6月4日。
震えるような寒さも壁があるので寒くなかった。しかし人が来そうな場所だから焦る。
そして、まあ、寒いといえば寒かった。扉はいつ誰が来てもいいように、程無くして開けたし。
午前5時前の朝焼け。

足裏にタコが広がっていることに驚きはないけど、血行が悪いのかなんなのか足の指先が真っ赤、いや、真っ黒になっていることに驚いた。
ちなみにここのトイレはやたらと高性能だった。ウォシュレットもついてるし、手洗い場ではお湯も出た。
この付近だけの問題ではないけど、なかなかゴミを捨てられる場所ってないなと度々困っていた。コンビニにはゴミ箱があるけどコンビニ自体少ないし、スーパーにはゴミ箱がないとこもある。ポイ捨てなんかするわけないわけで、しかしポイ捨てする人たちのゴミは拾うわけで、捨てられる場所があるまで手持ちのゴミを無限のように増やしつつ歩いた。
6時になるとキンコンカンコンと日本人には馴染みのありすぎるチャイムと爽やかなメロディの曲が流れた。
出発前にパックパックを背負った男の人と挨拶をした。確か自販機で飲み物を買うために少し離れているときで、僕より先に僕の荷物を見つけたようでそれから挨拶という流れになった。多分同じ方向に進んでいる歩き遍路の人。
寒いな…と体を震わせながら、6時14分に出発。




