5月13日。
6時のアラーム音で起きたが、あれからまた少し眠られてよかった。しかし寝る前から感じているのだが、寒い。広い部屋はデメリットだらけだ。
海外にいて距離があるからこそ、クサいくらいに感謝の気持ちを文にして、誕生日と母の日のメッセージを送った。微弱の電波ではあったが、wi-fi caminoみたいな名前のWi-Fiならベッドルームからも通じたので送れた。セブレイロの山の上でシンが手伝ってくれたシステムだ。シンにもありがとう。
外からは激しい雨の音が聞こえる。隣のカナダ人姉弟は韓国系だけあって朝が早かった。おっちゃんの方は後で耳栓を探しにまた来たけど。
五本指はほぼ乾いているけど、トレッキングソックスが乾いておらず、急遽穴が少し空いている予備を取り出した。緊急事態なので仕方ない。
ベッドの片側を完全に空けるくらいくっついて寝ていたポップの携帯がベッド下に落ちていて、6時25分にびっくりするくらいの音量でメロディが流れた。毎朝やられるとストレスが溜まりそうだ。
自分のストックを置いていたベッド下を見るとこちらにも誰かのスマホがあった。夜中何かが落ちる音がしていて自分のかと確認したが、多分アーロンのだろう。まだ彼は寝ているので見つけやすいようにベッドの上に置いておいた。
1階に下りて、キッチンの電子レンジでパスタを温めて、りんごを丸かじりした。ドーナツも食べたし、カフェでのスモデナランハタイムは今日は無しかな。ボトルに入ったオレンジジュースも普通に美味しかったし。

昨日より距離が長いか、短いかが朝のモチベーションの基準。今日は、長い。
えりシンも今日アルスーアまで来れたなら最高だけど、多分難しいよなと思っていたら、えりこさんからアルスーアまで41kmというメッセージが届いたので、それはやめとこ!と送った。
アミノ酸のドリンクを作り終える頃に、アーロンがカップヌードルを作りにキッチンに来たので、スマホをベッドの下で見つけたんだけど、あれアーロンの?と聞いたら、ああ、そうだよ、ありがとうとお礼を言われた。
まさしさんも来て、数セット余っていた昨晩のパスタを指して、これ誰も食べねえなと呟いた。食べていいなら食べればよかった。
小悪魔ちゃんは自分を見つけてキラキラの笑顔で挨拶してくれた。これは勘違いしますわ。すきっ歯だけど可愛い。彼女を含めて、昨日ディナーで一緒だった人たちはもう顔馴染みだ。
レカも下りてきた。でもレカとの立ち話は他の人たちより長め。「もう出るの?」「出るよー」「外寒いよ絶対」「大嫌いなんだよね寒いの」「わたしも」まあ、お互いに寒いの苦手なのは知ってるんだけど。
今日は彼女はアルスーアの手前のリバディソという町までらしい。モデルプランもそうだし、予想はしていた。でも道中のバーかカフェで会えるわきっとと声を掛けてくれた。
昨日とは逆の形で、吹き抜けの上にいたアマンダから話しかけられた。「明後日(サンティアゴで)会えるかな?」 「わかんない」「そっか、でも良い旅を」
これが別れになったけど、本当に2人に出会えてよかったと思う。本人の人柄なのだろうが、特にアマンダは優しく接してくれたし、このアルベルゲでの時間で自分のカミーノに一味違うテイストが加わった。良い出会いだった。心から感謝している。
誰かと話すとやっぱり楽しいなという7時過ぎのスタート。

バケツの餌をぶちまけるお馬さん。







