サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 13

4月24日。
6時6分、目に突き刺さるような明るさの照明がつけられた。目覚ましは7時10分に設定していたし、今日は歩かないので、もう少し寝ていたかったが、アルベルゲに泊まることを選んだのは自分なので文句は言えない。
手首はやっぱり痛くて、しばらく片方の耳栓も見つからなかった。コンセントはゴミ箱の裏にも2つあったが、あれはなかなか見つけれらないだろう。アルベルゲ側に使わす気はないと思う。
6時半になってもリーとフンはまだ寝ていたが、自分は洗顔等済ませた。

これからみんな歩くんだよな。でも自分は今日は歩かない。スパッツも五本指ソックスも履かない。ズボンは何を履くかまだ迷っているけど、とりあえずここをチェックアウトぎりぎりに出て、カフェでデスヨネ!みたいな名前の朝食を食べよう。(desayuno=スペイン語で朝食)
サンティアゴまでの今後の道をチェックしてみたが、レオン以降で長期休暇(2日以上の休み)が取りやすそうな街はなさげ。それだけ田舎町ばかりだということ。

この写真の質は低いが、霧がかった大聖堂のある風景は素晴らしい。

目覚めたリーから何時に起きた?と質問された。眩しかったから強制的に目が覚めたよと言うと、でも自分は…みたいな素振りをしていたので、だって君は寝袋を頭まで被ってたからと教えてあげた。

リーの歯ブラシセットにバナナ。スペイン語のことわざです。

同じフロアにいたジブリあばあさんはやっぱりぶっ飛んだ人だった。いろいろと喋るけど、その内容は意味不明なことが多い。
リーたちがオンタナスという町までバスで行くと言ったら「それはママが喜ぶわ、very organized」と。自分はヒゲを伸ばしなさいと言われた。「ヒゲが伸びて、体が強くなったら、あなたのママはあなたとわからないでしょう」
今日自分はこの街に留まると伝えると、なんでパックしてるの?と聞かれた。観光してホテルに行くからです…。(アルベルゲは基本2日連続では泊まれない)
おばあさんはログローニョから6日歩いてここブルゴスでもう終了らしい。そういう人もいるんだな。この街からは「ばっせろっな」に向かうとのこと。この「ばっせろっな」はバルセロナのことだが、思いきり舌を巻いた変な発音で、彼女がそれを口にする度に唾が飛んできていた。
本当にキャラの濃い人だった。発つときに言われたHave a nice day, Walk hard, Have a good life.はなんかかっこよかったけど。

ってかリーたちバスなのか。ちっとも気にしていなかったが、昨日のバスターミナルは実際に乗るバスをチェックしていたのか。でも良いと思う。旅の形は自由だ。
服装はジャージパンツはそのままで、観光用の靴下を出してサンダルというスタイルにした。
7時40分過ぎに時間だぞとあのヒゲおっさんが来たので、エレベーターの乗り換えを知らなかった白人男性1人と3人で降りた(どうやって上がってきたんだ…?階段か…?)。フロントのある1階の電気もさっさと消すという徹底ぶりだったが、チェックアウトの8時は近づいていたわけだから、それについての不満はない。

リーたちはバスの時間まで観光するからとアルベルゲに荷物を置いていた。ミジュ家族もバスらしい。元からのプランなのか、急に乗ることにしたのかは聞いてないのでわからない。

ソナとTJがアルベルゲ前に来た。TJは歩いてオンタナスまで、ソナもどこまでかはわからないが歩くらしい。

外は寒いが雨は降っていない。

サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 12

4月23日。
隣のおっちゃんがスマホを画面かなり明るめで使うし、おまけにその時間が2時過ぎや6時前とかだったから、真っ暗な部屋の中ではもはや刺激物だった。
とりあえず自分は6時過ぎのアラームで(今日は秒で)起きて顔を洗った。全然乾いていない洗濯物を取り込む際、まだ夜明け前の空には星が見えていた。雨は降ってない。

部屋に戻ると暗闇の中から末っ子デイビッドのコニチワの声がした。右手首はもう痛い。痛すぎる。
とりあえず寒いのにシャツが乾いていないので、中のTシャツを少し厚手のものに着替えた。
7時にレカが起きた。隣の部屋はもう電気がついているから、この部屋もつけようかなと考えたがアイリッシュブラザーズはみんなまだ寝ている。夜まで騒いでるからや…。
それにしてもめちゃくちゃ寒い。寒すぎる。

レカは準備が早い。いや、自分が遅い。このアルベルゲは朝食がないから道中で探すと言っていた。自分はカステラとクッキーを一切れずつ食べたが、もちろん食べ足りないので同じようにするしかない。
アイリッシュブラザーズにSee youと言うとデイビッドからSayonaraと返ってきた。どうやら完全に覚えた様子。
靴箱の前で靴紐を結びながらヘビメタ兄さんにも挨拶をした。ストックは小さくまとめて袋の中に入れてサイドポケットに収めた。

水場の前でジブリおばあさんがストック忘れたと言っていたが、今日もまた、それが彼女自身の独り言なのか自分に質問してきているのかわからなかった。

さあ、今日も始めよう。

サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 11

4月22日。
目が覚めた時刻はまさかのアラーム超えだった。6時半に設定していたのに、ハッ!なんか鳴ってる…!!と焦って止めに行ったときにはもう10分以上経過していた。
ベッドとコンセントは距離があるのにアラーム設定していたのが間違いだった。みんなほとんど起きていたとは思うが、5,6人の同部屋の方本当にごめんなさい…。

昨晩、寝る前に貼った絆創膏のせいでスマホが押しづらかったので剥がすことにした。
アイリッシュブラザーズは結局戻ってこなかった。多分町へと下りた先で父親にやっぱりここにしようとでも言われたに違いない。なぜか荷物も持って行ってたし、このアルベルゲ6€だし。

いろいろと準備をしていたら7時半になってしまった。レカのように食べ物は持ってるっちゃ持ってるけど、手持ちのカステラは意外と賞味期限も長いから、一切れだけ食べて、やっぱりレストランに行くことにした。

焦っても仕方ないだろう。優雅に行こうじゃないか。パンも焼いてもらったさ。

思いの外オレンジが大きくて食べ終えるのに時間が掛かったが、オレンジジュースは今までの中で一番美味しかった。おばちゃん店員はいつも微笑んでいて感じが良くて、最後はブエンカミーノ!と送り出してくれた。宿泊客もそう多くなかったのでほぼ全員と笑顔で挨拶を交わした。これでエナルギーはたっぷりと補充できた。
トイレに行って、靴紐を結んで、準備体操をして、8時12分に今日の歩みを開始させた。残り約520kmの旅。

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