四国歩き遍路の旅 20日目

6月12日。
4時半に目が覚めるとここでもカエルの鳴き声が聞こえていた。人間の方はというと2人ともまだ眠りの中。
スマホを置いていたのはバッグの上だったはずなのに、手を伸ばしてもその場所にはなくて焦った。一瞬の間に最悪の事態、不安な想像が頭を駆け巡ったけど、普通に枕元にあった。夜の間に移動させていたらしい。
雨はまだ降ってない。
昨日の朝貰ったおにぎりを朝食に食べた。本当はすぐに食べるつもりだったのに、食べるタイミングを失っていた。
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5時過ぎにお手洗いに行って顔を洗っていると、杖の鈴の音が聞こえたので外に出てみたら、逆打ちの男の人が駅前の道を歩いていた。こちらには気付かなかったけど。

どちらのかはわからないけど5時からスヌーズ、もしくはいくつものアラームが鳴り続けていた。チタが5時半に起きてから鳴り止んだので彼女の音か。

白衣からは生乾きの臭いがするのがわかった。昨日からなんか臭うなーと感じていたのでその正体がわかった。やっぱり乾燥機有りのとこがいい。

道としては熊野古道の方が歩いていて美しいし楽しいけど、出会いが沢山あるから総合的に判断すれば遍路に軍配が上がるかもしれない。比べるものでもないけど。

始発が5時42分に来た。でも誰もこの待合所は経由しない。かつてはここに切符売り場があったみたいだけど、案内板を読むと常時閉まっているということがわかった。近くにあるローソン等に切符販売を委託しているみたい。電車内で支払いも多分できるし問題はないのだろう。

6時になり先程と同じ音が鳴ったのでアラームはゆうた君のものだったと判明した。延光寺はそう離れていないのでそこまで焦る必要はない。
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飲める水であれば、たとえトイレで取った水道水だとしても飲もうと思えば飲めるだろうけど、自販機で飲み物を買うのは、自分が自販機で売っているような飲み物が好きな人間であり、美味しいと思えるものはモチベーションの一つでもあるからです。はい。

雨がいつ降り出してもおかしくない曇り空。
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四国歩き遍路の旅 19日目

6月11日。
5時20分起床。向かいの部屋、ゆうた君はもう起きているような気配がある。そういえば6時とかに歩き始めると言ってたっけ。
手を汚した甲斐()もあり、虫については問題なく眠れた。ベッドの隙間等に潜んでいたのが何匹かは生き残っていたけど。
日に日に朝の準備がゆったりになっている気がする。荷物のまとめ方を変えたからか、一日の始まりから焦らないという考え方になったのか、朝になっても残っている疲れや痛みに辟易して遅れるのか。
でも今は気分は悪くない。洗濯物はまだ少し湿っているけど、でも問題はない。
準備を終え、部屋を出てチェックアウトへ向かうために、(玄関ではなく本館との最短にある扉から出入りするようになっていたので)外に置いてあった靴を履こうとすると、靴の中には奴らの羽根の置き土産が無数に入っていた。取り除いてから本館へ。

午前7時頃、本館の入り口前にはちょうど出発直前の逆打ちのおっちゃんと見送る奥さん、九頭竜さんもいた。
奥さんからはお接待ですとおにぎりが2つ入ったパックを、九頭竜さんからはまさかの錦と金の納め札を頂いた。九頭竜さん自身のではなく協力者から貰った札らしいけど、思わずテンションが上がった。本当にいいんですか…!?と。
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靴紐を結んでいると、一番下からではなく2段目から通すと楽になるよと教えてもらった。早速それを試してみると先端にゆとりができて本当に楽になった。これが知恵らしい。
昔鉄砲撃ちだったという逆打ちのおっちゃんも色は白だけど詳細に書き込んだ納め札をくれた。この先にあるという足の痛み(?)に効くたぬきの油を扱っている民宿を奥さんに教わっていた。
九頭竜さんからは君とはまた縁がありそうだと言われた。縁がある人とは3回は会うらしい。感謝を伝えて、ブログ遊びに行きますと約束した。
部屋に虫が大量に来るということを伝えるために一部の虫の死骸はそのままにしておいたけど、こんなによくしてもらうんだったら片付けておくべきだったと後悔した。一応、網戸閉めてても入ってきてましたよとは口頭でも伝えたけど、でも良くしてもらったからとそう思っているようでは心の清さが足りない。反省した。
出発前には奥さんにかなり写真を撮られた。鉄砲撃ちのおっちゃんとのツーショットも。写真を撮られるのは好きじゃないけど、今回は顔隠せる雰囲気ではなかったので、ぐへへってな表情で()

雨の前に今日中に宿毛市に入っておきたいといつものように厳しめの目標を立てて出発した。

ここにきて、すべてが良い方向へと向いたようなそんな気分だった。出会いとはほんとに見事なものだ。

四国歩き遍路の旅 18日目

6月10日。
夜明けの公園に響いていたのはカエルの大合唱。アルトはウシガエル。小鳥も途中参加してきて、多分いつも一羽でいるような大きな野鳥の高い鳴き声も時折平野に響き渡っていた。
寒かったので寝袋の中で座って、群青色の空や、その色を塗り替える日の出を見ながら、朝食にパンとカロリーメイトを食べた。
僕は旅をしていて、様々な問題はあるけど、楽しんでいるから、問題はない。そう思った。
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前夜にどんなに悩んでいても、起きるたびに、新しい朝が来るたびに、まだやれるという気持ちになる。
だからこのときは、歩くしかないだろって旅を自分はしているんだから、そりゃ歩くしかないだろうと決意を固めた。

準備をしてから、5時45分に出発した。
今日もどうなるかわからないけど、あれやこれやとそう気を揉まずに、今は歩くということだけに集中しよう。
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