6月11日。
5時20分起床。向かいの部屋、ゆうた君はもう起きているような気配がある。そういえば6時とかに歩き始めると言ってたっけ。
手を汚した甲斐()もあり、虫については問題なく眠れた。ベッドの隙間等に潜んでいたのが何匹かは生き残っていたけど。
日に日に朝の準備がゆったりになっている気がする。荷物のまとめ方を変えたからか、一日の始まりから焦らないという考え方になったのか、朝になっても残っている疲れや痛みに辟易して遅れるのか。
でも今は気分は悪くない。洗濯物はまだ少し湿っているけど、でも問題はない。
準備を終え、部屋を出てチェックアウトへ向かうために、(玄関ではなく本館との最短にある扉から出入りするようになっていたので)外に置いてあった靴を履こうとすると、靴の中には奴らの羽根の置き土産が無数に入っていた。取り除いてから本館へ。
午前7時頃、本館の入り口前にはちょうど出発直前の逆打ちのおっちゃんと見送る奥さん、九頭竜さんもいた。
奥さんからはお接待ですとおにぎりが2つ入ったパックを、九頭竜さんからはまさかの錦と金の納め札を頂いた。九頭竜さん自身のではなく協力者から貰った札らしいけど、思わずテンションが上がった。本当にいいんですか…!?と。

靴紐を結んでいると、一番下からではなく2段目から通すと楽になるよと教えてもらった。早速それを試してみると先端にゆとりができて本当に楽になった。これが知恵らしい。
昔鉄砲撃ちだったという逆打ちのおっちゃんも色は白だけど詳細に書き込んだ納め札をくれた。この先にあるという足の痛み(?)に効くたぬきの油を扱っている民宿を奥さんに教わっていた。
九頭竜さんからは君とはまた縁がありそうだと言われた。縁がある人とは3回は会うらしい。感謝を伝えて、ブログ遊びに行きますと約束した。
部屋に虫が大量に来るということを伝えるために一部の虫の死骸はそのままにしておいたけど、こんなによくしてもらうんだったら片付けておくべきだったと後悔した。一応、網戸閉めてても入ってきてましたよとは口頭でも伝えたけど、でも良くしてもらったからとそう思っているようでは心の清さが足りない。反省した。
出発前には奥さんにかなり写真を撮られた。鉄砲撃ちのおっちゃんとのツーショットも。写真を撮られるのは好きじゃないけど、今回は顔隠せる雰囲気ではなかったので、ぐへへってな表情で()
雨の前に今日中に宿毛市に入っておきたいといつものように厳しめの目標を立てて出発した。
ここにきて、すべてが良い方向へと向いたようなそんな気分だった。出会いとはほんとに見事なものだ。






