サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 32

5月13日。
6時のアラーム音で起きたが、あれからまた少し眠られてよかった。しかし寝る前から感じているのだが、寒い。広い部屋はデメリットだらけだ。
海外にいて距離があるからこそ、クサいくらいに感謝の気持ちを文にして、誕生日と母の日のメッセージを送った。微弱の電波ではあったが、wi-fi caminoみたいな名前のWi-Fiならベッドルームからも通じたので送れた。セブレイロの山の上でシンが手伝ってくれたシステムだ。シンにもありがとう。

外からは激しい雨の音が聞こえる。隣のカナダ人姉弟は韓国系だけあって朝が早かった。おっちゃんの方は後で耳栓を探しにまた来たけど。
五本指はほぼ乾いているけど、トレッキングソックスが乾いておらず、急遽穴が少し空いている予備を取り出した。緊急事態なので仕方ない。

ベッドの片側を完全に空けるくらいくっついて寝ていたポップの携帯がベッド下に落ちていて、6時25分にびっくりするくらいの音量でメロディが流れた。毎朝やられるとストレスが溜まりそうだ。
自分のストックを置いていたベッド下を見るとこちらにも誰かのスマホがあった。夜中何かが落ちる音がしていて自分のかと確認したが、多分アーロンのだろう。まだ彼は寝ているので見つけやすいようにベッドの上に置いておいた。

1階に下りて、キッチンの電子レンジでパスタを温めて、りんごを丸かじりした。ドーナツも食べたし、カフェでのスモデナランハタイムは今日は無しかな。ボトルに入ったオレンジジュースも普通に美味しかったし。

昨日より距離が長いか、短いかが朝のモチベーションの基準。今日は、長い。
えりシンも今日アルスーアまで来れたなら最高だけど、多分難しいよなと思っていたら、えりこさんからアルスーアまで41kmというメッセージが届いたので、それはやめとこ!と送った。

アミノ酸のドリンクを作り終える頃に、アーロンがカップヌードルを作りにキッチンに来たので、スマホをベッドの下で見つけたんだけど、あれアーロンの?と聞いたら、ああ、そうだよ、ありがとうとお礼を言われた。
まさしさんも来て、数セット余っていた昨晩のパスタを指して、これ誰も食べねえなと呟いた。食べていいなら食べればよかった。
小悪魔ちゃんは自分を見つけてキラキラの笑顔で挨拶してくれた。これは勘違いしますわ。すきっ歯だけど可愛い。彼女を含めて、昨日ディナーで一緒だった人たちはもう顔馴染みだ。 

レカも下りてきた。でもレカとの立ち話は他の人たちより長め。「もう出るの?」「出るよー」「外寒いよ絶対」「大嫌いなんだよね寒いの」「わたしも」まあ、お互いに寒いの苦手なのは知ってるんだけど。
今日は彼女はアルスーアの手前のリバディソという町までらしい。モデルプランもそうだし、予想はしていた。でも道中のバーかカフェで会えるわきっとと声を掛けてくれた。

昨日とは逆の形で、吹き抜けの上にいたアマンダから話しかけられた。「明後日(サンティアゴで)会えるかな?」 「わかんない」「そっか、でも良い旅を」
これが別れになったけど、本当に2人に出会えてよかったと思う。本人の人柄なのだろうが、特にアマンダは優しく接してくれたし、このアルベルゲでの時間で自分のカミーノに一味違うテイストが加わった。良い出会いだった。心から感謝している。
 
誰かと話すとやっぱり楽しいなという7時過ぎのスタート。

バケツの餌をぶちまけるお馬さん。

サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 31

5月12日。
5時50分に誰かのアラームで目が覚めた。暖房器具はあるのに作動していないので室内は寒い。
そして外は久しぶりの雨。乾いていない靴下をぶら下げて歩くことはできないし、当然テンションも上がらない。雨続きだったなら、絶対にフィステーラ行きは決めてないだろう。

上の青年と隣のおっちゃんだけすぐには起きなかったが、他はぼちぼち起き始めて、カリブ感のある3人の男女は早めに部屋を出た。
6時半前におっちゃんが起きた。自分は朝食として1つパン(のような物)を食べた。

6時50分に外へ出た。寒いけど今は雨は降っていないのでレインカバーだけ。

みんな町の中心部から坂道を下りてきていて、その様子を見ながら準備体操をして、5分後に出発した。

サンティアゴ巡礼 -フランス人の道- Day 30

5月11日。
迷っていたが隣の部屋の誰かがトイレに行く音が聞こえたので4時40分に起きることにした。寝足りないとは感じるが、他の3人のおかげで、この旅で最も静かな夜を更新した。
深夜1時や2時でも修道院の鐘が鳴っていたことには驚いたが、この快適な夜の間にモバイルバッテリーもフル充電できた。優勝だ。

5時半前、こちらの部屋はまだ皆寝ているのに、隣の部屋からは話し声が聞こえていた。
30分になって1階へ下りると、多分隣部屋からのおっちゃんが2人いた。

パッケージは子供用お菓子そのものだが、ちょうどいいサイズの菓子パンだった。ヨーグルトはめちゃくちゃ美味しかったし、クッキーも口の中へと放り込んだ。すぐには休憩できないかもしれないし、したくないかもしれないから。

小学生の算数の問題かのように、おっちゃんが1人下りてきて、1人上がったあとに、もう1人上がった。その残っていた1人から麦わら帽子をバックパックの後ろに結んでくれポルファボールと頼まれた。
なんだか難しかったけど途中で落ちないことだけを願う。落ちてるの見たくないよ…。靴か足を指差してI have problemという文言だけ英語で言っていた。そして彼だけ一人先に出発した。
それからグループが全員(5,6人くらいだったかな)下りてきて、1人がスペイン語は話せるかい?と話しかけてきた。「ノー」「コリア?」「ハポン」「オー、ハポン!ペリグー」
6時10分頃にみんな宿を発った。

残ったオレンジジュースは捨てずにペッドボトルに入れた。自分の巡礼中あるあるだが、ポケットからスマホを取り出しまくるので指のさかむけがどうしても酷くなってしまう。顔をしかめるくらいには傷みが増していたので絆創膏を巻いた。今日は寒くて曇りっぽいので日焼け止めは塗っていない。

1人のおっちゃんが忘れ物で戻ってきた。ポルトマリンまでは自分と一緒だが、彼らは多分その先まで進むっぽい。だから早く出るんだろうな。全員荷物サービスを使ってはいるけど。

6時17分に出発した。当然白い息が出る。6時には出られなかったけど問題ないでしょ。

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