どうも、必要必急の目的がないと出歩かない者です。ええ、札幌に行ってきました。高校3年の夏休みに日本横断の旅をして以来だから、前回は18歳で、そして今は28歳。ちょうど10歳違いで、タイトルには10年後と書いたものの、正確には10年と10ヶ月ぶりかな。多分。
自分も札幌も前来た時と何にも変わってない気もすれば、何もかも変わっているような気もする、というかなんというか、懐かしくて新鮮な気持ちだった、とかは置いといて、
観光施設は閉まりまくりだから、北海道っぽいことやものは、ほぼグルメ全振りだったかな。高校生の時はほぼスルーだったけど、今回は味噌ラーメンとか海鮮丼(カニ・イクラ・サーモン)とかジンギスカンとか食べたりね。美味しかったよね。
まだまだ大地には行けてないところが山程残っている大地だから、いつかまた大地に来て、もっとゆっくりと大地を回りたいな。大地を巡る鉄道旅とかも楽しそう。大地。
Jリーグ、コンサドーレ札幌戦も観たは観たんだけどね、大分トリニータさんちょっともう笑えなくてね、アウェイ席が設けられなかったってのも可哀想ではあるけど、選手はもう開始から心折れてるし、起用もギャンブル的だし、うん…。もし来季もJ1にいるなら、冬の北海道の海に全裸で入ってもいいです。
自分以外一人もこの場所(厚別公園競技場)にはトリニータサポーターはいないんじゃないか…?ってな状況で、(楽勝ムードの)コンサドーレサポーターに囲まれながらの観戦だったけど、辛かったよね。コンササポの子と一緒に観て、その子がトリニータを結構ガチめで応援してくれたんだけど、なんかそれがとてつもなく申し訳なくなるくらいには弱かった()
まあ、どのリーグにいても、どの街で試合が行われていても、ただ応援するだけなんだけど、永遠の課題である大きなスポンサーがつかない限り、移籍できない自分のようなサポーターがどこかの街でずっと苦しみ続けてそう。どうしようもないのかな。可哀想。
サッカーをよく知らない人にも伝わるように例えるなら、奨学金制度の無い世界で、家が貧乏故に高校へも大学へも進学できず、自分なりに必死に働きながらも、キラキラのハイスクール・キャンパスライフを楽しむ人たちを羨ましく見ているような感じ。可哀想。
幸せは自分の心次第と信じ込んではいても、永遠に幸せにはなることができない、みたいな。可哀想。
滞在中は少し寒かった。でも面白いのが、九州だったら半袖の人はいないであろう気温でも、北海道だと普通にいるんだよね。半袖Tシャツの人もいれば、厚めのパーカーを着ている人もいるというカオスな様相ではあったけど、住む環境や慣れで、同じ日本人でも耐性が違ってくるということを考えると、なかなかに興味深かった。
18才の青春18きっぷの旅
全都道府県制覇まであと4県となったのは去年の夏で、満を持してといった感じで(何かしらやることあって余裕がなかっただけ)、1年後のこの夏に全クリしてしまう予定なんだけど、
多分”旅をする若者”になったきっかけは、18才なりたての高校生の夏休みに、青春18きっぷを使って日本横断(?)旅をしたことだと思う。
当時僕は福岡市の高校に通う3年生で、まあ、今よりずっと若くて、大学には行かないと勝手に決心したぐらいの頃で、きっとここではないどこかへ飛び出したいような気分だったんだろう。
旅の内容を端的に言えば、鈍行列車で福岡からひたすら北上して北海道まで行って、札幌からは夜行列車で上野へ。しばし千葉に住む従兄弟の家に滞在して、博多へと戻るといった行程だったかな。帰りはあっという間だった。
もう9年前のことだし、予定なんて一切組んでいない行き当たりばったりの旅だったから、印象的なエピソードを中心にかいつまんで話そうと思う。
始発の電車でスタートした初日は、宮島に寄って、広島市内もちょっと散策して、岡山までたどり着いて、ネットカフェに泊まった。
本当は四国で泊まるつもりだったんだけど、瀬戸大橋線でたどり着いた四国の駅前(坂出駅だったかな?)は、ジョイフルしかねえ…これは泊まれないぞ…と焦って岡山まで戻った。
でも岡山駅に降りてみると、ホストとキャバ嬢の大行進みたいな謎の集団が歩いてるし、ガラの悪い男たちのグループの中にいたおっさんが、薄汚い犬を強引に掴んで噴水に投げ入れてて、犬の嫌な鳴き声聞こえてるし、岡山ってヤバいとこだ…と焦ってネットカフェまで移動した。
途中、地下道からストリートライブの音が聞こえてきて気になったけど、とにかく今日の宿を確保しないと…とビビりながらね。
んでそこに泊まれたはいいんだけど、朝になって顔洗ったりなんだりしたいのに、トイレ汚いし、どこか水道のある公園でも探すかーと出てみたわけですよ。
でもなかなか見つからなくて、岡山城の近くにある公園が大きそうだし、ここならあるだろう…と橋を渡っても、5時前だったからか時間が早すぎてかなんだかで入れそうになくて、ここも駄目なのか…もう引き返すしかない…と駅方面へと橋を戻ろうとしていたら、
橋の向こう側から何かが猛スピードで近付いてきて、
え…?何…?何だあれは…?ええ…?えええ…!!!!
と、近付いてきたそれは自分の横を通って、公園の奥の方へと消えていったんだけど、まあ、それが何だったかというと、
「自転車に乗って、セーラー服を着た、全身毛むくじゃらの、デブのおっさん」だったわけですよ。