サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 10

4月21日。
ニワトリが朝を知らせてくれて、何時かはわからなかったが目が覚めて、少し経ってから起きてみると5時半前だった。2時や3時じゃなくて助かった。
部屋を出て洗面所へ行くと、韓国の大人グループや同部屋のジョンも起きてきた。アジア人の朝は早い。正直、朝が早いということは一切苦ではないので、もっと巡礼者の行動リズムが早くなっても構わない。まあ、ヨーロッパ基準で進むからそうはいかないんだけど。
あの流暢な英語を話すアジア系男性はテニスのマイケル・チャンに似ていることに気付いた。中華系アメリカ人などそちらの人種かもしれない。

昨晩は正直落ち込み気味だったが、これからの時間を大切に使うために、何か大きなことを考えようと思った。時間はあるんだから、その長い時間を掛けてアイデアを練ったり、考え事をしたらいい。

朝食タイム。左はカステラの形はしているがザラメはついていなかったが、右のパンは中にクリームが入っていた。温かいものが欲しくなって、コーンスープでも買っておけばよかったと思った。

キッチンにある自販機が使えないと白人のおっちゃんと韓国人妻が少し困惑していた。故障なのかどうかはわからない。

部屋に戻っても真っ暗だったしほとんどみんな寝ていたから、ジョンが電気つけないだろうかと期待した。でも部屋に戻った瞬間に一番気になったのは部屋の臭い。なんていうか、人間の匂いが充満している。悪臭とまではいかないが、人間といっても歩き旅をしている人間だし、換気扇もなさそうだし、ご想像あれ。
そして何もしていないというくらい、寝袋をまとめたりといった負担の少ない作業をしているだけなのに肩が痛かった。そりゃ10kg以上を担いでいたら死ぬほど痛くもなる。
ソナが目を覚まして時刻を尋ねてきたのは6時14分。韓国ズにはうんざりしているが、無理にペースを変えて彼らから逃げてもどうせ違う韓国人がいるだけ。体力を消耗して韓国ガチャをするのも面倒だ。
韓国人についてだけでなく、勉強になることは多い旅ではある。そういった面では収穫を得ている。
でも遍路だって100%楽しいというわけじゃなかった。今は上手く思い出せないが、どんなだったっけな。

6時48分に荷物をまとめて広間のある階へと下りた。昨日確認はしていたが、ほとんど日本人の形跡のないノートに日本語で書き込んだ。(Pop…)

サンティアゴ巡礼報告会(2018年秋)

本当はこの記事はカミーノ巡礼をすべて書き終えて投稿したかったんだけど、まだ9日目の段階なんですよね。人はこれを怠惰と呼びます。
ブログを現在進行系で追ってくれている人からすると、本編にまだ出ていないキャラのスピンオフを読まされるみたいな形になって申し訳ない。でも溜めとくのもあれだし、しょうがない。

報告会とは、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会という団体が主催する、巡礼に行った人が体験談をプレゼンするようなイベント。
自分が巡礼中行動を共にした当時20代の女性(えりこさん)がその報告会で発表するということで、10月20日に東京の下北沢で行われたその会に参加してきた。ちなみに、彼女と同じように知り合ったのりさんと、ゆみこさんという2人も応援に来ていた。(2人はリタイア世代)
友の会や報告会についてえりこさんに教えたのはのりさん。彼は友の会が開いた説明会に旅前に参加していて、報告会の存在を知ったえりこさんが、じゃあ私それ出る!と言っていたのは旅の間に聞いていたんだけど、まさか本当に出るとは、ちょっと驚いたよね…!
今回の報告会の詳細は以下のURLで。プログラムの内容も書かれているので、気になった方は是非。
http://camino-de-santiago.jp/wp_blog/archives/6739 (サイトリニューアル?で公開終了したみたい)

実はこの報告会に参加するには一波乱あって、まあ正直に言うと、そんなに人が集まるイベントだとは想像していなくて、あれだったら当日受付でも大丈夫だろうと軽く考え、詳細も10月になるまで確認していなかった。
しかし、なんと、その確認した日(10月1日)には既に40席の座席チケットは売り切れで、もう募集は締め切られていた。
移動や宿の手配だけ先に済ませておけば問題ないだろうと、事前に航空券等は取っておいたのに、肝心のイベントに参加できないとはありえない…どうしよう…と困り果てたあげく、運営の方に嘆願メールを送ってみることにした。
内容は、立ち見でいいからどうか参加させてください、といった感じ。一緒に歩いていた人が報告する機会なんてもう二度とないだろうし、どうしても行きたかったからひたすらお願いした。
でも返ってきたのは、定員を越えての入場は禁じられているからご容赦くださいとのメール。その後どうかお助けくださいとのメールを再度送るも、それも駄目で、毎年2回開催されているので次回でもどうぞと。
え…どうすればいいんだ…どうしようもない…と途方に暮れていた。落ち度は確認していなかった自分に100%あるのだけど、でも立ち見ですら断るって何だよ…何が友の会だよ…もうZOZOTOWNにでも改名したらいいのに…と落胆というか、苛立ちというか、絶望というか…。自分の馬鹿さ加減にもしばらく落ち込んでいた。
今回の会にどうしても参加したいのに、もう参加する方法が残されていなかったから、実際諦めていたし、当日はショックを抱えっぱなしだろうけど、何をしようかな…と考えていたりもした。
だが奇跡的に?キャンセル者が出たとメールが入り、参加できることになった。本当に救われた。

当日ちょっと早く着きすぎたんだけど、集合時間が他の参加者より早い報告者のえりこさんはもう会場入りしていたので、かなり緊張している彼女に半年ぶりに再会した。

ボタフメイロ(というある儀式)の動画を流したいがホールにWi-Fiがなくて送れないとのことで、テザリングを貸したりと、ちょっとお手伝いできたので良かった。

まあそれから続々と参加者は集まり、一般席40+報告者とスタッフ10くらいでだいたい約50人程がいたかな。

サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 9

4月20日。
6時起床。顔を洗ってiPhoneを充電しているコンセントのところへ行くと、ある男性にグッドプラグだねと言われたので、いぇあ…そうだろ…?デュアルポートだぜ…とドヤ顔しといた。
そして朝食のパンを静かにもぐもぐと、ただもぐもぐと食べていたら近くの人たちも起きた。

可愛いくしゃみをしていたレカにヨーレゲルットと朝の挨拶をすると、笑いながら挨拶を返す彼女に、(その隣のベッドにいた)ドミニクが、それ何?と質問していた。レカは、彼がわたしの国の言葉でグッドモーニングを覚えてきて、ある日わたしを追い越すときに披露してくれたのと説明していた。
他の単語を見ても正直ハンガリー語難しすぎだろとしか思わないけど、周りにほとんど話者がいないなら、一つフレーズが聞こえるだけでも嬉しいものなのかも。

この旅はいつ誰かと、どこで、会えなくなるかはわからない。つまり、今会っている人と接するのが今が最後になるかもしれない。今日の道の途中でも会わないかもしれない。だからレカに昨日のお返しとしてチョコを渡した。

今日の服装に悩む。具体的に言うとシャツを着るかどうかなんだけど、標高的に峠越えはあるみたいだがどうしようかな…という内容の悩み。

リーは今朝もレンタカーに乗ろうと誘ってくる。お金はいらないから一緒に行こうと。あ、もしかしてリーが運転するレンタカーに他の韓国ズの荷物を載せているのか。

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