四国歩き遍路の旅 30日目

6月22日。
夜中には男女の笑い声が聞こえたり、改造マフラーのバイク集団が来たりした。国道沿いの道の駅だから仕方がない。

遍路が死の旅なら、 今の自分が死ぬということだろうか。それはつまり、新たな自分に出会うということなのか。別にそんな再生は望んでないけど。

夜の間に靴の中には大きな蜘蛛が入っていた。
翌日になって改めて感じたのは駐車場で車中泊している車の多さ。でも遍路以外の人がほとんどだと思う。いろんな形の旅があるから。

爪は歩く前から痛んでいるが、僕の中のリトル弘法大師が()、いや、手に握る金剛杖の化身が…歩けと言っている。足が腐ることはないからと。

控えめな宣伝。
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5時過ぎに起きたが、もっと早く起きても良かったなーと思いつつ、いつもより入念に準備体操をして6時7分に出発した。

雨がいつ降り出してもおかしくない空だった。

民家の前を歩く際は、杖を地面に突く音は小さくなるよう常に意識しているが、こういった朝早い時間はより意識して歩いていた。紐を握って鈴も鳴らないように心掛けた。
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海はそれなりに近いが見えることはない。
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四国歩き遍路の旅 31日目

6月23日。
祖母が出てくる悲しい夢を見ていて、起きると涙が零れていた。

痛み止めの効果が切れていて、寝起きからもう歯が痛い。そして雨だ。雨が降っている。

iPhoneについてはしばらく書いていなかったけど、この朝は液晶画面に(今までの曇りとは違う)水滴のようなものが広がっていて、何日も前からあった右側の黒い部分も範囲が大きくなっていることに気付いた。

テントのファスナーを開くと、すぐそばに置いてあったサンダルはびしょ濡れになっていた。そのサンダルを履いて建物の方まで移動すると、軒下にあった靴は更に濡れていた。他の物もまったく乾いてない。夜露負け。ここで物を乾かすというのが無謀、夢物語だった。

朝食。
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昼間は夜に比べるとマシだと思うが、念のため朝食後にイブを飲んだ。

赤い橋。
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その先の紫陽花。
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四国歩き遍路の旅 32日目

6月24日。
3時には完全に目が覚めていた。
夜の間に衣服やタオルを乾かすために回していた扇風機の風が寒くなって途中で止めた。窓も開けていて外気の冷たさも入ってきていたが、歩いて閉めにいくのも億劫だったので布団があって助かった。
一般家庭用の扇風機ではなく、業務用の本気の強風が吹く扇風機だったので、洗濯物もまあ乾いた。ワンセットだけだが匂いもだいぶマシに。

しかし問題はいくつかある。足以外の問題。
まずは、水が補給出来ていないのに次の自販機がいつあるかわからないこと。
そしてイブではもう効かないのでロキソニンを買いたいのだが、コース上に薬局はないし、今日の最終到達地になりそうな場所からも遠い。
洗濯と薬局の問題をどうにかしたい。この先ちょうどいい場所にゲストハウスでもあればいいのにないという現実。

ありがたい善根宿だった。
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4時42分、最後の県である香川を目指して。
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