五行ではなく、黄金の秋としての金秋を題に入れてはみたものの、京都はまだ紅葉には早かったし、名古屋ももう少しという感じだった。でも、このままで。
基本的に京都・名古屋・長野を拠点としてその街やその周辺をふらふらと観光なり散策なりをするという、そんな旅を行きの夜行バスを含めて10泊11日でしてきた。
まずは京都から。
10月25日の朝に着いた。でもその初日はノープランだったから、とりあえず京都に引っ越したばかりの知り合いに約束していた引越し祝いを渡して、それで約束は果たしたことになるけど、まあ、それだけで別れるというのもあれだし、君の名は。が観たいということだったので、やたらとプレミアム感がある二条のTOHOシネマズに観に行った。はい、そうです、3回目です。でも3回目でもやっぱり面白かった。これからの旅の行程的にも嬉しい再確認にもなった。
京都タワーにも行った。想像以上に眺めが良くて楽しめた。
京都駅適当に散策してたらこんな場所もあったんだという発見。人も少ないし穴場。
そして梅小路公園の市電カフェのとこにいた黒猫。可愛すぎか。
翌朝はタリーズで朝食を取った。京都の一部の店舗限定のメニュー、抹茶尽くしでめちゃくちゃ美味しくて幸せだった。ぺろむしゃ。
朝食後は円山公園をお散歩。最初はイヤホンで音楽を聴きながら歩いていたけど、外すと鳥の鳴き声が聞こえて心地良かった。知恩院へ行くために通り抜けるだけのはずが、奥には風情ある料亭なんかもあって、もう探索してるだけで満喫させる京都やっぱずるいわ…と。
そして浄土宗総本山の知恩院に到着。御影堂は大修理してるし、法然上人御堂こと集会堂は修学旅行生で埋め尽くされていたけど、前々から行きたいお寺だったから満足。
次は平安神宮。ここも来たかった場所だった。この世は行きたい場所ばかり。
神苑に行った。紅葉には早かったけど、でももし見頃の時期だったとしても、人が多くてゆったり見られなかったのなら、結果オーライかな。紅葉に頼らずともとても綺麗な庭園だったし。
蒼龍池の茶屋にいた老夫婦は絵になりすぎていた。
実はこの日比叡山に行こうとしていたんだけど、四条河原町から比叡山行きのバスは平日は2本あって、1本目は乗り場いろいろありすぎぃー!と目的のバスが来るバス停探しているうちに時間過ぎたから諦めて、2本目に乗るつもりだったのが、神苑に(時間気にしてはいたものの…)熱中しすぎたし、なんかこの平安神宮付近にあるバス停に来るバスがかなり遅れていて、これ遅れて来るバスに乗って向こうに行っても、比叡山行きのバスには間に合わないかも…リスキーだ…。ということで予定変更。
まずはすぐ近くにある京都市美術館で「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」という伊藤若冲展を観ることにした。
配色のセンス、水墨画(墨絵)でのグラデーション、最高にちょうど良い描き込み量、愛嬌がある絵が多いのに絵の迫力も凄まじかった。中でも松竹双鶴図は長い間足を止めて魅入っていた。涅槃図を全て野菜で描いたり、孔雀の羽を巻いて鑑賞者の目の前まで伸ばしたりと、画力だけではなくアイデアも天才的だった。ここ最近の熱狂っぷりは時代が彼に追いついたという表現がやはり好ましいか。
それからは奈良の橿原へ移動した。橿原神宮へ参拝するために。
建国としての日本のはじまりの場所、初代天皇を祀る神宮だけはあって、厳かな雰囲気が漂っていた。御朱印も貰った。
ちょうど境内を出る際に小雨が降り出した。傘を差すほどではなくて良かった。
歩いて橿原神宮の隣にある神武天皇陵に行った。こちらはほとんど人がおらず、数人の男性とすれ違っただけ。良い場所なのに不思議。
次は平城宮跡。平城京自体、古代中国(長安等)を模倣して建造された都だから、大内裏である平城宮も日本らしさは薄いけど、でも1300年も前にこの広大な土地に都があったのかと想像するとロマンを感じずにはいられなかった。
次の日は滋賀デイ。まずは比叡山延暦寺へ。
乗り場もきちんと把握していて、今日こそは大丈夫だろうと余裕な気分で待っていたのに、バスが全然来なくて焦った。乗り場間違えてる…?それとも、この路線廃線になってたりする…?いや、でも時刻表はあるし…、どうすりゃいいんだ…。もう電車で滋賀側から回るしかないのか…?と少し混乱して、落ち着かず、心中穏やかではなかった。
もう気づかない間に乗り逃したのかもしれない…困ったなあ…今日もか…と他の乗り場の方に一回離れて、また待っていた乗り場に戻ったら、なんと、来ました。
車内の状況からして乗車で手間取っていたわけではなさそうだし、道路が混んでいたんだろうけど、20分以上遅れてきた。これだけ遅れるなら昨日も間に合ったんじゃないかと考えるのは自然なこと。別に問題ではないんだけど。
とりあえず電車で行くしかないなとバスは確実に諦めるとこだったから助かった。京都側からバスで登って、滋賀側へロープウェイで下りるというプランだったし。
バスは銀閣寺辺りから山を登った。大型の車両で登山はなかなか大変そうで、頑張れ…!頑張れ…!と心の中で応援した。車窓は古いお墓や修験道の修行場(?)、ボロボロの温泉等あって楽しかった。途中コンビニ等もある大きな集落もあったし、比叡山ドライブウェイという有料道路には星野リゾートもあったりした。
しばらく登ってから見えてきた琵琶の湖。
到着。予想はしていたけど山の上だけはあってさすがに寒かった。
比叡山には大きく分けて3つの区域(東堂、西塔、横川)がある。まずは東塔から。
大講堂には各宗祖の木造や、仏教(真正面には釈迦)や天台宗に縁のある人物(高僧だけでなく、聖徳太子や桓武天皇等)の肖像画が壁を一周するように掛けられていて、目を見張った。
国宝の根本中堂。比叡山延暦寺の総本堂で、本尊は薬師如来。
ここでは最澄が灯した灯火が1200年経った今も燃え続けている。大改修が始まってはいたけど、圧倒されるという言葉がこんなに似合う場所は早々ない。お遍路の経験からどうしても真言宗の空海派だけど、最澄も偉人なのだと否でも感じさせられる空間だった。
文殊楼。階段が急すぎて、自然とおばちゃんたちと会話が生まれた。
紅葉並みに綺麗ではなかろうか。
トレッキングのような格好をした人たちが沢山いた。白衣(?)を着た人たちもいたけど、宗派はなんなんだろう。神社とかにもいたりするけど、お遍路以外のそれについての知識を自分は持っていない。
ちなみに高野山と同じように山の上に町があるから、消防車等も見かけた。
東堂と阿弥陀堂。
東堂と阿弥陀堂の間を抜けて、そこから伸びている道を歩き、西塔へ向かう。
お寺からお寺へと山の中を歩いていると懐かしい気分になった。人があまり居ない(まったく居ないわけではない)静かで落ち着くような場所を、木漏れ日を受けたり、風の音を聞きながら歩くのが自分は好き。多分、絶対。
最澄が眠る伝教大師御廟こと浄土院。ここからは西塔。枯山水は芸術でもあると思う。
東堂から西塔は約20分~30分。西塔から横川は1時間以上掛かるのであまり人はいなかったけど、この間はすれ違う人もそこそこいた。
やたらと巨大に感じた転法輪堂。本尊が釈迦如来だから釈迦堂とも呼ばれているらしい。
そして横川へ。
歩き続けていると、前を団体(おじちゃん、おばちゃんってぐらいの年齢層が多かった)が歩いていた。グループの中には何人か若い人がいてその方たちが中心というか声掛け(?)をしていて、一番後ろの人が自分に気付くと、通してあげて〜と道を開けてもらった。すみませーんと小走りで走り抜けていたら、なんか関西的なノリで、では拍手で!!!というわけのわからない展開になったので、ちょっと万歳して走ったら、ノリがええな!と褒められましたありがとうございます。我ながらマジ愛すべき青年感ハンパない気がする。
1人で偉いなあという懐かしすぎるワードも聞こえたので、この方々にお遍路の話とかしたら絶対喜ぶんだろうなーと思った。
抜いてから距離は少し離れたけど、黒谷青龍寺というお寺にも行ってみるかと自分が脇道を歩き出したら、その道の先に置かれていたカラーコーンにお知らせがあって、本日閉堂と書かれていた。そして、うーん、どうしよう…。と迷っていたら、団体に追い抜かれてしまった。
結局行かずに本堂へ戻ったから団体に追いついたんだけど、しばらくは後ろをゆったりと歩いた。そして彼らの小休憩のときにまた追い抜いた。あら、またまたお兄さん!と声を掛けられたので、なんか青龍寺に行こうとしてたんですけど、閉まってるらしいんで…(照)と返した。先頭にいたお兄さんには度々すみません…(照)と謝ると、いえいえと返ってきた。皆楽しそうで、良い人そうでした。
とにかく綺麗で楽しいコースだったというのが印象。 気温はジャケットを着て歩いていたけど涼しいくらいだった。
京都一望。
そして横川に到着。
各塔には巡拝受付があってその先に、宗祖の半生や逸話等を紹介した絵と説明文がある。比叡山は最澄のものというイメージが元々あったけど、それを見ていると様々な宗派の宗祖が若い頃この地で修行していて、後継者の輩出という点では高野山を上回るのかもしれないなと思った。あちらは空海が偉大すぎるという見方もできるけど。
横川中堂。他二塔からは離れたここでちょっとだけ秋を見つけた。まだもう少しといったところだけど、やっぱり紅葉している方がいいかもと思ったのは事実。
紅い秋が近付いていて、もう少しという様は、惜しいというよりも、なんだか愛おしい。
四季講堂(元三大大師堂)。おみじくと書かれてあるのを見て、夫婦がお寺の方に尋ねていたけど、一時間くらい掛かるおみくじらしい。今調べたらどうやらここはおみくじ発祥の地とのこと。
根本如法塔。ここを下りた際に、老夫婦からあっちは何がありました?と聞かれ、塔がありますよ。すぐそこです。と教えた。バス停のベンチで席も開けたりしてたからか、ご夫婦がバスから下りる際に奥さんからは会釈を、旦那さんからはありがとうという言葉をもらった。大したことはしてないけど、嬉しい気分になった。
これで比叡山のお参りは終了。風は吹いていたけど、アイスの自販機に誘惑されて購入し、バスを待つ間に食べた。美味しかった。
受付と話す口調から気の強そうな子だなーと感じた女の子が同じ時間帯にここ横川にいた。人の趣味や信仰なんて見た目からじゃわからないけど、正直寺社とか行かなそうな雰囲気。
次のバスに乗るまでにここを見て回るというようなことを言っていたけど、バスが着ても来なかったので、例のおみくじでもしてるのかもしれないと予想した。 ぎりぎり走ってきたけど。
そしてバスから降りて、ロープウェイへ。
ケーブル延暦寺駅の近くからの眺望。
ロープウェイのアナウンスがおばちゃんたちの話し声で聞こえなかったのは残念だったけど(これはあんまり景色良くないのよねみたいなことも出発前に言ってた)、ロープウェイの車窓は悪くなかった。ずっと視界が開けているわけではないからこそ、山道を進んだり、暗いトンネルの中を進んだりして、冒険感があって楽しかった。
停車はしなかったけど、途中の山の中に2つの駅があって、とてもグッと来た。ほうらい丘駅には霊窟の石仏があって、もたて山駅はベンチが置かれているぐらいなのになぜかたまらなかった。もたて山駅は以前はキャンプ場への駅だったらしい(元々は桜花発射基地)。
今はキャンプ場は閉鎖されているし、京都側にあったスキー場も廃墟になっているらしいけど、それでもかつて賑わっていたであろう場所はなんだか好き。過去の地になっているから余計に感じるものがあるのかもしれない。
ケーブル坂本駅にあったパンの自販機で一つパンを買って食べた。
ケーブル坂本駅からはバスに乗って京阪坂本駅まで移動した。でも途中に通り過ぎた日吉大社がとても気になって、そこで降りて行っても良かったなと少しもやっとした。
でも、まあいいさ、近江神宮へ行こうと電車に乗るために駅へ向かった、と見せかけて、バスで走ってきた方向に歩き始めた。いや、やっぱり行こうと。
鳥居はすぐ近くにあったし、日吉大社自体もそう離れていなかったから、実際わりとすぐに着いた。参道脇にはお寺が沢山あって、さすが比叡山の麓だなと。蕎麦屋さんもあったので食べたかったなーとも思った。
名前こそ聞いたことはあったけれど、日吉大社がどんなところかは知らなかった。だから猿の大社ということも知らなかった。
申年に申年生まれの人間が猿尽くしの神社に行くということ。参道を歩き始めて最初に出会ったのは巫女さんで、目が合うと挨拶をした。
若い巫女が沢山いる大社で、ちょうどご祈願で神楽鈴を鳴らす姿も見られた。太鼓の音もどこからか聞こえてきたけど、それはさすがに男性かな。
美しく尊厳がありながら、新しさも感じさせる大社だった。行って良かった。
それからは近江神宮へと向かった。
ちはやふるとのコラボは想像以上にしていたし、想像以上にしていなかった。
御朱印は最後の頁に貰った。でも、ちはやふるおみくじは可愛すぎてというか、アニメ臭が強すぎてなんか頼めなかった。普通に百人一首に特化した(?)おみくじとかあればいいのになーと強く思った。普段一人のときはおみくじは引かないけど、そういうのなら引きたい。
参道で何組かの親子がどんぐり拾い(?)をしていた。どういう目的かはわからないけど微笑ましかった。
これで滋賀の日はおしまい。最初は琵琶湖を電車でぐるりと回ろうかとも考えていたけど、時間もそれなりに遅くなっていから拠点の京都に戻った。そう、近すぎる京都に。
京都滞在最後の日は、小雨の降る中、まずは京都国立博物館へ向かった。
特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」目的で。この展覧会は出発前は知らなくて、適当にTwitterを見ていたら発見して行くことにした。とうらぶ関連で人多かったら面倒だなと思ったけど、そのコラボの日ではなかったから特別混んでいるというわけでもなくて助かった。
展示物は手紙が多かった。乙女姉やんだけではなく、有名な志士との手紙も多かった。高杉晋作がほとんど出てこなかったのは直接的な繋がりは少なかったからか、保存されていないからか。前者だろうけど。
盛り沢山で3時間以上は鑑賞していた。有名な近江屋事件の血痕の付着した梅の掛け軸、実際に佩用していた愛刀や紋服を見ていると、込み上げてくるものがあったというか、胸がジーンとした。
最終章の「美術工芸からみた幕末」にあった狩野永岳の「富士山登龍図」は締め括りとして最高だった。もっと一般層にも認識されていい素晴らしい絵画。
特別展覧会ではなく名品ギャラリーにあった「日本の彫刻」と「怒りのすがたの仏たち」の仏像も迫力が凄まじかった。大日如来坐像や四天王立像を目の前にすると萎縮してしまうような空気すら感じた。
持っていたハンカチを今朝見つからなくて、無くしたっぽい…困るな…ということで、博物館のショップではんかちを買った。結局元のは後になって出てきたんだけど。
それから大谷本廟へ。宗祖親鸞聖人の廟堂であり、浄土真宗本願寺派の門信徒の遺骨を納める場所でもある。
自分の祖父も分骨をして、地元のお墓と大谷本廟に眠っていた。現在はこちら側は引き取って骨があるのはお墓だけだけど、まったく無縁というわけではないから、是非お参りしたかった。
全国から納骨する方が来るからかお寺の中には様々な施設があって、そのうちの一つのレストランで昼食を取った。
次は下鴨神社と上賀茂神社。つい数日前に天皇皇后両陛下がご参拝されたばかり。
糺の森を抜けてまずは下鴨神社へ。
こちらが下鴨神社。正式名称は賀茂御祖神社。
国宝の本殿等に近付ける特別公開が行われていたので拝観すると、京都古文化保存協会の方々(皆二十代だと思う)が色々と説明してくれて、お金を払う価値がある貴重で有意義な時間になった。
足が決して本調子ではないし、ここ何日かで疲れが溜まっているのは感じていて、出来るだけ交通機関を使うようにしてはいたけど、やはり出歩けばそれなりの距離を歩くことになる。
観光だけじゃなく、生きるということは歩くということなのだ…と言い聞かせるように歩いた。別に旅先だと疲れていたって楽しいからいいんだけど。
下鴨神社への参道の横にある河合神社。美人水というものが売っていたり、ご利益的に女性には良いこと尽くめだからか8割は女性参拝客だった。
上賀茂神社に行くバスまでに少しだけ時間があったから、バス停の反対側にあったローソンで抹茶ラテを頼んだら、ああ、これもうないんですよ。消さなきゃ。とのことだったので、アイスミルクティーにしたら、慣れてないのか時間が掛かって、不快な気持ちになんて一切なってないけど、バス大丈夫だろうかとそわそわはした。雨も降っていたし。
アイスミルクティー頼んどいてあれだけど、寒くなったのでからあげクンも買った。美味しかった。バスも間に合ったのでハッピー。そういえばこの日はバスの一日乗車券を使った。便利。
上賀茂神社こと、賀茂御祖神社に到着。強めの雨が降っていて、鳥居前の小さな穴にできていた水たまりで片足じゃぼん。
こちらも特別公開が行われていたけど、その時の時刻午後4時でちょうど終わったみたいで諦めた。後悔はない。
帰りのバスは疲れて眠たかった。
混んだ車内には修学旅行の高校生グループがいて、京都御所に行くかどうかで意見が別れていた。せっかくの機会なんだから行けばいいさと心の中で思っていたら、降車場所からして行ったは行ったっぽい。楽しめることを願った。
そしてこれにて京都編は終了。
宿は以前も泊まった「京都ゲストハウス Len」に1泊と「しづや KYOTO」に3泊した。
Lenでは同室のオーストラリア人(アジア系)の男性と話した。普段は病院で働いていて、3週間の日本旅行中とのことだった。気さくな彼は同じく同室の日本人の女の子にも話しかけていたけど、その子は英語で話しかけられてめちゃくちゃ慌てて「え… え… ジャパン!!!!ソーリー!!!!」って返してたのはなんか可愛くて笑った。彼も苦笑いでオーケーと返すしかない。
しづやは初めて泊まったけど、なかなかいい宿だった。
チェックインの際も一緒にしてたし、宿泊リストを見てもわかったんだけど、日本人の女の子がかなり多めの宿だった。
隠れ家のような雰囲気がオシャレだからそれは頷ける。まあ、自分は離れだったから、全然接してはいないんだけど。
二段ベッドの際に下に泊まれる楽さは異常。
トレッキングやってそうな男性が同じく連泊してたり、ビジネスで使ってる男性や女性、白人のカップル、韓国人の女の子二人組等いたけど、みんな挨拶程度で深く接することはなかった。
でもハーフの家族は別。連日仲良く接した。
普段はフランスにいて、今回はおばあちゃんの家(日本人のお母さんの実家)に帰省してきている、みづ(ず)きちゃんとたいきくんという小さな姉弟と鬼絡み。
もうとにかく可愛かった。ハーフという可愛さもあるけど、愛嬌のある子たちで、お姉ちゃんの方は、ドアの隙間から顔を出しておはよう!と言っては隠れてまたおはよう!という謎の挨拶を繰り返したり、弟君の方は、コップを洗おうとしていたら、ここにいて!と頼まれて一緒にテレビ見たり、うん、可愛かった。
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ちなみに宿の横にはカレー屋兼コーヒー屋が併設されていて、母屋から出ても離れから出ても数秒で着けるから便利。
鳥取の鶏カレーを頼んだけど、インドカレーをベースとしていて、わりと本格的な味だった。好き嫌いは別れるだろうけど、自分が食べたのは空腹時だったからか普通に美味しかった。
おしまい。次は名古屋編。