四国歩き遍路の旅 37日目

6月29日。
4時半起床。冷たいカレーパンとおにぎりを食べた。
旅が終わるような感覚はない。まだ少し道は続いているからだろう。
自分の体だけでなく、チャタリングをするようになったスマホを含む機械類もまた頑張ってくれた。

ここから先はもう遍路マークや道標だけで進めるだろうから、地図は不要と判断し、登山口付近の写真だけ撮ってバックパックの中に入れた。地図のスペース分空いた横のホルダーには自販機で購入した500mlペットボトルを入れた。2本体制。
多分雨は大丈夫だと思うのだが、念のためレインカバーだけつけて、仕事前にトイレや自販機に寄る男たちと会釈をし合って、6時14分出発。泥濘みは凄そうだ。
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さよなら道の駅ながお。
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カモメみたいな形の雲とダムもさようなら。
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四国歩き遍路の旅 36日目

6月28日。
昨日天気予報を確認した際は、朝は曇りだったのに雨へと変わっていて、その後は曇りとなっている。
もう少し寝られたような気もするが、準備を着々と進めよう。みんなが寝ているからできるだけ音を立てずに。
それにしても今日は腰が痛い。日替わりヒーロー制度には断固反対。

昨日宿のご主人に貰った周辺マップを見て、徳島駅から1番札所へと移動するのに利用した高徳線が近くを走っていることに気付いた。戻ってきたのだと感じる。

この先(ある部屋から奥)は他の人が住んでいると言っていたけど、長期滞在ではないということは建物全体がゲストハウスではないということだろうか。
中年男性がいたので挨拶をしたらガン無視をされたグッドモーニング。住人だったのか、隣の個室の中華系の一員だったのかはわからない。

荷物をまとめるのは部屋では音が鳴ってしまうから、1階のリビングまで持って下りてくると奥さんが来た。鍵開けますねーと言われたのでもう出発すると思われてそうだから、すみません、まだ荷物の整理中で…と伝えると、大丈夫ですよ。ごゆっくりどうぞ~と言ってくれた。それから少し天気の話をした。
このときは家事をしている様子だったので、ゲストハウスの仕事だけじゃなく、子育てや家事も頑張っているんだなと感服した。

玄関の靴箱から自分の靴を取り出して、昨晩ティッシュを詰めるのを忘れていたことに気付いた。どうすることもできない。
もう支払いは済ませているから、出発の際に呼び出しボタンを押すべきか迷ったけど、お礼を言おうと押した。すると奥さんは一階から、旦那さんは二階から下りてきてくれて、ご夫婦でお見送りしてくれた。6時45分頃の話。
ありとあらゆる場所に人感センサーで自動で点灯と消灯をするライトが設置されていたりと、いろいろと設備が整っていて綺麗な宿だった。
ゲスト側については、話で盛り上がれる相手はいなかった。お遍路1人でもいればかなり違ったんだろうけど、今治でもプロブロガーの彼女が居なければだいぶ退屈だったろうからまあ仕方ない。前日には歩きで日本一周をしていて、突然84番から遍路をスタートさせた人がいたらしいが、それも縁の問題だろう。

36日目の朝。今日もまた歩いてゆく。
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四国歩き遍路の旅 35日目

6月27日。
5時にアラームをセットしていたが、その前に起きてしまうのは平常通り。爽健美茶さんも目覚める前から鳴いていたし。
3時頃のバイクに乗って叫ぶ若い男女は騒がしかったが、まあ寝られたは寝られた。

残る半月と
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朝のグラデーション。
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まだ寒いからテントの中で朝食を取った。
足裏のマメが広範囲に剥けていたところはだいぶ自然になってきたが、新たなマメがまたできている。

残りも数日になってきた。あとは誰に出会うだろう。

ちらほらと朝の散歩をする方たちが来ては去っていった。

珍しく最も痛い部位が足の裏だ。すべてここまで頑張ってきた証拠。
日焼け止めはお寺に着いてからお手洗いで塗ろうかと考えていたが、もうここで塗ってしまった。
ゴミが散らばっていたから煙草の吸い殻や飴の袋など10個拾った。徳を積むわけではなく、ただ我慢ならないからという理由で。

何分で着くかはわからないが、6時20分過ぎに出発。
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