平成の終わりと令和の始まりが近付いて、崩御ではなく譲位に伴う改元ということもあり、世間は10連休GWでお祭り騒ぎなのに、自分は連休感ゼロな上に、YouTube様に1ヶ月収益無しペナルティをいただくという災難に見舞われてます。
でも平成生まれとして初めて体験する改元だし、ゴールデンな気分になるために(という理由を付けて)、4月24日発売の宇宙ネコ子の「君のように生きれたら」というアルバムを購入した。
CDを買ってもすぐにデータ化するから、手元に置いておきたいというよりは、応援してる証、次作も楽しみにしてるよというエールを込めての購入になるわけだけど、まあ、このアルバムが平成最後に購入したCDということになるだろう。(令和になってCDというものが生き残っているかはわからない)
その宇宙ネコ子を知るきっかけになったのは(冬日さつきさん経由で)表題曲の「君のように生きれたら」を聴いたことから。
ユニット名やアートワークを見ると、サブカル女子が好きそう…感に溢れてるけど、
音楽性はわりと正統派なオルタナティブ・ロックだし、日本人の女の子ボーカルということを含めるとこの手のバンドは正直貴重だと思う。
1曲目のVirgin Suicideというソフィア・コッポラとか好きなんだろうなと全力で思わせてくれるタイトル、そういった作品が好きな人に共通する空気感をアルバム全体から感じられる。
正統派がゆえに(?)音楽的な目新しさはこれといってないけど、別にそれは悪いことではない。
特筆すべきはボーカルの儚げな歌声だろうか。シューゲイザーは囁きを重ねてくるけど、彼女の歌声はとても曲に合っていると思う。あれこれと音を詰め込みすぎてないのも、ほんのりと死の匂いが香る歌詞も良い(もう少しそちらに寄せた曲があってもよかったかも)。
まだ数周しかしてないけど、3曲目のLike A Raspberryの完成度は非常に高いので、ラジオのパワープレイにでも選ばれてほしい。世間からどんな反応があるかが気になるから。
キャッチーではあるんだけど、大ブレイクする音楽とは違うと思うから、今後どういった活動を続けるのかが興味深い。
曲はとても良いので、重めの前髪で黒いリュックサックを背負った女の子界隈(馬鹿にしているわけではない)だけの人気に留まるのはもったいないと思うのが率直な想い。
どうなるかはわからないので、とりあえず今は歌っておこう。
Tu…Tu…Tururu…