熊本さ 熊本どこさ 八代さ デュオリサイタルさ

思いがけないことは思いがけず起こるもので、女子大生バイオリニストとの出会いがあり、今度熊本の八代でリサイタルがあるから良かったら来ませんか?とのお誘いを先日いただきまして、
クラシック系のコンサートに行きたいと思い続けていたので、個人的には絶好の機会。
ってことで、昨日8月14日は八代に行っておりました。

交通の便は複数あるけど、福岡から往復すると距離のわりに割高感があるから、ちょうど青春18きっぷの期間だし、無駄に馴染みのある鹿児島本線で八代駅まで向かった。
お盆だから人は多かったけど座れたし、乗り換えも少なくて、快適だった。車窓眺めるのも好きだし。
八代駅からはバス100円で会場に到着。

会場はやつしろハーモニーホール。
今回のリサイタルの正式な名前は
「木野雅之プロジェクト 情熱の肥後デュオ・ジュニア#5
柴田恵奈&渡邉理紗子 デュオリサイタル」
ちなみにメインの二人は桐朋学園大学音楽部3年生。

プログラムは以下の通り。


●1部
クライスラー – 愛の喜び
クララ・シューマン – ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス
ブラームス – ヴァイオリン・ソナタ 第1番 雨の歌

●2部
シューマン/リスト編曲 – 献呈
クライスラー – 中国の太鼓
マスネ – タイスの瞑想曲
サン=サーンス – 序奏とロンド・カプリチオーソ
タルレガ/リッチ編曲 – アルハンブラ宮殿の思い出
ピアソラ – ル・グラン・タンゴ

●アンコール
真田丸メインテーマ
加古隆 – 黄昏のワルツ
ミロン・ポリアキン – カナリア


鮮やかなドレスと花の髪飾りという華やかな衣装で二人は演奏を行っていた。
本人達にもちょっと伝えたけど、二人だけでこんなに素敵な空間が作れる(広げられる)ものなのかと感動した。
また弾くだけでなく、魅せるという面でも、派手な動きなどなくても、見入ってしまうような、聞き入ってしまうような、そんな雰囲気があった。

楽器はバンド系のものぐらいしか触れたことないから、彼女達の演奏技術を細かく評価することはできないけど、
純粋に感じたのは、演奏者として曲の良さを引き出すということと、表現者として曲を用いて自身を表現するということ。そのどちらも出来ているなあと。
ステージに立つ生の二人に曲は生かされていたし、その曲を演奏する二人は上手に曲を活かしていた。そんな印象を受けた。
14時から約2時間だったけど、体感としてはあっという間に過ぎて終わった。楽しかった。

二人での演奏以外は、木野雅之さんがアルハンブラ宮殿の思い出をソロで演奏したり、譜めくりとして参加していた藤本史子さんも加えて4人での演奏を行う曲もあった。
練りに練ったであろうプログラムで、どの曲も良くて、観客は楽しめたと思う。少なくとも僕は終始楽しめた。
本編はもちろんアンコールの曲もお客さんを楽しませようという姿勢が伝わってきた。
恵奈ちゃんは木野さんに合わせるのがちょっと大変そうだったけど、最終曲のカナリアという曲。聴いたことありそうで、初めて聴いた曲だったかな。本当にカナリアが鳴いてるように聴こえてとても面白い曲だった。バイオリンという楽器の可能性を感じた。と書くと何様だよおまえってなるけど、でも本当に、こんな表現もできるんだという衝撃があった。下手すぎる例えを出すなら、ジミヘンのウッドストックでのアメリカ国歌で楽器で表現できる幅はもっと広いんだということに気付かされたような、そんな感じ。
ファンサービス的な選曲というか、真田丸のメインテーマとか、やっぱり「おっ」ってなるよね。もし前日にかなり寝不足でうとうとしていた観客がいたとしても、ねむくない!!!ってなったと思う。
では、その真田丸の動画をどうぞ。どうぞ。(ちなみにこの動画をアップしているチャンネルは恵奈ちゃん関連の動画を他にもあげてるから興味持った方は是非。是非)

NHKのカメラマンが来ていて、撮影していた映像がその日のうちにニュースになっていたらしい。
そういったメディア露出を含めた二人のこれからの活躍にも期待したい。

でも演奏しているときは風格があってかっこいいのに、MCになるとちょっとおどおどとしてしまうのは年相応の女の子というか、可憐さや微笑ましさがあった。
終わってからそのことを伝えると、大学の科目にMCもないかなみたいなことを恵奈ちゃんが言ってたのは面白かったから、慣れたらくすっと笑わせてくれるようなMCをしてくれるようになるかもしれない()

少しだけ片付けの手伝いをして、場違いじゃないか…とは思いながらも、いけす料理の宗弘というお店であった打ち上げにも参加させてもらった。
数少ない若者の一人として、年齢がだいぶ上の人達が多い中で、静かにご飯を食べていた恵奈ちゃんと理紗子ちゃんにもっと話しかけてあげればよかったんだけど、
木野雅之さんの息子さん(男の子)が9歳ぐらいで、ポケモンGOに詳しいお兄ちゃん的な立場でその子とだいぶ絡んでたから、ええ…、子供とも仲良くできるんです僕…()照
二人とも上品でお淑やかという表現が似合う女子大生だった。恵奈ちゃんは既に他のイベントにも参加が決まっていて、理紗子ちゃんは今回編曲も務めたというんだから、素晴らしい才能を持った二人にはこれからも頑張ってほしいなと心から思った。
僕はといいますと、お酒で顔を赤くしていました。てへっ。料理はとても美味しかったのに、時間の都合で途中で抜ける人達がいて結構量残っていたから、もう烏龍茶とかにしといて、もっと沢山食べれば良かったかもしれない。いや、別に食い意地ではないんだけど、海鮮だけじゃなく、馬刺しとかも本当に美味しかったから。うん。良いお店だった。
ホストである恵奈ちゃんの御両親にはお忙しい中とても親切にしてもらった。パンフレットに自作のイラストを描いたりもする多才で気配り上手なお母様と紳士的で優しそうなお父様。貴重な体験ができて感謝でいっぱい。行って良かった。

と、以上の文で終わっていいんだけど、個人ブログだからもうちょっとだけ。
華やかな舞台・人物に近付くと、やはり自分の人となりを見つめ直すことになる。
面白い稼ぎを持っていて、自由に生きてますってだけじゃあ、話のネタにはなっても、全然かっこよくはない。
慣れない場所での恥ずかしさもあったけど、間違いなく、まだまだ全然足りない。
お遍路で出会った人々は旅人とかが多くて、まあ特に気にすることなんかなかったけど、ちゃんとしている人、才能を持った人が多い場所に行くと、やはりそれを実感する。
もっと頑張ろうと思った。うん、頑張ろう。やるべきことは沢山ある。

ちなみに昨日は震災からちょうど4ヶ月。
最後の行方不明者も発見された。熊本、大分の復興がより一層加速することを願う。

それと、18切符が4日分残った。どうしよう。
行きたいところはなくはないけど、暑すぎるよね。暑すぎる。
夏生まれで夏が一番好きだったはずなのに、いつの間にか夏が殺人の季節になってるし、嫌なもんです。ええ。

四国歩き遍路の旅 7日目

5月30日。
5時前に寒さに耐えていた。防寒具を送るのは失敗だった。そのとき着ていた服も多少湿っていたから余計寒さを感じた。
iPhoneの画面内部はまだ曇っている。
朝食を食べているときに、ふと足元を見たらムカデが這っていた。ほんとムカデはやめてほしい。蜘蛛や蟻とは大違いの恐怖感。
あれもこれも水分を吸ったままで重い。靴の中にテイッシュを詰めてはいたけど効果はなかったようで濡れたまま。仕方がないからそのまま履いたら、一瞬で新しい靴下まで浸水。まあ気持ち悪い。

出発前荷物をまとめる際に、自分のもの以外のゴミも袋に入れサイドバッグに詰めた。
お遍路さんの中にもみっともない人間は沢山いる。まあ菅直人や清原もしてたんだからそんなことはわかりきってはいたけど。
でも実際にそういった無責任な行為を目の当たりにするとイラッとくる。栄養ドリンクのゴミを捨て歩く人間なんて、もう最初から歩かない方がいい。
とはいっても、地元の人への恩返しも込めて自分が片付けた。誰かが拾うだろうではその誰かの負担になるから。問題に気付いた人間が(可能であるならば)その問題を対処すべきというのは常日頃から思っている。
(なにかこのゴミうんぬんのメモを読み返したらやたらと強い言葉で非難していた。機嫌が悪かったのだろうか。疲労も原因かもしれない)

7時3分に出発した。
疲れから準備を進める速度が遅かったというのもあるけど、今日は進む距離が短いから少しはゆとりがある。
トンネルを抜けて進んでもいいんだけど、車通りが多いとストレスだから、遠回りにはなるけど弥谷観音の方へと進むことにした。
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自分を追い抜いていった軽トラの荷台に柴犬が乗っていて目が合った。可愛かった。

四国歩き遍路の旅 6日目

5月29日。
4時頃に目が覚めた。鳥は鳴いていたけど、そこまで騒がしくはなかった。
と思っていたけど時間が経つと少しだけ騒がしく鳴き出した。でも危惧していた虫はほとんどいなかったし、車も少なかった。耳栓とマットなしでここまでリラックスできるとは想像していなかったので助かった。

霧は晴れていたけど、さすがに寒いので寝袋の中にくるまっていた。
新聞配達のバイクや早朝出勤の車の人にちらちらと見られたけど別に気にはならなかった。

トイレに行くと大きな蜘蛛が壁に止まっていることに気付いたけど、電気もついたから問題なし。水場では顔も洗えて爽快だった。お店や自販機はないようだけど、寝床にする休憩所の近くにトイレと水場があるとこんなにも快適。
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朝食にはクリームパンなどを食べた。水があるおかげでしっかりと歯磨きもできた。

なんとなく置かれてあるノートを読んでみたら、岐阜の24歳(同い年?)がメッセージを書き残していた。この今まで見た中で最も若い人が書き込んでいるのはこれまでの休憩所でもきっと見た気がする。自分の少し前をきっと歩いている。一度も会ったことがないのに存在を知っている(一方的だけど)って面白い。ここで読んだかは忘れたけど佐賀の26歳も序盤のノートで数回見かけた気がする。
ソファーがあるなんてアメイジングだ!的な外国人の英語による書き込みも。他にもいくつかの異なる言語での書き込みがあって国際色豊かだった。
――5月の終わりのこの日から離れて少し現在の話をする。断片的なメモからブログをこうして書いている今気付いたけど、この岐阜の24歳とは多分この先出会っている。本人に確認はしなかったけど(僕が読んだということを忘れていたから)、それに気付いた今思わず笑ってしまった。旅が終わって1ヶ月経つというのに、こんな楽しい気分になれるなんて。

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