四国歩き遍路の旅 12日目

6月4日。
震えるような寒さも壁があるので寒くなかった。しかし人が来そうな場所だから焦る。
そして、まあ、寒いといえば寒かった。扉はいつ誰が来てもいいように、程無くして開けたし。

午前5時前の朝焼け。
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足裏にタコが広がっていることに驚きはないけど、血行が悪いのかなんなのか足の指先が真っ赤、いや、真っ黒になっていることに驚いた。

ちなみにここのトイレはやたらと高性能だった。ウォシュレットもついてるし、手洗い場ではお湯も出た。

この付近だけの問題ではないけど、なかなかゴミを捨てられる場所ってないなと度々困っていた。コンビニにはゴミ箱があるけどコンビニ自体少ないし、スーパーにはゴミ箱がないとこもある。ポイ捨てなんかするわけないわけで、しかしポイ捨てする人たちのゴミは拾うわけで、捨てられる場所があるまで手持ちのゴミを無限のように増やしつつ歩いた。

6時になるとキンコンカンコンと日本人には馴染みのありすぎるチャイムと爽やかなメロディの曲が流れた。
出発前にパックパックを背負った男の人と挨拶をした。確か自販機で飲み物を買うために少し離れているときで、僕より先に僕の荷物を見つけたようでそれから挨拶という流れになった。多分同じ方向に進んでいる歩き遍路の人。
寒いな…と体を震わせながら、6時14分に出発。

四国歩き遍路の旅 13日目

6月5日。
布団や毛布があるって本当に最高。汗拭きシートではなく入浴してからだとなお快適だけど、でもきちんと寝れる環境というのは体力の回復具合も違うからありがたい。
しかし歩き続けていれば、足中に毎日いろんなマメが増えていく。足以外の部分も疲労が重なれば正常な状態ではなくなっていく。寝起きに感じる疲れや痛みはあまりいいものではない。
でもこれからどんな出会いがあるだろうと思った。朝はいつもポジティブだ。
外の様子を見てレインウェアを着たのに、窓を開けたら降ってないというオチだった。でも降るかもしれないし、荷物まとめたのにまたしまうのも面倒だし、そのまま歩くことにした。

午前6時過ぎに出発。
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西分駅近くの自販機で小さめの飲み物を買った。やっぱりここの電車乗ってみたい。
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ねこあつめ。
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四国歩き遍路の旅 14日目

6月6日。
朝を迎えると、奥さんがリビングにいたので挨拶をした。昨日は88番札所まで行っていたというようなことを聞いた気がする。
気掛かりだった昨日遅くなったこともちゃんと謝れた。心配してくれていたみたい。こっちにいる友達と会えたの?それはよかったね。と言ってくれた。
優しくて気さくなおばちゃんで、お遍路の話を中心に楽しく話した。元々山とかも登る人らしくて、お遍路さんと仲良くなったことがきっかけで、周りの反対を押し切って、このゲストハウスを始めたらしい。
自分の肌の色(日焼け具合)を見て、本当に歩いている…?と笑いながら言われたりもした。比べ物にならないくらいみんなもっと黒くなるらしい。
カメラは送り返したと話したら、この前来た台湾辺りの女の子もそうしていたと教えてもらった。やっぱり少しでも荷物を減らしたいというのが歩き遍路の共通点。

準備をしているだけで暑い朝だった。きちんと奥さんと話したかったから5時や6時に出発したりもしてないし。

自分がバックパックの両端に荷物をぶら下げているのを見て、改良の余地ありじゃない?といった指摘をされた。自分でもなんとかならないものかと思いつつも、仕方ないのかなとそのまま歩き続けてきたけど、でも確かに言われた通り、ぶらぶらと揺れ動くのは気になる。もう出発間際だったから、このときはそのままだったけど、次に荷物を整理するときは服をもっと小さくまとめたり、そういう工夫をしようと決めた。
この先の清瀧という町のサニーマートというスーパーの花屋さんに奥さんの勤め先はあるから、よかったら寄りにおいでと言ってくれた。
昨日電車に乗った土佐一宮まで車で送ってあげようか?と聞かれたけど、戻って歩き直すということはしないから遠慮した。すべてを歩くというこだわりがないなら、あれだったら路面電車を使って次のお寺の近くまで行けば?とも提案されたけど、ここから竹林寺までは歩くことにした。戻りはしないけど、歩いて行く。変なこだわり。
でもそういった知らない土地の情報は素直にありがたかった。路面電車で近付けるということなんてまったく知らないことだし。

この先もまだお世話になるけど、本当に優しさに溢れた奥さんに感謝でいっぱいだった。
見送られながら、このゲストハウスがもっと賑わいますようにと願った。

高知駅とは逆方向なので、通勤通学の流れに逆らいながら、竹林寺へと歩いて行く。
元は雨予報だったのがまさかのかんかん照り。
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道は多分合っているんだけど、念の為に国分川の手前で地図を広げていたら、信号待ちをしている原付に乗ったワイルドなおじいちゃんが後ろを指差して、何か言っていた。
発していた言葉はまったく聞き取れなかったけど、お寺がある方向はわかった。ありがたい。
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