書き遍路を終えて

書き終わるのにまさか半年も掛かるとは思わなかった。
でもそれは、結願はまだか、高野山はまだか、と実際に歩いている人間も味わう感情を読んでくれている人にも味わわせるという技法です。いや、大嘘です。すみませんでした。

長い時間が掛かった理由は、サボって他の旅をしたりしていたということもあるけど、写真を選ぶのも、箇条書きみたいなメモを文章にするのも、無駄にそのときの自分に感情移入してしまったから。
写真を見返すと、もう歩かなくていいんだ!!というとてつもない安堵感と、よく歩いたな…という何ヶ月か前の自分へのリスペクトでいっぱいになっていたし、旅が終わってから心はわりとスッキリしていたのに、(特に後半になってからの苦しみの)文章を書いていると、その瞬間の精神状態に戻るようで、肉体的辛さを思い出すようで、もう歩いていないのになんだか疲れてしまっていた。

まだ書き終えてから時間が経ってないからあれだけど、最初の数日を除けばほとんど(自業自得感が強い)痛みがあったとはいえ、言い訳や愚痴ばっかだったなーと反省。
メモがそればっかりだったから仕方ないっちゃ仕方ないし、リアルな感情は書けたということになるけども。

自分もそうだけど、他のブログ等いろいろと見ていたら、納経所や宿などは、ありとあらゆる人から評されて大変だなと思った。不快にさせてたなら申し訳ない。

これでやっと次の作業に移れる。この書き遍路が終わって、やっと遍路旅が終わったなという気分。自分お疲れ。

四国歩き遍路の旅 38日目

6月30日。
5時前に起きた。アラームが鳴るまでは20分近くあったけど、枕の先の小窓から差し込む自然光とここ約40日間の習慣で目が覚めた。
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小さな物音が下から聞こえていたけど、カプセルから出るとかほちゃんも早くから起きていたということがわかった。起きられるか不安であまり寝られなかったらしい。
顔を洗ってから御廟へと一緒に歩いて向かった。
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高野山で迎える朝、その空。
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あまりに爽やかで、気持ち良すぎた。
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四国歩き遍路の旅 37日目

6月29日。
4時半起床。冷たいカレーパンとおにぎりを食べた。
旅が終わるような感覚はない。まだ少し道は続いているからだろう。
自分の体だけでなく、チャタリングをするようになったスマホを含む機械類もまた頑張ってくれた。

ここから先はもう遍路マークや道標だけで進めるだろうから、地図は不要と判断し、登山口付近の写真だけ撮ってバックパックの中に入れた。地図のスペース分空いた横のホルダーには自販機で購入した500mlペットボトルを入れた。2本体制。
多分雨は大丈夫だと思うのだが、念のためレインカバーだけつけて、仕事前にトイレや自販機に寄る男たちと会釈をし合って、6時14分出発。泥濘みは凄そうだ。
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さよなら道の駅ながお。
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カモメみたいな形の雲とダムもさようなら。
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