京都・高雄三尾

泊まっていた大阪から京都へと移動し、立命館大の生徒達とバスに乗り、京北の三尾エリアへ。
京都市街や嵐山、比叡山や高野山等に比べると全国的な知名度は低いけど、この地域にある高雄山神護寺、栂尾山高山寺、槙尾山西明寺の三つのお寺の山号にそれぞれ尾がつくことから「三尾」と総称される地域。
紅葉の名所としては有名だから、関西の方は知っているかな。

山の中の集落でバスを降りた。

まずは神護寺を目指す。今回最も訪ねたかった寺院。

清滝川では川遊びをするいくつかの家族の姿があった。今日も暑いので羨ましい。

 

 

山の中でずっと川のせせらぎが聞こえ続けているという癒やし。

紅葉もいいが、青々とした葉も美しい。夏だ。

途中の駐車場にいたおっちゃんから「お寺?」と聞かれた。歯がないのか、その後に続いた言葉は聞き取れなかったけど、「350段」ってのは聞こえたから、「長いですね!ありがとうございます」と返した。

こういうところに泊まれたらどんなに素敵か。

足が痛いというのは何事も辛くする。でも参道の階段を登るしかない。

平日だし、コロナだし、秋じゃないし、営業してなくても驚きはしない。ただ参道で食べるみたらし団子はさぞ美味しかろうと。

もみじピザって何。


楼門は修復中。

拝観料を払って境内へ。この2日間拝観料だけでいくら払っただろう。

和気公霊廟。この神護寺の開基は和気清麻呂公であり、空海(と最澄)にとっても重要なお寺なので、個人的には強い縁を感じる場所。前進の神願寺という寺号は、宇佐八幡の神意に基づいて建てたお寺という意味だし、もはや縁しか感じない。

霊廟横から続く道の先にはお墓があるが、距離があるようなので最後に取っておく。

右から毘沙門堂、五大堂で、左奥に見えているのが金堂。

まだ金堂には行かず散策。池も。

やはり美しい。木の葉にとって一番盛んな青年期というような若々しい色。

金堂。本尊は国宝の薬師如来立像。

ではお墓参りへ。水を飲んでいたおじいさんに「この先なんかあんの?」と聞かれて、「和気清麻呂のお墓があるんですけど、多分遠いと思います」と答えると、「遠かったらあかんやんなあ」と返ってきた。

こちらではないです。


こちらです。苔生した道を進んだ先にあった墓所。想像の10倍は近くて助かった。

鳥と蝉の鳴き声がずっと聞こえる場所で一人過ごし、とても感慨深く、来られて良かったと感じていた。

硯石の横にある硯石亭でかき氷を食べた。味はミルク金時。本音という本音を書いておくと、ミルク金時なんだからもうちょっとミルクかけてくれてもいいやん!とは思った。その時の客は自分一人でもあったし。いやはや、狭い心ですみません。

でも畳に座って、扇風機を回しながらの、この景色は悪くなかった。氷で体も冷やせたし。すぐに熱さは戻るけど。


参道の階段を降りた場所には川床もある。良いね。素晴らしいね。

綺麗な川が流れてるもんだから、鮎の塩焼きとか食べたいな!と今度は指月亭というお店に行ってみた。

お座敷優勝やん…。

でも無いか…、ニシンやマスは別に…。冷やしそうめんも去年長谷寺で食べた記憶が残ってるから、山菜そばにしよう。

はい、ぐっつぐつの出てきました。山菜もお蕎麦も美味しかったから良いんだけど。

 
 
 
 
 
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ゆっくり見て回りたいのに結構バタバタしてるし、歩くのも辛くなってきたけど、指月橋を渡り次のお寺へ。

仕方ない。いろんな場所へ行くということは、いろいろと歩き回るということだ。

西明寺。いやもう絶対紅葉美しいお寺。夏でもそれが伝わってくる。

さあ、三つ目の高山寺へ。

皆さんご存知の鳥獣戯画で知られているお寺です。

撮影禁止だったし、模本だったけど、見てきた。また御朱印集めしようかな…と一瞬考えるくらいには、売っていた鳥獣戯画の御朱印帳が可愛すぎた。

日本最古の茶園らしい。背振山や大津市にも最古があるらしいけど。

お寺の境内とは思えないほど山の開けた場所。

三尾の三つのお寺を回るのが当初の目的だったけど、バスの車窓で見た平岡八幡宮も行けるなら行きたいなと、途中からそわそわしていた。

しかしバスの本数も多めだし行けそうだということで来た。もう痛みが完全に戻ってきて、足を引きずり、満身創痍の寺社巡り()

三役相撲という地元の大人と子供が相撲を取って、神の御加護を受けた子供が必ず勝つという神事が毎年10月に行われているらしい。微笑ましそうでちょっと見てみたい。

平岡八幡宮は神護寺の鎮守として空海が宇佐八幡から勧請したのが起源。山城国最古の八幡宮らしい。

本殿天井の「花の天井」は見ることができなかった。でもこの場所に来られたので目的はすべて達成。大満足。

帰りの新幹線は京都から。関西土産の赤福を購入し、新幹線口へ。

いや、帰れない。どんだけ運転見合わせと出くわすの今回。

まあ、大した遅れではなかったから良かった。お弁当じゃなくお店で食事できたのは事実だけど。

まあ、いいさ。近江牛すき焼き弁当を買ったんだから。

美味しかった。

さよなら関西。また会う日まで。

博多に着いてからもまた人身事故の影響で遅延があって、時代の暗さを感じつつ、人々に興味を失われつつある信仰の舞台・神社や寺院をはじめ、ルーツに関係なく、まだまだ行ってみたい場所が山程あるなと思った。
海外に行きたいという気持ちがここ数年でかなり削がれたけど、国内だけでもいくらでもあるんだから問題はないのかもしれない。

でも、医師に言われた通りに日頃からストレッチをして、極力歩かないようにしているにもかかわらず、また何もしていなくても痛いような状態に戻って、そりゃ二日間歩いたけども、もう数ヶ月経つのにまったく治ってないな…と悲しくなった。この問題は治らない。
一生このまま痛みなしでは歩けない人間なのでは…?と思ってしまうし、悲しみしかないので、早く元に戻ってほしい。

いや、まだまだ行きたいところだらけなのは希望。観光大国に生まれてよかった。おかげでグーグルマップの行きたいところリストが集合体みたいで気持ち悪くなってるけど。


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