2種類と比べると商品数は少ないが、粉末タイプよりも手軽に自宅でチャイティーを作ることができる。
アフタヌーンティー ティールーム リキッドチャイ 希釈用
評価 : ★★★★☆
掲載していた商品が一つ消えていたので、カフェの方で飲んでみて結構美味しかったアフタヌーンティーのチャイを追加。
スパイス感は決して強くはないが、牛乳で作ればアイスでもホットでもとても飲みやすいし、万人受けする商品だと思う。
いろいろと飲み比べてきて、「癖がなく飲みやすい」というのをもっと評価すべきなのかなと思いつつ、いや、理想はもっと上にあるよな…と難しかった。
そりゃスパイスを砕いたばかりで、その場で茶葉を煮出した、お店で飲むチャイの方が美味しいに決まっている。
でもいつもお店で飲むというのはハードルが高いからインスタントに頼るわけで、しかし専門店にだって違いがあるように、インスタント商品にもかなり違いがあった。
その違いを生み出しているのがスパイスで、やはりチャイの世界は奥が深い。
上記の10種類の中では、一番上のカルディのチャイがパウダーで手軽に作れるし、味もわりと美味しいと思う。
でも牛乳で作るだけでもかなり甘いから、甘いのが苦手な人にはティーバッグでしっかりスパイスを出して、自分で甘さを調整するものを勧めたい。
まだまだチャイ専門店は日本国内に限られた店舗数しかないけど、徐々に浸透しつつはある気がする。カフェのメニューにも増えてきたし、午後の紅茶や無印良品がボトルの商品を販売し始めたりと、確実にチャイの人気は上がっている。
個人的に専門店の中で一番美味しいと感じたのは、大阪の本町にあるAkash Cafe。
これからも飲み続けて、開拓していくつもりです。以上。