四国歩き遍路の旅 7日目

5月30日。
5時前に寒さに耐えていた。防寒具を送るのは失敗だった。そのとき着ていた服も多少湿っていたから余計寒さを感じた。
iPhoneの画面内部はまだ曇っている。
朝食を食べているときに、ふと足元を見たらムカデが這っていた。ほんとムカデはやめてほしい。蜘蛛や蟻とは大違いの恐怖感。
あれもこれも水分を吸ったままで重い。靴の中にテイッシュを詰めてはいたけど効果はなかったようで濡れたまま。仕方がないからそのまま履いたら、一瞬で新しい靴下まで浸水。まあ気持ち悪い。

出発前荷物をまとめる際に、自分のもの以外のゴミも袋に入れサイドバッグに詰めた。
お遍路さんの中にもみっともない人間は沢山いる。まあ菅直人や清原もしてたんだからそんなことはわかりきってはいたけど。
でも実際にそういった無責任な行為を目の当たりにするとイラッとくる。栄養ドリンクのゴミを捨て歩く人間なんて、もう最初から歩かない方がいい。
とはいっても、地元の人への恩返しも込めて自分が片付けた。誰かが拾うだろうではその誰かの負担になるから。問題に気付いた人間が(可能であるならば)その問題を対処すべきというのは常日頃から思っている。
(なにかこのゴミうんぬんのメモを読み返したらやたらと強い言葉で非難していた。機嫌が悪かったのだろうか。疲労も原因かもしれない)

7時3分に出発した。
疲れから準備を進める速度が遅かったというのもあるけど、今日は進む距離が短いから少しはゆとりがある。
トンネルを抜けて進んでもいいんだけど、車通りが多いとストレスだから、遠回りにはなるけど弥谷観音の方へと進むことにした。
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自分を追い抜いていった軽トラの荷台に柴犬が乗っていて目が合った。可愛かった。

四国歩き遍路の旅 6日目

5月29日。
4時頃に目が覚めた。鳥は鳴いていたけど、そこまで騒がしくはなかった。
と思っていたけど時間が経つと少しだけ騒がしく鳴き出した。でも危惧していた虫はほとんどいなかったし、車も少なかった。耳栓とマットなしでここまでリラックスできるとは想像していなかったので助かった。

霧は晴れていたけど、さすがに寒いので寝袋の中にくるまっていた。
新聞配達のバイクや早朝出勤の車の人にちらちらと見られたけど別に気にはならなかった。

トイレに行くと大きな蜘蛛が壁に止まっていることに気付いたけど、電気もついたから問題なし。水場では顔も洗えて爽快だった。お店や自販機はないようだけど、寝床にする休憩所の近くにトイレと水場があるとこんなにも快適。
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朝食にはクリームパンなどを食べた。水があるおかげでしっかりと歯磨きもできた。

なんとなく置かれてあるノートを読んでみたら、岐阜の24歳(同い年?)がメッセージを書き残していた。この今まで見た中で最も若い人が書き込んでいるのはこれまでの休憩所でもきっと見た気がする。自分の少し前をきっと歩いている。一度も会ったことがないのに存在を知っている(一方的だけど)って面白い。ここで読んだかは忘れたけど佐賀の26歳も序盤のノートで数回見かけた気がする。
ソファーがあるなんてアメイジングだ!的な外国人の英語による書き込みも。他にもいくつかの異なる言語での書き込みがあって国際色豊かだった。
――5月の終わりのこの日から離れて少し現在の話をする。断片的なメモからブログをこうして書いている今気付いたけど、この岐阜の24歳とは多分この先出会っている。本人に確認はしなかったけど(僕が読んだということを忘れていたから)、それに気付いた今思わず笑ってしまった。旅が終わって1ヶ月経つというのに、こんな楽しい気分になれるなんて。

四国歩き遍路の旅 5日目

5月28日。
例のごとくアラームより前に目が覚めた。いつもきまって4時半頃。
起きたと同時に気付いたのはこの休憩所が宿泊禁止だということ。まじか…とは驚くことは出来ても、もう泊まってしまった後なのでどうしようもない。
着いたのがもう夜暗くなってからだったのでこの注意書きが見えなかった。昨晩自分が着替えているときにウォーキングしていたママさん2人組は見てみぬふりをしてくれていたわけだ。
巡礼をしている身だけど自分には特に願い事がないから、せめてもの償いとして近隣住民の方の幸福でも願おうとこのとき思ったけど、効果があったかはわからない。小さな良いことでも起こってくれていますように。
未記入だけど一応納め札を入れておいた。
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小雨が降っていたけど、すぐに止んでくれた。

夜明けのブルーとなぜか主役に躍り出た電信柱。
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