四国歩き遍路の旅 16日目

6月8日。
4時半に目が覚めた。カーテンは自分のベッドからは離れているので、起きてからもいっときは真っ暗なままで過ごした。
もう少し寝ていたいと思うような、なんだか眠たい朝だった。太陽光の力を借りてほぼ強制的に起きるということがいかに人体に有効かを知った。

2人も起きると出発の準備を始めた。その準備のほぼ最終段階でペットボトルに水を汲んでいたら、奥さんが僕と中野君にアミノ酸が入ったスポーツドリンクの粉末をプレゼントしてくれた。ドラッグストアで聞いたらこれが一番良いと勧められたらしい。かっこいい兄貴のような存在だった。 
靴は乾ききっていなくて濡れたまま。でも仕方がない。このまま歩くしかない。

窓越しに見る太平洋と朝日。
img_0913
IMG_0910
朝からキャワワ。
IMG_0912 IMG_0914
6時からフロントでのチェックアウトOKということで、その時刻に合わせて3人で来たのに、誰も現れなかった。
実はこれから船に乗る予定だから、少し焦ったんだけど、そう時間経たずに来てくれたので良かった。

四国歩き遍路の旅 15日目

6月7日。
5時過ぎに起きると既に雨は降っていた。おっちゃんもわりとすぐに起きたので挨拶をすると、直後に寝起きの放屁をぶちかましていた。

雨の雪蹊寺を眺めながら朝食を取った。雪ではない。
IMG_0818
お手洗いが本堂の横にあって、通夜堂からその場所までは屋根がないので走った。朝からダッシュ。

出発したのは6時20分頃。
おっちゃんとは爽やかに別れた。いろいろとお世話になりましたと言うと、またどこかでという言葉を返してくれた。
良い人だった。人を見た目では判断してはいけないと戒めになった。これからも、誰とでも接してみるというのは決して悪いことではないはずだ。

荷物は昨日までに比べればコンパクトにまとまったけれど、予想通り今度は縦へと膨らんでしまったから、バックパックの上の部分が歩くたびに笠に接触するので、かなり後ろが気になる状態だった。
途中から笠を隙間に挟んで歩いていたけど、このときはまだそこから水滴が荷物へと染み込んでいるとは露知らず。
IMG_0819

四国歩き遍路の旅 14日目

6月6日。
朝を迎えると、奥さんがリビングにいたので挨拶をした。昨日は88番札所まで行っていたというようなことを聞いた気がする。
気掛かりだった昨日遅くなったこともちゃんと謝れた。心配してくれていたみたい。こっちにいる友達と会えたの?それはよかったね。と言ってくれた。
優しくて気さくなおばちゃんで、お遍路の話を中心に楽しく話した。元々山とかも登る人らしくて、お遍路さんと仲良くなったことがきっかけで、周りの反対を押し切って、このゲストハウスを始めたらしい。
自分の肌の色(日焼け具合)を見て、本当に歩いている…?と笑いながら言われたりもした。比べ物にならないくらいみんなもっと黒くなるらしい。
カメラは送り返したと話したら、この前来た台湾辺りの女の子もそうしていたと教えてもらった。やっぱり少しでも荷物を減らしたいというのが歩き遍路の共通点。

準備をしているだけで暑い朝だった。きちんと奥さんと話したかったから5時や6時に出発したりもしてないし。

自分がバックパックの両端に荷物をぶら下げているのを見て、改良の余地ありじゃない?といった指摘をされた。自分でもなんとかならないものかと思いつつも、仕方ないのかなとそのまま歩き続けてきたけど、でも確かに言われた通り、ぶらぶらと揺れ動くのは気になる。もう出発間際だったから、このときはそのままだったけど、次に荷物を整理するときは服をもっと小さくまとめたり、そういう工夫をしようと決めた。
この先の清瀧という町のサニーマートというスーパーの花屋さんに奥さんの勤め先はあるから、よかったら寄りにおいでと言ってくれた。
昨日電車に乗った土佐一宮まで車で送ってあげようか?と聞かれたけど、戻って歩き直すということはしないから遠慮した。すべてを歩くというこだわりがないなら、あれだったら路面電車を使って次のお寺の近くまで行けば?とも提案されたけど、ここから竹林寺までは歩くことにした。戻りはしないけど、歩いて行く。変なこだわり。
でもそういった知らない土地の情報は素直にありがたかった。路面電車で近付けるということなんてまったく知らないことだし。

この先もまだお世話になるけど、本当に優しさに溢れた奥さんに感謝でいっぱいだった。
見送られながら、このゲストハウスがもっと賑わいますようにと願った。

高知駅とは逆方向なので、通勤通学の流れに逆らいながら、竹林寺へと歩いて行く。
元は雨予報だったのがまさかのかんかん照り。
IMG_0728IMG_0729
道は多分合っているんだけど、念の為に国分川の手前で地図を広げていたら、信号待ちをしている原付に乗ったワイルドなおじいちゃんが後ろを指差して、何か言っていた。
発していた言葉はまったく聞き取れなかったけど、お寺がある方向はわかった。ありがたい。
IMG_0730
IMG_0731

Scroll to top