新世界より

やたらとハンガリー人の女の子に会うカミーノ旅を終えてから一年が経過して、昨晩は福岡サンパレスでの日本・ハンガリー外交関係開設150周年の特別記念コンサートへ行ってきました。
演奏はハンガリー・ブダペスト交響楽団。指揮は小林研一郎。ピアノソリストにフジコ・ヘミング。

曲目は以下。
ブラームス: ハンガリー舞曲 第1番・第4番
モーツァルト: ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 (ピアノ:フジコ・ヘミング)
リスト: ラ・カンパネラ (ピアノ:フジコ・ヘミング)
ドヴォルザーク: 交響曲 第9番『新世界より』

Kitriの影響もあるだろうけど、『新世界より』聴きたいなーと思っていたら、ちょうどこのコンサートの存在を知って、すぐにチケット購入したから随分と楽しみにしていたんだけど、まあかっこよかったです。クラシックって敷居が高く感じる人もいるだろうけど、そんなことはなくシンプルに、かっけーんですよ。

足も体調も悪いとのことで、歩行器のような車椅子で現れたフジコ・ヘミングも良かった。いたいけな少女の持つ儚さとは対極にあるような”幽玄”を感じたというか、そんな演奏、佇まいだった。
今、聴けてよかったなと強く思った。

アンコールのブラームス: ハンガリー舞曲 第5番は当然誰しも知る曲だし、そのせいか会場が盛り上がりすぎて手拍子が起きちゃって、指揮者のコバケンが演奏をすぐに中断して、やんわり注意してからやり直しってシーンはあったけど、楽しめましたよ。
時間が経つにつれて、隣のおっちゃんのからあげのような体臭が増していったり、メロディを口ずさんじゃうおばちゃんはやっぱりいたけど、うん、楽しかった。

次のクラシックコンサートは何を聴きに行くだろうな。

【音楽】宇宙ネコ子『君のように生きれたら』

平成の終わりと令和の始まりが近付いて、崩御ではなく譲位に伴う改元ということもあり、世間は10連休GWでお祭り騒ぎなのに、自分は連休感ゼロな上に、YouTube様に1ヶ月収益無しペナルティをいただくという災難に見舞われてます。
でも平成生まれとして初めて体験する改元だし、ゴールデンな気分になるために(という理由を付けて)、4月24日発売の宇宙ネコ子の「君のように生きれたら」というアルバムを購入した。
CDを買ってもすぐにデータ化するから、手元に置いておきたいというよりは、応援してる証、次作も楽しみにしてるよというエールを込めての購入になるわけだけど、まあ、このアルバムが平成最後に購入したCDということになるだろう。(令和になってCDというものが生き残っているかはわからない)

その宇宙ネコ子を知るきっかけになったのは(冬日さつきさん経由で)表題曲の「君のように生きれたら」を聴いたことから。
 

 
ユニット名(松原みき由来だろうけど)やアートワークを見ると、サブカル女子が好きそう…感に溢れてるけど、
音楽性はわりと正統派なオルタナティブ・ロックだし、日本人の女の子ボーカルということを含めるとこの手のバンドは正直貴重だと思う。

人生のスピード

誰にでも聞けることではないし、誰もが答えてくれるわけでもないけど、人の生い立ちだとか、どんな日常を過ごしているかとか、そういう個人的すぎる個人的な部分の話を聞くのが好き。
でもそれを聞いて自分の人生に活かすとかではなく、ただ単に聞くこと自体に満足感を覚え、やっぱりいろんな人がいて、いろんな人生があるんだな~と感慨深く思うだけ。
本当に、いろんな人生がある。もちろんうまくいっている人もいれば、うまくいっていない人だっている。

誰だってそうだけど、人はよく自分の人生を他人の人生と比べてしまう。そして気にしてしまうのはいつも、自分が誰かより劣っている部分。
あの人に比べて自分は、異性にモテない。偏差値の高い学校に行けなかった。収入が少ない。休みが少ない。結婚ができていない。子供がいない。等々、わりと際限なく挙がると思う。
身体的な部分や性的指向的に例外の人は今回は置いておいて、人生においてほとんど誰もが通る道で、同年代と比べずにはいられない点を挙げるなら、
それはきっと「初体験、結婚、出産」辺りになるだろう。(こうして見るとどれも異性絡みのイベントだ)

自分も20代後半になったので、同級生たちが結婚式の写真や、子供の映像をSNSにアップしているのを頻繁に見かけるようになった。
その一方で、まだ結婚していない同世代も多くいるわけだけど、出産へのタイムリミットが迫っているのは事実なので、男子よりも女子の方が遥かに大きな焦燥感を抱いているように思える。
彼女たちの愚痴を聞けば、まるで自分自身の存在価値が薄れているように感じているのがわかる。でも残酷なことに、若ければ若いほど需要が多いというのは世の常だ。

同年代・同世代と比べてしまって、このままでは行き遅れてしまうと焦る気持ちは確かにわかる。猶予が長いとはいえ、男だって馬鹿にはしていられないことだから。
でも、焦りすぎるのは違うと思う。そういった人生の通過点が早ければ早いほど正解なのかというと、決してそうとは限らない。
なぜなら、何が正解かは誰にもわからないから。

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