4月29日。
目が覚めたが明らかに起きるには早いことはわかった。それでもしばらく経っても眠れず、スマホを確認しに行くとまだ1時台だった。しかもUSBが外されていて充電されてないという悲劇。
部屋に戻ると、トイレに行っていたベッドが下のおじいさんと、先どうぞ先どうぞという譲り合いを繰り返した。深夜にウケる。
それからまた眠れはしたが、どこかのおっちゃんの寝言だろうか、一瞬聞こえた大きな声で目が覚めた。顔を洗ってもう一度確認すると5時55分。
この夜はなかなか寝付けなくて困った。昼寝は禁物か。夢はオープンテラスの居酒屋のような店で、ビビンバをおじさん店員に注文するというわけのわからない内容だった。
まだ寝ている人もいたが6時10分には誰かが電気つけた。はい、グッジョブ。
指の裏のマメはあるけれど、足の裏には今回はできていない。少し前に小さなものはあったけど今は消えていて、足の裏だけ見れば歩いているのが嘘みたいに綺麗だ。何かしらの対策の効果なのだろう。
起きてきたJKはバスケットボールのTシャツを着ていた。バスケやってそうな雰囲気だもんな。年齢は二十代後半かな。
どいつもこいつも英語ばっかだぜというようなことを言っていたドイツ人のおっちゃんからグーテンモルゲンと挨拶されたので、そのままドイツ語で返してあげた。ヨーロッパなのに~というストレスでもあるのだろうか。
6時半に荷物をまとめた。とりあえずレオンまでをモチベーションに頑張ろう。あと4日だ。
1階では朝食を食べている人が多かった。自分は行かなかったスーパーに行った人が多いのだろう。
小さな白人の女の子が入り口が開くのを待っていたら、韓国女子があっちから出られるよと教えてあげていた。優しい。
イタリア人っぽいモデルみたいな体型の女の子もいたが、ニット帽を被っていてもその小顔っぷりが際立っていて、こんな子もいるんだなとしみじみ。
裏口からも出られたのだが、シスターが来て正面の入り口(上の写真の左)が開いたのでそこから最初の一人として出た。その次に出てきたケイ君とおはようと挨拶を交わした。珍しい日本語でのやり取り。
うーん、朝食どうしようかな。6時台じゃ店はやってないし、次の町のカフェでも狙おうか。
教会前でストレッチをした。唇が乾燥してひび割れているので、リップクリームをバックパックの奥底から出したいけれど、パッキングをしてしまった今は無理だ。
道端に落ちていたゴミをゴミ箱に捨てるという久しぶりのボランティア精神のある朝だった。ちょうどゴミも落ちていたし、ゴミ箱も定期的にあったので可能だった。正しくあることも大事だ。
音楽を流している店はあっても営業はしていないし、まだ空は暗いから道がわかりづらかった。
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