最近何かと話題の夫婦別姓(選択的夫婦別氏制度)についてだけど、
「その選択が出来ないことで苦しんでいる人達がいる限り、社会の仕組みや制度を変えるための検討は惜しまれるべきではない」と個人的には思ってるから、
たとえマイノリティであれ、夫婦別姓を心から望んでいる人がいるのであれば、反対をしようとは思わないし、まあ、時代の流れとしては導入されていくのが自然かなとも考えている。
でも今日の夫婦別姓について挙がる声、それに対する議論や、その空気には違和感や疑問を拭えない。
もう少し率直に言えば、現行の制度を変えようとしている人達の言葉に説得力がない。って感じかな。
まず、変える必要ある…?今のままで良くない…?と考えてしまう理由は、
「夫側の姓に必ず合わせなければならない」というわけではないということかな。別に妻側の姓にしたっていいし、実際にそうしている夫婦もいるわけで、
これが、絶対に夫側の~という制度なら、男女差別として今すぐにでも変えるべきだけど、現実はそうではなくて、既に平等に選べる権利は存在しているんだよね。
それから、海外では~というのもたまに目にするけど、ミドルネームがあったり、別姓が基本の国もあったりと、大きく文化の違いがある外国と、日本の伝統を比較するのは半ばナンセンスに感じてしまう。
何でもかんでも海外に揃えればそれでいいの…?と。
そして一番大きく、純粋に、強く疑問に思ってることは、姓も揃えたくない人と結婚して幸せになれるの…?という懐疑心というか、老婆心というか、何というか…。
どうしても子供の気持ちも考えてしまうから、我が子を複雑な環境に置いてまで望むことか…?そのエゴで大切な人を傷付けることにならないか…?と心配になってしまうのよね。
それに、夫婦として人生を共に歩むということは、家を建てるかとか、子供の名前や教育方針、親の介護、自分たちの老後だとか、その先にも話し合って決めなきゃいけないことはいくらでもあるだろうに、
最初からどちらかに歩め寄ることのできない二人なら、もうその時点で破綻見えてない…?あれだったら事実婚とかでも良くない…?とも思ってしまう。