5月17日。
精神的不調が身体的症状として現れて(なぜかヒゲが)円形脱毛症になったりしても、
このままだとウィリアム・ブレイクの絵画「ニュートン」のようにパソコンチェアと同化していくんじゃないか…?というくらい運動不足でも、
暖かくなったし、そろそろあれを再開しなきゃな、ってことでリスタート。
朝起きたらiPhoneがちゃんと充電できてなかったり、電車を逃して急遽バスtoバスの移動になっても問題はなし。
タイツ+ショーパンで朝の通勤時間に被るのは恥ずかしかったけど、車内で勉強する高校生や圧倒的に美しい白人女性や、宗像市役所の前で自分以外全員降りる光景もなぜか良いなと思った。
そして車窓が農村地域へと変わるにつれ感じる非日常感も、幼稚園の送迎バスを待つ親子も、特別支援学校のバスも悪くないなと思った。
こんな風に、どうにかして非日常的な感覚を定期的に取り入れつつ、生きていくしかないのかなとかなんとかも。
初っ端からだらだらと書きすぎなような気もするけど、この日はもう徐々に書くことがなくなっていくのでね。宗像市と岡垣町にある4つの山を縦走するというハードな1日でしたので。

門前バス停で下車し、湯川山登山口のある承福寺へ。


宗像氏貞の墓所があったので寄ってみることに。

要はこの辺りの領地を保持しつつ、宗像大社等の寺院の造営再建に尽力されたお方。

蚊が沢山いて、日焼け止めは塗ってるけど虫除けスプレーは忘れてたな…と気付いた。これから大変なことになるかもしれない。もう遅いけど。

地元の方と挨拶をしたり、鶯の鳴き声に誘われ、承福寺到着。

ここから四塚を縦走していきます。縦走距離12.5km、所要時間約7時間。え…そんなに掛かるの…?その半分くらいかと…。

午前9時頃、登山開始。

ぬかるみは序盤にぼちぼちと存在する程度だった。

蜘蛛の巣も同じくらいかと思いきや、トータルでは結構な数だった。そこまで人が通っていないのか。一日二日で作られたものなのか。

木陰が続き、気温もそう高くないし、蚊も想像してたより少ないけど、普通に疲れるな…と感じていた。圧倒的運動不足。体がなまりきっている。

途中に林道を挟んだりするのは安堵する時もあるが、この日は人工物グッとこないな…ってな気分だった。

ただ登って下るだけかと思いきや、四塚通して、登り下り関係なく、極端に長く続く坂道とアップダウンが多く、ロープが張られているようなそれなりに急な斜面も本当に多かったし、
特に下り坂が、下るというより、もはや滑り落ちないように用心し続けるといった道がひたすら続いて、まあ、なんていうか、想像の20倍はキツかった。

枝に残ったままお亡くなりになった黒い葉。

祠はあるものの、弥勒菩薩の仏像は見当たらなかった弥勒尾の峰。

しんどいとね、まだ500mもあるのか…まだ300mも…って嘆いちゃうよね。

でも登山でも何でも、こまめに達成感を感じていくのは大事だよなと、登っていった。

26番、湯川山。古くは万葉集にも登場する山らしい。

約1時間半掛かった。沖ノ島は案の定見えない。あと蜂飛びすぎで怖い。だが悪くない景色。

以前行った大島ははっきりと。

まずは4分の1。誰を待たせているわけでもないし、この先ものんびり行こう。

人の話し声がどこからか聞こえていたが、展望所?の方に二人いた。

もう先に書いておくけど、この縦走は緩やかな尾根で繋がっているわけではなく、きちんと峠で分かれているタイプだったから、毎回ガッツリ下らせられたし、ガッツリ登らされた。

ジグザグ道も僅かで、落ち葉も多く滑りやすく、たまに強制トレイルランになるので、体力消費が激しかった。極端。

山と、峠を目指す日。

しかし、こういう時間は嫌いじゃない。
法 法華経 pic.twitter.com/S4GGX7OnaC
— 末宗凌 (@SuemuneRyo) May 18, 2022

うさぎさんコースとかめさんコースが選べる箇所もあることはあった。選択肢があってないようなところもあったけど。

ヒザイジメ、ダメ、ゼッタイ。

なんだか憎らしいたぬきの顔。曲がってるし。

きのこ…?

たまーに設置されているベンチ。

ゆうれい坂という文字が見えて、いや…こっちじゃないぞ…と道間違え発覚。

どこまで戻ればいいんだ…?とつい先程下ってきた道を探り探り登っていると、60代くらいの男女三人組に挨拶をした場所で、分岐を見落としていたことに気付いた。
「膝痛めた人に自転車は一番キツいよ~」という会話に意識がいきすぎていた。こうした道間違えはタイムロスだけでなく、精神的にもどっと疲れる。

もったいないよね。でもやらかしこそが我がj

#きのこの山派 #別にたけのこの里も嫌いじゃない

ようやく下りてきた。垂水峠。

ロマンなき国道495号線を横断して、

次は孔大寺山へ。

ちなみに登山中に出会ったのは十数人程。半数は最後の山で。

ずっとロープ張られとるがな!


五位の石。都落ちした平家がこの岩陰で雨宿りをしているとたちまち晴れたので五位の位が授けられたとのこと。ちょうど鎌倉殿の十三人で平家が滅ぼされたばかりなのでタイムリーだ。

運動不足に加え、簡単に終わるだろうと舐めきっていた行程、水と塩キャンだけの食料無しという状態もあり、休憩しても回復が追いつかず、キツいな…ちょっと時間掛かりすぎてるな…と終始感じていた。これ終わるの夕方だぞ…いやほんとパソコンの前に座り続けてたら早死にするわ…という今更な危機感も。

27番、孔大寺山。ちょうど12時頃。しかし食料を持っていない馬鹿。蝿が飛んでいる。五月蝿い。

やっと2つ目。でも峠を含めればまだ半分にも到達していない。標高としてはこの山頂がピークだが。

助けなど誰も来やせぬ岨道を転がり落ちる団栗ひとつ

道を間違えていないかとたまに不安になりつつ進む。目印がある場所はもちろん問題ない。

地蔵峠を目指しております。下りに関しては過去一では…?というくらい、疲れというかストレスを感じつつ。正直に言えば、楽しい道ではなかった。

もう少しで峠まで下りきる。しかし難路80?分という案内。まだ手を緩めてはくれないらしい。普通は縦走しないか。

うーーーーん、やっぱりグッとこない。

難路金山登山道をゆく。

竹だらけ。

暑くなってきたし、倒れやしないかと恐ろしかったけれど、今更引き返すことはできないし、こういう景色に出会うために登るわけで。

はい、28番金山(北岳)。午後2時前。完全準備不足でも、エネルギー補給できなくても、頑張ってます。

山頂からは先程登って下ってきた孔大寺山の姿が。

嗚呼!峠ばかり!アーニャ!石峠いくます!

常に、ここが最難関であってくれ…と願いながら。

でも山梨に行くために体力作りはしとかないといけないしね、無駄じゃないさ。

いや、岳で分けて攻めてくるのやめて。一人が代表して立ってて。

(カウントしない)

知ってる。

疲れすぎてツチアケビが話しかけてきた。

早く終えたい。そしてコンビニに行きたい。カツカレーが食べたかったけど、今はクーリッシュかオロナミンCが飲みたい。下りはもうバブルボールにでも入って一瞬で消化したい、とかなんとか思ってたら、あとは最後の城山山頂を目指すだけの状態に。

ようやく終わりが見えてきたので、ベンチに寝転んで休憩した。新緑からの木漏れ日や風や鳥の鳴き声に癒やされながら。虫は無視して。

さあ、最後の登りだ(多分)。

だいたい残り距離はわかるのに、この600mは外した。願望が強すぎて残り300mだと思ってた()

くえー!!!!!進まね―!!!!!

やっと登り終えたか。

山頂到着。29番、城山。15時半過ぎ。

遠き遠き沖ノ島。


山頂には一人おっちゃんがいて、挨拶をすると自分が座っているベンチまで近付いてきたのでしばらく会話をすることになった。
北九州の若松に住んでいる造園師さんで、仕事で使う足袋のまま、よく近くの山を登っては、山頂に着くと寿司やノンアルビールを楽しんだり、夕陽の写真付きでYAMAPに投稿してたりするらしい。
話の終わりに「ごめんね、じじいの話に付き合わせて。体も冷えたやろ?」と気遣ってくれたが、気さくなおっちゃんで元気を貰ったし逆にありがたかった。良い出会いだった。
写真を撮らせてほしいと頼まれたので、おっちゃんのYAMAPには多分自分がバンザイしてる後ろ姿が映ってる()

四塚の中で最も街中に近く、登山客が多い山。道も設備もかなり整えられている印象を受けた。

では下山しますかね。

ベンチがカウントしてくれるのかな。


No.1。しかしベンチというのは疲れが出るような場所に置かれるからか、下山完了まではもう少し。

午後4時20分頃、城山登山口到着。縦走終了。

終了地点に水場があってもねえ!ありがたかったけども!

山は終わっても、もう少し下っていきます。福岡教育大学の近くにある教育大前駅まで。膝は悲鳴を上げてます。

西鉄バスの天神からの終着である赤間営業所はここだったのか。

ゴールデンはうんちする姿も可愛いねえ!

唐津街道の赤間宿があった場所だが、街道・宿場町関連はほとんど触れずに、真っ先に駅近くのコンビニへ。

ほぼほぼ残っていない眼鏡橋跡は見たよ。

はい、死者蘇生セットです。選ばれたのはこの子らでした。

帰りは電車で帰ろうと考えていたけど、始発の赤間営業所があるしバスで帰路についた。バスの方が人目につかないだろうしね。
想像より遥かにキツい日で疲労もそれに伴う形になった。でも現状を知れたのは大きな収穫。
この歩き旅?自体当初の想定を大きく超えて大変な部分もあるけど、そこまで離れている場所でなくても理由付けがないと訪れない場所にその理由と共に行けているし、今日のような思いがけない出会いもあって満足度は決して低くない。
いや、満足度とは少し違うか。好奇心がまったく削がれない、が正しい。
次回は平地メインだけど、どんな一日になるか。基本はただただ歩くだけだろうけどね。
真夏になる前に出発しなさいと自らを急かしていこう。


