四国歩き遍路の旅 31日目

6月23日。
祖母が出てくる悲しい夢を見ていて、起きると涙が零れていた。

痛み止めの効果が切れていて、寝起きからもう歯が痛い。そして雨だ。雨が降っている。

iPhoneについてはしばらく書いていなかったけど、この朝は液晶画面に(今までの曇りとは違う)水滴のようなものが広がっていて、何日も前からあった右側の黒い部分も範囲が大きくなっていることに気付いた。

テントのファスナーを開くと、すぐそばに置いてあったサンダルはびしょ濡れになっていた。そのサンダルを履いて建物の方まで移動すると、軒下にあった靴は更に濡れていた。他の物もまったく乾いてない。夜露負け。ここで物を乾かすというのが無謀、夢物語だった。

朝食。
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昼間は夜に比べるとマシだと思うが、念のため朝食後にイブを飲んだ。

赤い橋。
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その先の紫陽花。
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四国歩き遍路の旅 30日目

6月22日。
夜中には男女の笑い声が聞こえたり、改造マフラーのバイク集団が来たりした。国道沿いの道の駅だから仕方がない。

遍路が死の旅なら、 今の自分が死ぬということだろうか。それはつまり、新たな自分に出会うということなのか。別にそんな再生は望んでないけど。

夜の間に靴の中には大きな蜘蛛が入っていた。
翌日になって改めて感じたのは駐車場で車中泊している車の多さ。でも遍路以外の人がほとんどだと思う。いろんな形の旅があるから。

爪は歩く前から痛んでいるが、僕の中のリトル弘法大師が()、いや、手に握る金剛杖の化身が…歩けと言っている。足が腐ることはないからと。

控えめな宣伝。
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5時過ぎに起きたが、もっと早く起きても良かったなーと思いつつ、いつもより入念に準備体操をして6時7分に出発した。

雨がいつ降り出してもおかしくない空だった。

民家の前を歩く際は、杖を地面に突く音は小さくなるよう常に意識しているが、こういった朝早い時間はより意識して歩いていた。紐を握って鈴も鳴らないように心掛けた。
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海はそれなりに近いが見えることはない。
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四国歩き遍路の旅 29日目

6月21日。
夜中にまた歯が痛くなって苦しかった。この旅を終わらせて早く歯医者に行きたい。歯磨き出来ない日もあるし、虫歯進行という意味では最悪の条件下にいるわけだから。(結局虫歯ではなく歯茎が悪かったんだけど)(普通に汚い)

ぽっちゃりしてるけど今時の女の子ってな雰囲気の人とすれ違った。あれ、この人が昨日おばあちゃんとの親子の娘の方だったっけ。いや、おばあちゃんと思ってたけど母親はもっと若かったか…?とあやふやすぎて何がなんだかわからなくなった。その人たちは7時前に宿を出発していた。

とびしまという部屋に泊まった。快適だった。なぜなら個室だったから。
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旅の間で手に入れた大切なものたちが、雨で濡れて滲んだり、破れそうになったりしている。でもどうすることもできない。ポンチョで来るべきだった。靴も間違えた。
自分の選択がことごとく裏目に出る旅だ。これが厄年なんだろうか。でも悔いてはいるけど、仕方がないとそこまで気にしてもいない。

住み込みヘルパーもありかもしれないなと考えていた。数時間働けば、家賃や光熱費は払わなくていいし、多くの出会いもある。稼ぎは自分で持っているなら空いてる時間を使ってそれをやればいい。まあ、その地を気に入ってないと続かないだろうし、宿の雰囲気というかスタッフとの人間関係なんかも大事ではあるけど。

朝食は昨晩マルナカで買っていた焼きそばパンとおにぎりを食べた。

コミュニティスペースの横には情報スペースがあって、この部屋には沢山の本が置いていたり、共用のノートPC、ミニキッチンや冷蔵庫もあって、掘りごたつのようなところでくつろぐことも出来る。この部屋のロフトのような場所でスタッフは仮眠を取るらしい。ちょっとわくわくするようなロマンを感じた。
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コミュニティスペースはカフェアンドバーにもなっている。飲んではないがカフェメニューはコーヒー以外全部気になった。
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